月別アーカイブ / 2014年05月

5月に入り、苗が植えられた水田を目にすることが増えたこの頃。
岩手県沿岸部へ、今年最初の復興支援ボランティアに行ってきました。
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当方と岩手県沿岸部との縁とこれまでのボランティア活動については、
下記リンクに記しています。
室井昌也 =できることをこれからもずっと= 
時間がある時は、縁ある岩手県へ災害ボランティアに行っています

以下、韓国球界に有益な情報はありません。

あの日から3年が過ぎ、ボランティアのニーズが変わってきていることは、
以前も記しましたが、今も必要とされる、
長期滞在型の活動ができない当方は、
今回も北上市社会福祉協議会さんが用意してくれた、
日帰りのボランティアバスに参加しました。

今回の行き先は陸前高田市。
思い入れ深い土地のひとつであるこの地に訪れるのは、
2012年9月以来です。
壊滅的な被害を受けた市中心部は、大きく変化していました。

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高くそびえ左右に延びる鉄骨。「○○大橋」といったものを思わせますが、
これらはすべて、高台造成用の土砂を運ぶためのベルトコンベヤーでした。

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更地となった広大な土地に延びるベルトコンベヤー。
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切り崩された山から運ばれた土砂が吐き出されます。
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かさ上げされた部分。斜面に芝が植えられている箇所もありました。
このような高台がいくつかできていますが、すべて完成するには、
とてつもない時間がかかるように思います。

ベルトコンベヤーの稼働については、3月24日付の以下の新聞記事で詳しく記されています。
陸前高田で巨大コンベヤー稼働 復興工事の土砂搬出(MSN産経ニュース)
土砂運搬、長さ1キロのコンベヤー 陸前高田で稼働(朝日新聞デジタル)
巨大コンベヤー稼働 陸前高田、高台造成の土砂運搬(岩手日報WebNews)

上記記事をまとめると、
「ベルトコンベヤーの長さは現時点で約1.1キロ、7月には全約3キロが完成」
「宅地などの整備のため、高さ約120メートルの山を約45メートルまで削り、
大量の土砂を気仙川対岸に運ぶ」
「ダンプカーでは約10年かかるところをコンベヤーの活用で大幅に短縮。
42ヘクタール、東京ドーム約6杯分の土砂を2015年5月の搬出完了を目指す」
ということのようです。

もし震災のことを知らず、かつてのこの街の姿を知らない人が見たら、
「埋め立て地に新たな街を造成している」と思うかもしれません。
震災直後の姿でもなく、震災前の姿でもない景色が広がっています。

さて、当方はじめ一行19人の任務は、
畑を作るための土づくりでした。
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写真左側がすでに作業が終わり、整地された部分。
右側が今回我々が担当する場所です。

土砂を掘る人、運ぶ人、ふるいをかける人に分かれて、
作物を栽培するための土づくりです。
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作業前はこんな感じ。
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これらの道具を使います。
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午前、午後の約3時間で、ふるいにかけた土です。

今後この場所では、すいか、メロン、かぼちゃ、トマトなどを栽培するとのこと。
以前、陸前高田ではあずまや作りのための草むしりをしたことがありますが、
今回の作業もそれに近いものです。

人々の生活にすぐに直結するようなものではありませんが、
ここで実った作物が、地元の人に愛されればと思います。

東京にいると陸前高田に巨大ベルトコンベヤーが稼働していることなど、
あまり知られていません。

当方、今回のようにたまにしか現地を訪れることしかできない身で、
偉そうなことを言うつもりはないのですが、
多少なりとも発信することを生業としている者として、
このような形でお伝えできればといつも思っています。

3年以上の月日を経て、直接被害にあった人とあわなかった人はもちろん、
被害にあった人の中でも、その度合いや置かれた状況の差は、
広がっているのではないかと想像します。

そんな中、離れた地にいる人ができることは、
ありきたりではありますが、
「忘れないこと」
ではないかと思います。

東北の人たちと接して常々思うのは、他の地域の人に比べて、
「耐える」「我慢する」ことに長けているということ、
その一方で「発信力」が不足していると感じます。

それは日本人らしい「奥ゆかしさ」ともつながりますが、
震災後の状況が他の地域にあまり伝わらない理由のひとつのようにも思います。

しかし、忘れない人が多ければ、情報は求められるわけで、
これからは前向きな話題がたくさん、
運ばれてくるといいなぁと思った、今回の訪問でした。





2017-5


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室井 昌也

論創社
2016-12





交通情報の女たち
室井 昌也
論創社
2014-11-18



この数日は神宮、インチョン、プサン、テジョン、ソンド(二軍)などに取材に行きつつ、
ちろっと連休外出などがあった当方。

サジク1405
 写真は今年から新しくなったプサンサジク球場のスコアボード。
 100m以上離れたバックネット裏から見ても、手元のモニターを見ているような、
 いやそれ以上に鮮明な画質です。スコアボードについてなどはまた改めて。

一部書店などで先行予約販売を行った、
今年で11年目となる当方の編著書、
韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑2014」を
既にお手にしてくださったみなさん、ありがとうございます。

