21日、テジョンでオールスター戦が行われました。
試合は東軍(イースタンリーグ)が5対2で勝利。
MVPは2安打2打点のファン ジェギュン選手(ロッテ)が獲得しました。
オールスター戦

ファン ジェギュン選手は2010年のオールスター戦でサヨナラヒットを
放っていますが、MVP受賞は初めてです。

ざっと写真で当日の様子を振り返ります。

開場前、場外はチケット引き換えなどの人たちでいっぱい。
改めて野球人気の高さを感じます。
オールスター戦

グラウンドでは昨年同様、各球団2名ずつが参加しブースを設けてのサイン会。
オールスター戦

オールスター戦
非常に暑かった夏の日のテジョンです。

斬新なイベントだったバント王決定戦。
オールスター戦

一、三塁のライン際に半円形の的が描かれたシートが敷かれ、
それに向けてバントを行うというもの。
ダーツのように円の中心に行くほど高得点となります。

優勝はイ ヨンギュ選手(キア。写真右)。ボールを投げたキム サンフン選手(キア)と
喜びをわかちあいます。
オールスター戦
イ ヨンギュ選手、結婚してから感情表現がオープンになったように感じるのは、
当方の気のせいでしょうか。

ファン投票で10ポジション全てを独占したロッテ。選手多すぎです。
オールスター戦
投手部門は故障のソン スンジュン投手に代わってユモン投手が出場。

オールスター戦
2007年以降、6年連続して満員となったオールスター戦。

オールスター戦
先発のユモン投手は監督への愛を表した特製ハートマークのユニフォームを着用。

試合前に予選が行われたホームラン競争は、
5回裏終了後、予選上位2人による決戦が行われました。

10アウトになるまで打ち続け、最も多く柵越えを放った選手が優勝となるホームラン競争で、
キム テギュン選手(ハンファ)は、予選で4アウトの後、
12本連続してホームランを放ち、ダントツの14本で決戦進出。

そしてパク ヨンテク選手(LG)との一騎打ちでは6本のアーチをかけ優勝しました。
オールスター戦

オールスター戦

オールスター戦
試合後は恒例の花火です。

毎年書いていますが、1リーグ制で対戦の新鮮さと真剣味に欠く韓国のオールスター戦。
しかしお祭りとしては今年も盛り上がりました。

これまでには考えられなかったくらい、
街中でも野球に関する会話を耳にすることが多い、今の韓国。

 【現況についての参考】「韓国の野球場ってガラガラなんでしょ?」
                 →いえいえ、韓国では今、プロ野球が大盛り上がりなんです!
                 ~日本では伝えられていない、韓国プロ野球の現状について~

その一方で(人気とは関係なく)いやらしい野球をするチームがなくなり、
今年は球界全体で雑なプレーが非常に目立っています。

来春のWBCでその辺を露呈して、ヤバいぞなんて感じになっていったらとか
思っている当方ですが、
ん、WBC?最近、WBCについて、ちょろちょろ聞かれることもあるので、
以下に少しだけ。

まず当方個人の思うところですが、日本の選手会の考え方自体には反対と思っていません。
ただちょっとひっかかることはあります。端的にひとつだけ書くなら、
「もし自分が公の場で握手を拒否される側に回ったらいやだなぁ。
今回は、ユニフォームを着てない選手 vs 悪役 みたいのは見たくないなぁ」
ということです。

一方、韓国の選手会は「10球団目の新規参入への議論が進まない場合、
オールスター戦とWBCのボイコット」を掲げましたが、
KBOが10球団目について今後の方針を示したことで、
オールスター戦は予定通り行われました。

WBCボイコットに関しては、(当方の印象として)選手会の意志の強さの表れとして、
追加してのっかっちゃったように感じで、現在、それを推すような向きはありませんが、
まぁ、今後も(国内の)交渉の道具になることはあるでしょう。
また、日本の選手会の動きも少なからず影響するかと思います。

WBCのお金の問題で言えば、韓国もおいしい思いはしていません。
利益の分配比率がアメリカ66%、日本13%だったそうですが、韓国は9%でした。

加えて韓国は、前回大会の準備段階で大きな出費がありました。
2009年大会は当初、代表合宿を第1ラウンドが行われる日本の札幌ドームで行う予定でしたが、
やっぱり寒いということで、代表監督だったキム インシクさんの所属チーム、
ハンファのキャンプ地、ハワイ・オアフ島で行ったからです。
WBC韓国代表合宿地のハワイへ(2009年2月24日のブログ)

レジオナルパークには4面のグラウンドがあり、
ハンファと韓国代表が分け合って使用しました。

このハワイ合宿での移動などの経費が「韓国には結構、重かった」なんてことを、
先日、イ デホ選手(オリックス)とも話をしました。

みんなが幸せな形、というのはなかなかないでしょうが、
純粋に、来春3回目のWBCが見たいと当方は思っています。



2017-5


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室井 昌也

論創社
2016-12





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室井 昌也
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2014-11-18