月別アーカイブ / 2014年08月

25日、オリックス球団から、来年2015年の一軍の春季キャンプ地が、沖縄県宮古島市から宮崎県宮崎市に移転するとのお知らせがありました。
2015年度 春季キャンプ地について(オリックス・バファローズ オフィシャルサイト)

練習場となる宮崎市清武総合運動公園、SOKKENスタジアムは、今春、トゥサンベアーズが使用していたので、ちらっと記したいと思います。

SOKKENスタジアム01

この球場を訪れての印象は、とても整った、立派な施設だということでした。

SOKKENスタジアム02

両翼100m、中堅122m、内野は黒土、外野天然芝のメイン球場は、ダッグアウト裏のロッカールームが広く、大鏡も設置。トレーナー室や、スタンド二階には放送関係のブースもありました。

また、すぐ横の広大な敷地ではサブ球場の建設作業が進み、室内練習場(屋内球技場)の隣ではトレーニングルームになるのか、新たな施設も工事中でした。室内練習場の隣には、陸上競技場もあります。ブルペンは一塁側出口を出てすぐです。

愛称の「SOKKENスタジアム」は清武町出身の儒学者「安井息軒(そっけん)」の名前にちなみ、公募で決定したそうで、室内練習場は「日向夏ドーム」だそうです。

場所ですが、当方は最寄りのJR清武駅からタクシーで行きました。 10分くらいだったと思います。

清武駅は宮崎駅からJR日豊本線で3駅。当方、同じルートを使うと飽きてしまう方なので、清武-宮崎駅間をJRと路線バスの両ルートで、行き来したりしました。宮崎空港へもタクシーで15分程と、アクセスはいいですね。

そういえば、先日おじゃました、社会人野球のセガサミー野球部もこの球場をキャンプで使用していたそうです。

宮崎市はSOKKENスタジアムに、日本の球団の一軍キャンプを誘致したいという意向があることは、以前から聞いていましたが、今回、それが実現した形になりましたね。

一方の宮古島ですが、仰木彬前監督の顕彰碑が球場正面にあるなど、 22年間という、オリックスとの長い関係を感じる場所でした。二軍キャンプは今後も宮古島で行うので、これからも縁はつながると思いますが。 宮古島

宮古島は周囲がさとうきび畑という、とてものどかな環境です。 宮古島02

宮古島に限らず、各自治体とも、年に一か月しか使用しない、プロ球団の条件、要望に応えるというのは、なかなか大変ですよね。

野球というのは練習をするのに、球場だけではなく、様々かつ、大人数が使用可能な施設が必要で、やっぱりお金がかかる競技なのだなと、改めて思ってしまいました。

なかなかみんながハッピーにとは行きませんが、オリックス、宮崎市にとって、キャンプ地移転が有益なものとなり、宮古島市も今後、新たな発展があることを願います。



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室井 昌也

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今回がおそらく26回目となるプレゼント企画です。

トゥサンベアーズ・石山一秀監督からは、「ファンのみなさんへ」といろいろとプレゼントをお預かりしています。

今回はその一つとして、石山監督の直筆サイン入りKBO試合球を、抽選で2名様に、トゥサンベアーズのペーパーバッグとセットでプレゼントいたします。

石山監督サインボール

下記よりご応募ください。
ストライク・ゾーン 第26弾プレゼント企画!

現在、激しい4位争いをしている、石山監督を励ます意味でも、(「は○」、「は○」としつこくすみません。。)みなさんのご応募お待ちしております。





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来月19日から、韓国・インチョン(仁川)で行われる、第17回アジア競技大会、野球競技の日程の発表とチケット販売開始が、 22日に主催者側から伝えられました。

【9/17追記】インチョンアジア大会野球競技概要 韓国代表紹介 アップしました。

インチョンムナク球場 
開催場所のインチョンムナク(文鶴)球場

モクトン球場 
ソウル モクトン(木洞)球場

試合方式は、出場8チームがA、B組にそれぞれ4チームずつに分かれ、各組で総当たりの予選が行われます。

予選の結果、各組の1、2位が準決勝に進出し、その勝者同志で決勝戦が行われます。

組み分けは以下の通りです。 
A組:日本、中国、パキスタン、モンゴル B組:台湾、韓国、タイ、香港

出場メンバーなど →野球アジア大会韓国代表、最終エントリー24人を発表(2014年7月28日のブログ) 
【コラム】アジアVのカギ握る8人の「侍」投手陣 DeNAファーム戦で見えた光明(スポーツナビ 2014年8月7日)

試合日程: 9月22日(月) B組予選 台湾-香港(インチョンムナク球場) 12:30  B組予選 韓国-タイ(インチョンムナク球場) 18:30  A組予選 日本-中国(ソウル モクトン球場) 18:30

