まずお知らせです。
サムソン・落合英二投手コーチに関するコラムを、
スポーツナビさんで書きましたので、ご興味ありましたらどうぞ。
異文化で確かな功績を残した落合英二 自費参加から「韓国一の投手コーチ」に(スポーツナビ)

26日の移動日、27日の雨天中止を挟んで、
28日、インチョンムナク球場で行われた韓国シリーズ第3戦は、
3回表を終わって、サムソンが6対1と優位にゲームを進めるも、
サムソンの守備の乱れに乗じたSKが、
1、2戦の沈黙ぶりが嘘のように打ちまくり大勝。
SKは対戦成績を1勝2敗としました。

 サ  0 0 6 0 1 0 0 0 1  8
 S   1 0 2 2 0 6 0 1 X  12
 サムソン投手:ペ ヨンス、チャ ウチャン、シム チャンミン、クォン ヒョク、●アン ジマン、ゴドゥン、
        キム フィゴル
 SK投手:ブシ、チェ ビョンヨン、パク チョンベ、○ソン ウンボム、パク フィス、チョン ウラム
 本塁打:チェ ヒョンウ2号(サムソン/3ラン)、パク チンマン1号(SK/ソロ)、
     キム ガンミン1号(SK/3ラン)、イ ホジュン1号(SK/ソロ)

2012年韓国プロ野球ポストシーズン日程表

打席ごとの経過はこちら
2012年 韓国プロ野球ポストシーズン試合経過

以下、映像で確認した試合経過です。

<1回裏>
1、2戦と先手を取られ連敗したSKは初回、好スタートを切る。
1番・チョン グンウが初球を左中間に運ぶ二塁打で出塁すると、
外野フライで三塁に進み、3番・チェ ジョンのタイムリーで1点を先制する。

チェ ジョンは盗塁に成功し、牽制悪送球で三塁まで進むも、
4、5番が連続三振に倒れ、追加点はならず。

<3回表>
1点を追うサムソンは、四死球2つとエラーで無死満塁のチャンスを得る。
ここでSKは先発のブシを諦め、チェ ビョンヨンにスイッチ。
しかしチェ ビョンヨンは2番・チョン ヒョンシクに押し出し四球を与え、
サムソンはノーヒットで1対1の同点とする。

なおも無死満塁で3番・イ スンヨプがセンター前へ2点タイムリーを放ち、
3対1とリードを広げる。

1死後、ランナー一、三塁の場面で、第2戦で満塁弾を放った、
5番・チェ ヒョンウがライトへ3ランホームラン。
この回打者一巡、6点を挙げたサムソンが序盤で6対1と5点のリードを挙げた。

<3回裏>
追うSKはサムソンの先発・ペ ヨンスに対し、
3番・チェ ジョン、5番・パク チョングォンの2本の二塁打で1点を挙げ、
2死二塁で6番・キム ガンミンがセンター前ヒットを放ち、この回2点目。
6対3とその差を3点とする。

<4回裏>
SKはこの回からマウンドに上がった、サムソン・チャ ウチャンから、
この試合がポストシーズ出場101試合目(歴代最多更新中)の8番・パク チンマンが、
レフトスタンドへソロホームラン。じりじりと点差を詰める。

1死後、1番・チョン グンウがショートへの内野安打で出塁すると、
盗塁とキャッチャーの悪送球で三塁に進み、
3番目のマウンドに上がった、シム チャンミンの暴投で生還。
SKは6対5とし、1点差まで詰め寄る。

サムソンは初回から守備のミスが続く。

<5回表>
サムソンは2死から死球のランナーを置いて、
7番・チョ ドンチャンがセンターオーバーの二塁打。
1点を挙げ、7対5とリードを2点差にする。

<6回裏>
SKはここまでホームランを含む2安打を放つ、
8番・パク チンマンからの攻撃。

サムソンのマウンドは5回裏、左のパク チョングォンに対しマウンドに上り、
5回を三者凡退に抑えた左腕のクォン ヒョクがこの回も続投。

パク チンマンはクォン ヒョクからレフト線への二塁打で出塁。
9番・イム フンの送りバントはピッチャー左への内野安打となり、
SKは無死一、三塁、一打逆転のチャンスをつかむ。

