月別アーカイブ / 2016年01月

日本は2月1日から、韓国は既に海外へと旅立っている今年の春季キャンプ。ストライク・ゾーンのサイトでは昨年掲載しご好評いただいた、「日韓22球団 春季キャンプ日程表」を今年も1月上旬から掲載しています。

2016年日韓22球団 春季キャンプ日程表

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この日程表、ファンの方々にご活用いただくのはもちろん、日本の球団の方からも「今年はいつ公開ですか?」、「有効活用しています」、「助かります」といったお声や情報提供をいただいています。

今年は韓国10球団中、8球団が日本でキャンプを行います(高知、宮崎、鹿児島、沖縄各県)。

キャンプ地近隣にお住まいの方を除き、遠方から足を運ぶ方のほとんどがご自身のごひいきのチーム(日本)のキャンプ地訪問となるでしょうが、もしお時間があったら、韓国の球団の練習風景、試合などを覗いてみてください。

また今年も日韓での練習試合が30試合以上編成されています。なかなか日本では見ることがない韓国のプレーヤーや、プレミア12でご記憶の選手を目にする機会にもなりますね。

そしてキャンプ地での楽しみ方のご提案として、昨年、以下のような実験をしてみました。ご興味ありましたらご覧になってみてください。 →【実験】沖縄キャンプはしご観戦 ~1日で6試合訪問は可能か?~(2015年2月24日のブログ) →【実験終了】沖縄キャンプはしご観戦 ~1日で6試合訪問は可能か?~ (2015年2月24日のブログ) →【実験まとめ】沖縄キャンプはしご観戦 ~1日で6試合訪問は可能か?~ (2015年2月24日のブログ)



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室井 昌也

論創社
2016-12





交通情報の女たち
室井 昌也
論創社
2014-11-18



昨年の暮れ、岩手県の沿岸部の久慈・宮古・大船渡・陸前高田などに訪れました。

当方と岩手県沿岸部との縁とこれまでのボランティア活動については、下記リンクに記しています。
室井昌也 =できることをこれからもずっと= 時間がある時は、縁ある岩手県へ災害ボランティアに行っています

以下、韓国球界に有益な情報はありません。

震災直後のような短期的なボランティアのニーズが少なくなる中、昨年もこれまでのように現地で活動する手はずを行いましたが、残念ながら実現には至らず、今回の岩手県の沿岸部への訪問は2014年の年末以来、1年ぶりとなりました。

今回は三陸沿岸を旅しながら、各所の様子を見ることにしました。

今回の訪問で最も驚いたのは陸前高田の市中心部に設置されていた、高台造成用の土砂を運ぶベルトコンベヤーが解体撤去されていたことでした。

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 一部分のみが残っていました。

以下は2014年末の様子です。 →震災から4度目の年越し。陸前高田、大船渡へ(2015年1月5日のブログ)

「トラックなら9年かかる」という、東京ドーム4杯分の土砂運搬作業が、昨年9月、1年半で終了したとのこと。 →陸前高田のベルトコンベヤー、解体開始 復興事業の象徴(朝日新聞デジタル 2015年10月14日)

大きな出来事ではありますが、県外にいるとこういった情報はあまり入ってこないのだと、現地に出向いて改めて感じました。

各地では防潮堤の建設工事が進められていました。


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巨大工事が進む一方で、かつて住宅があった場所には更地のままのところも多く、5年近い月日を経ても進めることの難しさ、事態の大きさを改めて感じました。

今回、宮古のホテルに宿泊したのですが、そこでは従業員の方が「語り部」となってお話下さる機会がありました。何事もそうですが、「聴く側」と「話す側」では「聴きたい時」と「話したい時」が一致するとは限りません。ということでこのような会の催しは当方にとってありがたいものでした。


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三陸と言えば、2013年にドラマ「あまちゃん」で注目された三陸鉄道が2014年4月に全線復旧。今回、北リアス線の久慈-宮古間を往復してきました。

三陸沿岸には沿岸北部の久慈から宮古を結ぶ北リアス線と、南部の釜石-盛(さかり)間を結ぶ南リアス線があり、宮古と釜石の間はJR山田線の路線ですがこの区間、現在も運休が続いています。その区間ですがJRから三陸鉄道への移管が決まり復旧作業が進められています。

JR山田線被災区間、三陸鉄道に移管 岩手県と地元市町村合意 (日本経済新聞2014年12月24日)

普代(ふだい)駅がある普代村は楽天の銀次選手の故郷。駅には銀次選手のグッズコーナーもあります。人口わずか約2,900人の村が輩出したプロ野球選手。活躍を続ける姿に胸が躍ります。


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三陸鉄道は野球との縁もあり、地域密着型の草野球チーム「三鉄キットDreams」を2014年秋に結成しました。岩隈久志投手(マリナーズ)がGMを務め、ラッピング車両も走っています。

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 →キット、ずっとプロジェクト|夢に向かってまっしぐら。「三鉄キットDreams」

