25日、オリックス球団から、来年2015年の一軍の春季キャンプ地が、沖縄県宮古島市から宮崎県宮崎市に移転するとのお知らせがありました。
→2015年度 春季キャンプ地について(オリックス・バファローズ オフィシャルサイト)
練習場となる宮崎市清武総合運動公園、SOKKENスタジアムは、今春、トゥサンベアーズが使用していたので、ちらっと記したいと思います。
この球場を訪れての印象は、とても整った、立派な施設だということでした。
両翼100m、中堅122m、内野は黒土、外野天然芝のメイン球場は、ダッグアウト裏のロッカールームが広く、大鏡も設置。トレーナー室や、スタンド二階には放送関係のブースもありました。
また、すぐ横の広大な敷地ではサブ球場の建設作業が進み、室内練習場(屋内球技場)の隣ではトレーニングルームになるのか、新たな施設も工事中でした。室内練習場の隣には、陸上競技場もあります。ブルペンは一塁側出口を出てすぐです。
愛称の「SOKKENスタジアム」は清武町出身の儒学者「安井息軒(そっけん)」の名前にちなみ、公募で決定したそうで、室内練習場は「日向夏ドーム」だそうです。
場所ですが、当方は最寄りのJR清武駅からタクシーで行きました。 10分くらいだったと思います。
清武駅は宮崎駅からJR日豊本線で3駅。当方、同じルートを使うと飽きてしまう方なので、清武-宮崎駅間をJRと路線バスの両ルートで、行き来したりしました。宮崎空港へもタクシーで15分程と、アクセスはいいですね。
そういえば、先日おじゃました、社会人野球のセガサミー野球部もこの球場をキャンプで使用していたそうです。
宮崎市はSOKKENスタジアムに、日本の球団の一軍キャンプを誘致したいという意向があることは、以前から聞いていましたが、今回、それが実現した形になりましたね。
一方の宮古島ですが、仰木彬前監督の顕彰碑が球場正面にあるなど、 22年間という、オリックスとの長い関係を感じる場所でした。二軍キャンプは今後も宮古島で行うので、これからも縁はつながると思いますが。
宮古島は周囲がさとうきび畑という、とてものどかな環境です。
宮古島に限らず、各自治体とも、年に一か月しか使用しない、プロ球団の条件、要望に応えるというのは、なかなか大変ですよね。
野球というのは練習をするのに、球場だけではなく、様々かつ、大人数が使用可能な施設が必要で、やっぱりお金がかかる競技なのだなと、改めて思ってしまいました。
なかなかみんながハッピーにとは行きませんが、オリックス、宮崎市にとって、キャンプ地移転が有益なものとなり、宮古島市も今後、新たな発展があることを願います。
室井 昌也