サムソンはクォン ヒョクに代え、5番手にアン ジマンを送る。
ここで1番・チョン グンウはカウント3-2からの6球目を軽く合わせてセンター前ヒット。
SKは7対6とし、再度1点差に迫る。

なおも無死一、二塁で2番・パク チェサン。
パク チェサンはバントの構えからヒッティングに切り替えるも、
打球はピッチャー正面の強いゴロ。しかし二塁封殺のみで、
ダブルプレーにはならず、1死一、三塁でチャンスが続く。

ここで3番・チェ ジョンは二遊間を抜けようかというゴロを放つ。
この打球をショート・キム サンスが横っ飛びし打球を抑えるも、
本人は打球がセンターに抜けたと錯覚し、グラブを確認する間、
二塁ベースを踏むのが遅れ二塁はセーフ。
打者走者を刺すべく、一塁へ送球するも、
ワンバウンド送球がカメラマン席に飛び込む悪送球となり、
走者はそれぞれ進塁。このプレーで二者が生還し、SKは8対7と逆転に成功する。

SKは2死後、一、二塁として、6番・キム ガンミンがレフトへの3ランホームラン。
この回6点を挙げたSKは11対7として、試合のペースを完全に握った。

その後、両チームとも1点ずつを挙げ、試合は12対8でSKが勝利。
SKは対戦成績を1勝2敗としました。


両チームとも6得点の回があるという、荒れた展開になった第3戦。
第2戦に満塁弾を放った、サムソン・チェ ヒョンウ選手がこの日も3ランを放ち、
序盤に5点のリードを奪ったことで、完全にサムソンペースの試合になるかと思いました。
しかしサムソンのらしくない継投が、SK打線に付け入る隙を与えてしまいました。

5回裏、SKの5番・左のパク チョングォン選手に対し、
マウンドに上がった、クォン ヒョク投手はカウント3-2から空振り三振を奪います。
その後、2者を抑え三者凡退。クォン ヒョク投手というと四球で自滅という
イメージがあったのですが、この日は第1戦同様、ストレートが走り、
SKの勢いを止めるような好投でした。

6回裏は前の打席にホームランを打った、8番・パク チンマン選手から。
クォン ヒョク投手は前の回限りで気分よく降板し、
この回は違う投手が投げると思ったのですが、クォン ヒョク投手は続投でした。

結果論にはなりますが、短期決戦での早めの継投が功を奏してきた
サムソンらしくない形が、6回の6失点につながったように思います。

もちろんそれだけではなく、SKはこの日17安打。
1、3、6、8番が3安打です。
沈黙していた4番・イ ホジュン選手にも8回に一発が出て、
SKとしてはいいムード、サムソンにとっては嫌な雰囲気になってきました。

サムソンとしては9回表2死から、SKの抑え・チョン ウラム投手に対し、
イ スンヨプ選手が意地の二塁打。
途中からセカンドの守備に入ったシン ミョンチョル選手がタイムリーを放ち、
1点を挙げて終わったことが、第4戦につながる好材料でしょうか。

第4戦は29日(月)の18時からインチョンムナク球場で行われ、
予告先発はSK・キム グァンヒョン投手、サムソン・タルボトゥ投手と発表になっています。

勢いを得たSKが対戦成績をタイに持ち込むのか、
サムソンが実力そのままに勝利し、シリーズ制覇に王手をかけるのか、
第4戦は非常に興味深い戦いとなりそうです。

第4戦も打席経過を掲載予定です。




2017-5


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室井 昌也

論創社
2016-12





交通情報の女たち
室井 昌也
論創社
2014-11-18