今年も「韓国プロ野球観戦ツアー」を実施します!
8月2日(金)から4日(日)の2泊3日。プサン、テグ、延泊コースは来年新球場移転で今年が最後のテジョン(ハンファ生命イーグルスパーク)に訪問です。

スケジュールなど詳しくはツアーサイト(スマホの方はリンク先で「ブラウザで開く」を選んでご覧ください)に掲載しています。

参加をご検討の方には企画者でガイド役を務める僕がお勧めするよりも、過去のご参加の体験記が参考になると思います。以下、昨年(2023年)のツアーの体験記。男性と女性の楽しい文章をぜひご覧ください!


韓国プロ野球観戦ツアー体験記 (前回2023年のツアー その1)
現地でしか味わえない、熱くて華やかな韓国プロ野球の観戦」(東京都 男性)

観戦ツアーにひとりで初参加しました。
韓国への旅行は2回目で「韓国プロ野球の球場に一度行ってみたい」だけどハングルはほとんど読めないしチケットの入手もハードルが高いなと思っていたところ、このツアーを見つけました。主催者は3月に開催されたWBCで韓国チームを解説していた室井さんで、いろんな話が聞けそう!ということで、すぐに申し込みました。

最初は不安でしたが、参加者は老若男女さまざまで、私のようにひとりの参加の方も多く、リピーターの方に声をかけて頂き、すぐに打ち解けました。また日本語を話せる現地ガイドが同行して、両替やお土産を買う際にサポートして頂き、ストレスを感じることがありませんでした。

2泊3日でソウル周辺の2つの球場(コチョクスカイドームとチャムシル)で観戦しましたが、一番驚いたのは、20代くらいの若い女性の観客の多さです。若いカップルで、日本だと女性は男性に連れられて…というケースがよくありますが、韓国では逆に、女性の方が応援団の歌に乗ってノリノリという光景が多かったです。

韓国プロ野球はWBCも予選ラウンドで敗退して停滞していると思われがちですが、実際は全然印象が違いました。応援団は掛け声やダンスで盛り上げ、イニング間もイベントを行い、観客を飽きさせません。むしろ日本は観客の年齢層が高くなってきていて、見習うところがいっぱいありそうです。

ツアーの中で、参加者によるじゃんけん大会があり、トゥサンベアーズの芹澤コーチのユニフォームを幸運にもゲットしました!その後、ご本人の直筆のサインも頂きました。

芹澤コーチは夜の懇親会にも参加し、巨人で活躍したイ・スンヨプ監督のことや日本と韓国のトレーニング方法の違いなど興味深い話を聞かせて頂きました。観戦だけでなく球場の裏側や、日本にゆかりのある選手・コーチと触れ合うことができるのはこのツアーの大きな魅力だと思います。

また、韓国での楽しみの一つが食事でホテルでの朝食はもちろんのこと、1日目の夜はキンパなどが入ったお弁当、2日目の昼は韓国風そばやチジミ、夜はサムギョプサル。3日目の昼はプテチゲ、そして球場ではビール(Kellyというビールは初めて知りました)におつまみ、おまけに、試合終了後にホテルに戻った後に有志で江南の居酒屋へ繰り出し…と満喫しまくりました。

「海外でまったり野球観戦」は、野球好きなら贅沢な時間だなと思います。天気にもめぐまれ、いずれの試合も接戦のゲームでした(「韓国のイチロー」ことキウムのイ・ジョンフが怪我で欠場して見れなかったのが唯一の残念)。

専門家の室井さんに、素朴な疑問やディープなことまであれこれ質問したり、室井さん著の「韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑」を片手に「この選手、まだ若いな」、「この外国人選手、昔日本にいたよね」と参加者とワイワイ話したり、綺麗なチアリーダーのダンスを横目で見て、一緒に歓声をあげたり、球場を散策してグルメやグッズを見て回り、日本との違いを見つけたり、詳しい方からライトな方まで、いろいろな楽しみ方ができるおすすめのツアーです。