当方個人的には昨年、以前からお会いしたかった大船渡市出身の元プロ野球選手、志田宗大スコアラー(ヤクルト)が侍ジャパンのスコアラーを担当。ご一緒する機会があったことが嬉しい出来事でした。

侍ジャパンのスコアラーに、大船渡出身の志田さん(web東海新報 2015年11月5日)

今年、2016年ですが岩手県で国体が開催されます。沿岸部では軟式野球などが行われる予定です。

希望郷いわて国体・希望郷いわて大会

2015年初めにも記しましたが、当方のようにたまに同地を訪れる者は、震災という過去と現在との比較でこの地を見てしまいます。しかし、そこに暮らす人にとっては、現状を受け入れての日々の生活、そしてこの先を見つめての暮らしとなり、その立場の違いは簡単に相容れるものではなく、その差は年々広がっていると感じます。

しかし、それぞれの立場でできることをするしかないのも現実なので、当方としては、毎度記していることですが、「忘れない」ということと、多少なりとも発信することを生業としている者として、わずかな形でも伝えることを続けていきたいと思います。

室井昌也  ボクとあなたの好奇心」(沖縄・FMコザ)毎週水曜日22時30分から

↓ 最新放送回




 
韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑2020
室井 昌也 論創社 2020-5
 
野球愛は日韓をつなぐ―日本人が韓国紙に書いた取材コラム
室井 昌也 論創社 2016-12
ラジオのお仕事
室井 昌也 勉誠出版 2015-10
 
交通情報の女たち
室井 昌也 論創社 2014-11

2015年もご愛顧ありがとうございました。昨年も出会ったみなさんをはじめ、多くの方々に感謝の1年でした。本年もよろしくお願いいたします。

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昨年12月のクリスマスプレゼント企画ですが、抽選の結果、ご当選者にクリスマス前に商品を発送。メッセージをいただき、サイトにも掲載しています。 →ストライク・ゾーンからのクリスマスプレゼント

以下、昨年をざっと振り返ります。

2015年は日韓国交正常化から50年でした。詳しくは昨年6月22日に記しましたが、落ち着いた中での節目の年だったのではないかと思います。 →日韓国交正常化50周年を迎えて(2015年6月22日のブログ)

韓国プロ野球では新球団ktが一軍に加わり、10球団制となりました。3年連続最下位に低迷していたハンファにはキム・ソングン監督が就任。ハンファは試合終盤に逆転劇を繰り返し、シーズン前半、注目を集めました。

そんな中、中東呼吸器症候群(MERS、マーズ)コロナウイルスの感染拡大が、集客に影響を与える時期もありました。その間、試合は通常通り行われましたが、冷静な判断と正しい情報収集の必要性を再確認することになりました。 →【韓国】中東呼吸器症候群(MERS、マーズ)コロナウイルス感染拡大に関連して(2015年6月19日のブログ)なおその後、8月の観戦ツアーには多くの方々がご参加くださいました。ありがとうございました。

選手ではパク・ピョンホ選手(前ネクセン)が2年連続50本塁打、4年続けて本塁打と打点王のタイトルを獲得。オフにはポスティング制度を利用してメジャー進出(ツインズ入り)も果たしました。 →11月8日 宿命のライバル韓国戦特集/第2回(野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト)

チームではトゥサンが公式戦3位からポストシーズンを駆け上がり、14年ぶり4度目の韓国シリーズ制覇を達成。敗れたサムソンはシリーズ前に3投手の海外賭博問題が発覚。5連覇はなりませんでした。

日本球界ではイ・デホ選手のソフトバンクが2年連続日本一に。イ・デホ選手は日本シリーズでMVPを獲得しました。

11月には新たな野球の国際大会「世界野球プレミア12」が行われ、韓国は初代王者に。大会MVPのキム・ヒョンス選手は12月にFAでオリオールズへの入団が決まりました。 →キム・ヒョンス選手メジャーへ、オリオールズ入り(2015年12月24日のブログ)

サイトでは開幕から1か月間連日、試験的に音声によるニュース配信を行いました。それにより得られたものがありましたので、今後に反映させたいと思います。

個人的には特に何がということはありませんが、例年同様に良い年でした。目につくところでは、2014年11月の「交通情報の女たち」から、昨年4月の「韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑2015」、10月の「ラジオのお仕事」、同じく10月に「台湾プロ野球<CPBL>観戦ガイド」と著書、編集本を気がつけば1年間で4冊出していました。

今後も、たった一度の人生、思いついたことを実行に移し、その結果、喜んでいただける方を一人でも増やせればと思っています。

今年2016年は韓国初のドーム球場元年となります。またサムソンも新球場、テグ(大邱)サムソンライオンズパークが完成。観戦の楽しみが増える年となりそうです。

来年2017年3月には第4回のワールドベースボールクラシックが開催予定です。ということで今年活躍した選手が代表入りの最有力候補となります。今季は若きヒーローが数多く誕生することを期待し、彼らがWBCで代表入りすることを楽しみにしたいです。





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室井 昌也

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