当方、刷り上がった今年の本を最初に手にした印象は
「重い」でした。
昨年より16ページ増えただけですが、持った感触がかなり違いますね。

ちなみに本は、大きな紙に印刷したものを裁断し、
製本していくので、通常8ページまたは16ページ単位となります。
ということで「1ページ増」とか「3ページ増」というのは、
あまりないのではないかと思います。

一方で、5月2日からは紙ではなく、
デジタル版の販売も開始しています。
デジタル版のお取扱いは2011年からスタートして4年目です。

電子書籍慣れされている方や、今すぐ見たいという方は、
よろしければどうぞ。お値段は書籍版より少しお得です。
富士山マガジンサービスさんでのお取扱いしています。
【デジタル版】韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑2014
ちら見もできます。

ゴールデンウイークも終わり、
「次は夏の予定を」という方もいらっしゃるかもしれません。
今年が12年目となる「韓国プロ野球観戦ツアー」、
7月10日(木)~13日(日)3泊4日のお申し込みを受け付け中です。
韓国プロ野球観戦ツアー2014

すでにお申込み方々ありがとうございます。
ご検討中でご相談がある方はお気軽に旅行会社さんまでお問い合わせください。

お問い合わせ/受託販売
(株)KJナビツアーズ 
「韓国プロ野球観戦ツアー2014」係
TEL 03-3226-0811

さてさて表題の件。
今年の5月は韓国も祝日の並びの関係で、
日本同様に3~6日が週末を挟んだ連休でした。

そこでセ・リーグと同じく、2日(金)に試合を行わず、
3日から9連戦となっています。

連戦になると投手陣のやりくりが難しくなりますが、
それだけが原因ではなく、大量得点の試合が多くなっています。
今の韓国球界の注目ワードは「打高投低」、
そして「ハンドボールスコア」です。

それが最も顕著だった試合が、6日のロッテ対トゥサン戦。

詳しくは日刊スポーツさんのモバイルサイト、
ワールドベースボール」内の「韓話☆球題」にも記しましたが、
ロッテは1回裏に打者10人で6点を挙げると、続く2回も10人の打者に打順が回り5得点。
そして3回にも同様に10打者で5点を挙げ、3イニング連続打者一巡という、
韓国プロ野球史上初の記録達成となりました。

一方のトゥサンもこの試合10点を挙げ、試合は19-10。
両チームが放ったヒットの数は40本でした。

その翌日7日のネクセン対NC戦は24-5。しかも6回降雨コールドゲームだったので、
「もし9回までやっていたら30点いったのでは?」と、
各球場で話題になりました。

この他にもKIA 20-2 SK(1日)、SK 4-16 ロッテ(4日)、KIA 8-16 ネクセン(5日)など、
5月に入ってからの2けた得点ゲームは12試合もあります。

その原因などは他所などで記すと思いますが、
様々な要因が重なっています。
トゥサンの香田勲男コーチは、キム・ヒョンス選手の背中に向け、
「打者は点を取ってくれているのに申し訳ない」とこぼしていらっしゃいました。

そんな中、9日のハンファ対KIA(テジョン)は、
イ・テヤン投手とヤン・ヒョンジョン投手の投手戦。
早い展開で試合が進みました。

そういう試合では守っている野手にとってもリズムがいいのか好守が続き、
見ているこちらも神経が研ぎ澄まされて、細かいところまで目がいくのが不思議なものです。

決着は両投手が降板したあとの延長12回、
KIAペク・ヨンファン選手のプロ入り初アーチが決勝点となり、
3-2でKIAが勝ちました。

大量得点ゲームが続いてはいますが、
球場内の音のボリュームは通常時と比べると静かです。
というのも、先月の旅客船の大事故以後、応援や場内演出のBGM、
イニング間の各種イベントなどを自粛しているからです。

また、選手、監督・コーチ陣は帽子に黄色いリボンをつけて、
犠牲者の方々への哀悼の意を表し、
そして、行方不明の方々が戻られることを願っています。

では球場全体が静かかというと、一球一打に声援は上がり、
自然発生的に起きる応援などは行われています。

誰もが理解をし、取りやめている応援、イベントですが、
球団広報の方によると、応援を楽しみに来場するファンも少なくないということで、
一部には、
「自粛は当然理解できるが、
球場で悲しみを共有し続けなくても良いのでは」と
再開を求める意見もあるそうです。

当初は各球団の判断で自粛していましたが、
現在は球界全体で取りやめています。
ということで、応援、イベントの再開は時期を見て各球団一斉になる見込みです。


ナイトゲームでも肌寒さを感じなくなってきた5月。
日韓ともに屋外で野球を見るにはいい季節ですね。
ストライク・ゾーンFacebookページでは、試合結果と予告先発などを日々記しています。
ストライク・ゾーンFacebookページ

FacebookページはFacebookに登録していなくても、
他のホームページ同様にご覧になれるので、
もし日々の韓国球界がちょろっと気になる方は、よろしければどうぞ。




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室井 昌也

論創社
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