2014年もご愛顧ありがとうございました。既に年末のご挨拶が済んでいるような気がしていましたが、それは12月9日の会社設立10周年のご挨拶だったと気がつきました。いずれにしても、これまでの、そして旧年中の感謝をお伝えいたします。

昨年の韓国プロ野球をざっと振り返ると打高投低が顕著で、シーズン前半は「ハンドボールスコア」と言われるような大量得点ゲームが続きました。

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また審判の微妙な判定に対して対応を求める声が高まり、オールスター戦を終えた後半戦からはビデオ判定が拡大。これまで同様に、ルールの変更には韓国独特のスピード感のある動きがありました。

日本でプレーする韓国人選手では、イ・デホ選手がオリックスからソフトバンクに移籍し、自身初の優勝を経験。日本1年目のオ・スンファン投手は阪神の抑えとしてタイトルを獲得し、チームの日本シリーズ進出に貢献しました。

国際大会では9月にアジア大会が韓国・インチョンで行われ、韓国プロ野球はシーズンを中断。韓国代表は金メダルを獲得しました。

また韓国国内は4月に起きた旅客船事故の影響で、長い間、哀悼の雰囲気に包まれました。プロ野球でも選手・コーチが帽子に黄色いリボンをつけ、鳴り物応援の自粛が6月上旬まで続くという、例年とは違った年でした。

さて今年2015年ですが、新球団KTウィズの参入で10球団制に。公式戦の試合数は128から144試合に増えます。それに伴い、ポストシーズン制度も変更となり、公式戦4位と5位でのワイルドカードゲーム(2戦2先勝制)を導入。4位チームにはアドバンテージ1勝が与えられ、その勝者が3位との準プレーオフに進出となります。

また2015年のシーズンに向け、韓国野球委員会(KBO)では観客への観戦マナー向上キャンペーンを開始しています。制限事項に関しては日本のような球場ごとのローカルルールではなく、リーグ全体での決定事項です。

「SAFE」と銘打ったキャンペーンはそれぞれの頭文字に合わせ、Security(安全)、Attention(注意)、Fresh(快適)、Emergency(応急措置)を目的としています。

Security(安全)では瓶、缶、ペットボトルの持ち込み制限(ペットボトルは1人当たり1本のみ可。ただし1リットル以下で未開封、アルコール飲料以外に限る)や、手荷物の数量、大きさの制限があります。 Attention(注意)では打球に対する注意喚起。 Fresh(快適)ではやけどの可能性がある汁物類や、臭いが強い食品の飲食は快適な観戦を妨げるとして、自制を促しています。また禁止事項として、過度な鳴り物や座席を占有する物品、横断幕の持ち込み、喫煙場所以外でのたばこ、ひどいヤジなどが挙げられています。なお、横断幕の具体的なサイズなどについては明示されていません。 Emergency(応急措置)では、緊急時の対応について説明されています。

日本ではマナーなどの要請事項を事前に謳うことが当たり前になっていますが、韓国など他の国ではあまり一般的ではないように感じます。そんな中での上記キャンペーンはかなり異例と言えるかもしれません。韓国ではこの数年、野球人気が安定して高いため、このような喚起が可能なのでしょう。そして韓国全体が安全対策への取り組みに対し、以前より注力しようというあらわれかもしれません。

国際大会では7月のIOC総会で、2020年東京オリンピックでの野球・ソフトボールの競技採用が決定するかもしれません。また11月には初開催が予定されている野球の国際大会、「プレミア12」があるなど、楽しみな年となりそうです。

当方個人としては昨年も、特に何がということはありませんが、例年同様に良い年だったと思います。細かくは振り返りませんが、近いところで例年と違うところは「交通情報の女たち」という本を出版したことでしょうか。おかげ様で多くの方々にお手に取っていただき、交通情報に関わる、職人かたぎな人たちの姿などが知られることになったかと思います。元々、サブカル寄りな当方にとって、興味あるテーマを形にできて良かったです。

今年についてなんやかんやとありますが、また改めて。それでは本年も宜しくお願いいたします。




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室井 昌也

論創社
2016-12





交通情報の女たち
室井 昌也
論創社
2014-11-18