次はプサンに行きたいな~。
 
韓国プロ野球観戦ツアー体験記 (前回2023年のツアー その2)
「念願のツアー参加、試合も食事もお腹いっぱいの4日間」(山口県 女性)

私は2013年のポストシーズンから斗山ベアーズのファンになった。「韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑」で観戦ツアーの存在を知り、ずっと参加したいと思っていたが、予定が合わず参加できずにいた。

それから10年。「観戦ガイド」で4年ぶり(※感染症拡大の影響で中断)に観戦ツアーが開催され、ベアーズの試合が見られることを知った。神様が行けと言っている。しかし、女性1人で団体ツアーに参加するには心理的負担がある。私は団体行動が苦手だし、ツアー参加のおじさんに、話相手として捕まったら面倒くさい(偏見)。懇親会とか無理。でも行きたい。そうだ、野球に詳しくない友人を唆し、一緒に参加しよう。

私は延泊プランにする気満々だった。友人からは、2泊3日にしては参加費が高いのでは?と指摘された。独自に見積りをした結果、専用バスで現地ガイド付きの金額としては妥当という結論で合意した。友人は成田、私は現地発着で申し込んだ。送られてきた旅のしおりを手にすると、心がワクワクした。

仁川空港で他の参加者と合流すると、リピーター8人、私と友人含む初参加5人。1日目はキウム×ロッテG戦で、高尺スカイドームへ。暑い中ドームの外周を散策し、中に入った。

試合前にロッテGの安田権守選手と記念撮影し、グラウンドに下りてキウムのダッグアウトを外から見た。ツアー参加者全員に配られた練習で使用したボールは、いいお土産になった。座り心地のよいソファの席で、エアコンも効いていて、のり巻きとヤンニョムチキンのお弁当、ビールが飲みたくなる味のフライドポテトなどを食べながら快適に試合を見ていたが、走者と交錯して倒れた選手が救急搬送される場面も見た。

2日目は待ちに待ったベアーズ×NC戦だ。午前中にロッテタワーに上り、昼食に太めのそうめん&チヂミを食べて、いざ蚕室球場!とても暑かったが、ずっと来たかったベアーズのホーム球場に私のテンションは上がった。

試合前に球団事務所の横を通り、ベアーズのダッグアウトに入り、後藤コーチ、芹澤コーチと記念撮影をした。ガイドさんに付き添ってもらい、球場内外のショップへ。ユニフォーム、帽子、タオルとその他。行ったショップすべてでキム・ジェホ選手の背番号圧着セット(?)が売り切れていたのは残念だったが、日本では買えないベアーズグッズを入手できて満足した。

テーブル席で推しを見て、そわそわして落ち着かなかったが、試合結果はベアーズの勝ち。バッチリ。懇親会では、肉を焼きながら芹澤コーチにベアーズ若手選手の様子などお話を伺うことができた。私にとってツアー中で一番有意義な時間だったかもしれない。

3日目、昼食のブテチゲを食べた後、仁川空港で友人含む帰国組を見送った。友人は食事にご満悦のようでよかった。6人の延泊組はSSG×LGの試合を見にランダーズフィールドへ。暑い。スポンサーデーで、入場時に納涼セット(凍ったペットボトルの水、うちわ、ウエットティッシュ)を受け取った。

テーブル席で見ていたが、暑さに耐えかね、ガイドさんに付き添ってもらい、球場内にあるスターバックスでシャーベットを調達して涼をとった。球場の最上階から見た景色は、日没間近で美しかった。試合は投手戦で、最後のアウトはビデオ判定になったが、SSGが勝った。

夕食は有志で飲みに出かけると、試合中スコアを書いていたおじさんたちとお話しする機会が来た。タッパル(鶏の足)をつまみながら、歴代観戦ツアーの試合のまとめを見せてもらうと、推しがホームラン打った記録を見つけて嬉しかった。

4日目は仁川中華街を散策後、延泊組で昼食にジャジャン麺を食べた。野球好きの仲間と仁川空港で別れる時には名残惜しさがあった。

思い切って行ってよかった。迷っている方は、ぜひ1度参加することをお勧めする。