3回目となった2013ワールドベースボールクラシックは、
ドミニカ共和国の優勝で幕を閉じました。

表題に「余談」と記したように、WBCが終わり、
WBC期間中、個人的に思ったことをちょろちょろっと書きます。
ご興味ない方は読まない方が賢明です。

今回のWBCは韓国が1次ラウンドで敗退しましたが、
そのことで新たに感じることなどがありました。

当方は、韓国代表を近くで取材する者として、
彼らが勝ち上がることを当然望んでいたわけですが、
その一方で、他の業種、職種に従事する人もそうであるように、
仕事として、望む形と逆の結果も、ある程度想定します。

ということで、韓国代表が決勝ラウンドまで進んだ場合を考え、
アメリカ・サンフランシスコに行くことを準備する一方で、
東京ドームでの2次ラウンドに進めないことも、
想定して動いていました。

1次ラウンドが終わり、日本に帰国して顔を合わせた人たちからは、
「予想外の結果でしたね」、「驚きました」という声とともに、
ねぎらいの言葉を掛けてもらったのですが、
当方は上記のような想定もあり、実にサバサバしていました。

それにしても、現地にいた自分があっさりしていて、
日本で結果を知った人の方が大きな衝撃を受けている、
この差はなんなのかと、少々驚きました。

その差は2次ラウンドが始まって、なんとなくわかりました。

韓国代表は過去2度のWBCで、前々回ベスト4、前回準優勝。
ということで当方は、いずれも決勝ラウンドまで、
現場の空気を体感することができました。

しかし今回は1次ラウンドで敗退。
そう、当方にとって今回の東京ドームでの2次ラウンドは、
初めてWBCを生で観ない、テレビ観戦する機会でした。

テレビ観戦、実に面白かったです。
配球や球種、選手の表情、ベンチの動きなどが手に取るようにわかり、
分かりやすい解説、見知らぬ選手の情報など、
実に引き込まれるものでした。

中継を見る中で、いいプレーに対する喜びや、
そうではないプレーへの落胆を覚えるわけですが、
ある瞬間、ふと気づかされました。
「現場で観ている時よりも、自分の感情が直線的だ」と。

現場で観ていたのは韓国代表で、
テレビではいわば無責任に観られるそれ以外のチームだったので、
単純に比較はできないのですが、
テレビが人に沸き起こさせる、ストレートな感情に少々驚いてしまいました。

目の前に広がる空間に加え、
空気、におい、流れ、雰囲気といった、現場だけにあるものを体感した方が、
感情に訴えるのかと思いきや、そうとも限らないのか?とか。

その一方で、テレビのみならず、インターネットの普及や、
スマートフォンなどにより、情報がダイレクトに届く中で、
人々は、様々な要因を考える(想像する)前に、感情を表すようになったのか?
なんてことを思ってしまいました。

このことに答えはありませんが、
今回2次ラウンド以降をテレビ観戦したことで、
そんなことを考えるきっかけとなりました。

またテレビを通しては、
オランダ、プエルトリコ、ドミニカ共和国といった、
これまでほとんど興味がなかった国々の事情を知る、
いいきっかけになりました。
「それぞれの国で野球を観てみたい!」なんて気持ちにもなりました。

そもそも当方が、
日本で韓国のプロ野球を伝えることを生業として始めたのも、
「韓国の野球なんか面白そう。現地で観てみたい」という人をひとりでも増やし、
そんな人のことをお手伝いするところから始まっています。
今回のWBCテレビ観戦は、そんなことを再び、思い出させてくれました。

気がつけば、観戦ツアーの実施や、観戦ガイド&選手名鑑の発行も、
10年を超えているんですよね~。

上にも記したように、韓国代表が勝つにこしたことはないのですが、
いろんな国や地域の野球に関心を持つ人が増え、
世界中の野球が、より元気になりそうな今回のWBCの結果が、
今後の球界の発展につながればと思いました。

次回、第4回のWBCがあるのかはわかりませんが、
2015年には国際野球連盟(IBAF)主催で「プレミア12」が、
日本開催で行われる予定です。
15年日本で世界頂上決戦プレミア12開催へ(nikkansports.com)

この大会の全容はまだ明確ではありませんが、
WBCに日本が不参加になりかけた時に「出なくていい!」と言ってた人も、
結局は今回のWBCで一喜一憂したことでしょう。

プレミア12もきちんとした理念と広い視野、長期的な展望を持って取り組めば、
きっと盛り上がるのでは?と期待込みで記しておきます。

以下に韓国球界関連で2点ほど。

・ロッテジャイアンツはかつて阪神、LGに所属し、今回のWBCにオーストラリア代表として参加していた、
クリス・オクスプリング投手の獲得を発表しました。22日にチームに合流予定とのことです。

・韓国野球委員会(KBO)は、今年のアジアシリーズは11/15~20、台湾・台中で開催と発表。
韓国、日本、豪州(12年王者・キャンベラ キャバルリー)、中国、台湾の優勝チームと、
台湾1球団による6チームが参加予定とのことです。

あ、そうそう、韓国球界については2月中毎日、ustreamでたっぷりお話ししたので、
開幕を前に、アーカイブをご覧になってはいかがですか?
当方のコーナーは、各回、概ね番組の半ばです。
今度、各回の実施テーマをリスト化しようかな?
→「キャンプる~News7
2月中、毎日午後7時からustreamで生配信、沖縄発キャンプ情報バラエティー

WBCの概要と韓国代表については
WBC概要と韓国代表一覧

☆春季キャンプ、球春到来!
→「キャンプる~News7」毎日午後7時からustreamで生配信、沖縄発キャンプ情報バラエティー
2013年韓国プロ野球各球団春季キャンプ・練習試合日程
キャンプ期間限定ブログ・室井レポート(キャンプる~okinawa)




2017-5


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室井 昌也

論創社
2016-12





交通情報の女たち
室井 昌也
論創社
2014-11-18