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さて表題の件、「韓国ロッテがドラえもんとコラボ イベントから見える韓国の社会事情」(スポーツナビ)というコラムを書き、掲載されています。
この取材に向かう道中、ドラえもんの事を考えていたら、ドラえもんが好きだった幼い頃の記憶が色々とよみがえってきました。
自分はのび太くんと同じメガネのひとりっ子(+かぎっ子)。彼に感情移入することが多かったようにも思います。当時はメガネをかけた小学生はそんなに多くなかったので、メガネを理由にいじられたことが多かったですね。そんな時にはメガネを外しながら「メガネ外せばメガネじゃない」と決め台詞を言っていたのですが、それはそれで「キザだ」と上の学年の子に難癖つけられるという、なんとも面倒くさい感じだったことを思い出しました。
小学1年生の時、初めてかけたメガネはフレームの左右に黒字でオレンジのYGマークが入っているというジャイアンツメガネ。ウチは父が阪神ファンなのにメガネ屋さんの在庫事情でそのメガネを渡され、渋々1~2年かけ続けました。そのメガネのせいで見知らぬ大人たち出会う度に「巨人ファンなの?」と聞かれ、その都度、理由を説明するというそれもまた面倒くさい日々でしたね~。
メガネをかけているということで、友人の前で広岡達朗監督や広橋公寿選手のマネをせざるを得なくなるというのは、ボクの中でのライオンズファンあるあるです。その後、広橋さんと現場でお会いするようになるとは、当然、思いもしませんでした。
さて、コラムの中では、プサンの人たちに聞いた欲しいひみつ道具が「アンキパン」だったとありますが、自分はこどもの頃、何が欲しかったのかな?と思うと、道具ではないのですが、ドラえもんのある台詞がとても印象的で、今も耳に、そしてコミックスの文字を見て目に残っています。それはのび太くんを見てドラえもんが言った「いじらしい」という言葉です。
その台詞はどんな場面で発せられたのかまったく記憶がないので、今回、インターネット上から探してみると、空想でラジコンを操作するのび太くんを見て言った言葉のようです。のび太くんを「いじらしい」と思ったドラえもんは「実感帽」というひみつ道具を出します。実感帽とはその帽子をかぶって欲しい物を思い浮かべると、かぶった本人にはそれが実際に目の前にあるように実感できる帽子です。
自分は今も昔も、「こんな物があったらいいのに」と思い浮かべることが多く、今では実際に作ろうと動くことも少なくありません。もし現実に実感帽があったら、ものづくりの過程でイメージと完成形とのギャップが小さく済みそうですね。
さらに思い出したのは小学3年生の頃、当時、30分のテレビ番組中に3話あったドラえもんのタイトルを毎週、紙に書きだしていたこと。今から思うと何のためにやっていたのか謎です。小学校高学年では西武戦の試合スコアと観客数を極東ノートの学習帳に毎試合書き記していたので、たぶん記録するのが好きな子だったんですね。どちらも手元には残ってなくて残念です。
30数年を経て、今はドラえもんを親子で見ています。我が家はあまりダラダラとテレビを見せていないのですが、金曜日だけは妖怪ウォッチ→ドラえもん→クレヨンしんちゃんと見てもいいことになっています。彼にはドラえもんのどんなシーンが心に残るのでしょうか。
室井 昌也