9月23日(火) A組予選 中国-モンゴル(インチョンムナク球場) 12:30  A組予選 日本-パキスタン(インチョンムナク球場) 18:30  B組予選 台湾-タイ(ソウル モクトン球場) 18:30

9月24日(水) B組予選 タイ-香港(インチョンムナク球場) 12:30  B組予選 韓国-台湾(インチョンムナク球場) 18:30  A組予選 パキスタン-モンゴル(ソウル モクトン球場) 18:30

9月25日(木) A組予選 モンゴル-日本(インチョンムナク球場) 12:30  A組予選 中国-パキスタン(インチョンムナク球場) 18:30  B組予選 香港-韓国(ソウル モクトン球場) 18:30

9月27日(土) 準決勝 A組1位-B組2位(インチョンムナク球場) 12:30  準決勝 B組1位-A組2位(インチョンムナク球場) 18:30

9月28日(日) 3位決定戦 (インチョンムナク球場) 12:30  決勝戦 (インチョンムナク球場) 18:30

補足があれば追記します。



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ここ数日の韓国プロ野球は雨で中止の試合が増えていますが、先週、日本に縁のある選手が、プロ初安打、初打点を記録し、その後も活躍を続けているのでご紹介したいと思います。


LGツインズのファンモク・チスン(荒木治丞)選手。
 ファンモク・チスン
写真は昨年のコヤンワンダーズ在籍時
身長173cm、体重68kgとプロ選手としては小柄です。

おじいさんは日本人ですが、自身は韓国・チェジュ(済州)島の出身で、荒木姓を韓国読みした、ファンモク(황목)という名字です。韓国では珍しい名前、ハングル4文字の姓名ということで、関心を持たれることも多いようです。

ファンモク・チスン選手は、中学時代から代表選手に選ばれるなど注目され、高校生の時に日本に野球留学。

京都国際高校野球部でプレーし、卒業後、亜細亜大学に進学。 2008年から4年間、社会人野球のセガサミー野球部に在籍しました。

そして昨年、韓国の独立球団・コヤン(高陽)ワンダーズでプレー。 10月にLGツインズへの入団が決まり、28歳にしてプロ入りした選手です。

今年29歳。同い年の選手では、韓国を代表する捕手、カン・ミンホ選手(ロッテジャイアンツ)がいます。ファンモク・チスン選手がいかに遅咲きであるかを感じますね。

カン・ミンホ選手とは同じチェジュ島出身で、小学校は違いますが、当時、一緒に日本に遠征に行ったこともあるそうです。

ファンモク・チスン選手、7月16日に一軍初出場すると、主に代走や守備固めで起用されていましたが、 8月に入りスタメン起用され、4日のネクセン戦では、 2番ショートとして、2安打2打点を残しました。

4日現在、12試合に出場、打率.429、3打点、2盗塁という成績です。

先日、ファンモク・チスン選手の社会人野球当時の話を聞きに、初芝清監督率いるセガサミー野球部の施設、東京・八王子市のセガサミー野球場におじゃましました。

セガサミー野球場 
プロのファームとそん色ない野球場と室内練習場、合宿所がありました。

みなさんから伺ったお話は、スポーツ朝鮮のコラムに記しましたが、
LG ファンモク・チスンを日本で応援する人たち(スポーツ朝鮮)

当時のファンモク・チスン選手について、撰田篤副部長、佐藤俊和コーチ、城下尚也アナライザー、川上哲矢マネージャーをはじめ、選手のみなさんにお聞きすると、「ビッグマウスでお調子者」、「だけどメンタルが強い。弱音を吐かない」、「練習を一生懸命やる」、「特に守備とバント練習に手を抜かなかった」、「類まれな身体能力で、野性味あるプレーをする」というような言葉が聞かれました。 segasammy

「大口を叩くけど、憎めないヤツ」だったファンモク・チスン選手。今、夢のプロ野球選手として活躍する姿に、セガサミー野球部のみなさんは感心し、とても喜んでいらっしゃいました。

大学時代に左ひざのじん帯を切り、社会人では左足首のじん帯を切るなど、思い切ったプレーをする反面、けがに泣かされてきたファンモク・チスン選手。

最近のプレーを見ても、少々無謀とも思えるような走塁にヘッドスライディングなど、故障が心配ではありますが、「負けず嫌いの全力プレー」がらしさなのでしょう。

「夢は願えば叶う」とか「努力は報われる」とは必ずしも言えませんが、願って努力し続けないことには、その先に何があるかは分からないし、それを知ることができるのは、やり続けた本人だけだということを、今回、改めて感じた次第です。


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室井 昌也

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