月別アーカイブ / 2014年04月

guide2014

当方のこの数日ですが、
ジャイアンツ球場や東京ドーム、横浜スタジアムなどに取材に出向いたり、
日々の業務や新たな作業への準備などを行ったりしています。

私的なことでは、数ヶ月ぶりにまともな休日を得られるようになり、気分転換。
草野球も球春到来です。
といっても自分のチームはしばらくメンバーの都合がつかず、
この数年はお世話になっているチームに、
助っ人(頭数的に)としておじゃましている状況で、
今年の初プレーをさせてもらいました。

打つ方は芯でとらえて、外野の頭を越す当たりが出るものの、
守備では昨年からのここ数試合、平凡な内野フライを弾くことが続き、
中継ぎでマウンドに上げてもらった際には、まったく余裕なし。
腕が振れず四球連発という状況です。

野球って難しいなぁと思うとともに、
やっぱり、コンスタントにやらなきゃなぁ、やれればなぁと思いますね。

また、冬の本作り期間中、自身の運動不足にプレッシャーをかけるため、
ハーフマラソン大会に申し込んでおいたのですが、
調整不足で当日、出場を見送りました。

まぁ、今回はタイム設定をして臨んだものではなかったので、
無理して出るよりは良かったかなぁと思っています。
でも、これからさらに暖かくなるので、大会があまりないんですよね。

さて、何やら余談が続きましたが、表題の件です。

現在、先行予約受付を行っております、
今年で11年目の当方の編著書、
『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑2014』。
たくさんのご注文誠にありがとうございます。

書籍詳細
韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑2014

【前払い・メール便発送】(代金引換、クレジットカード決済不可)
【代引き、カード決済・宅配便発送】(2冊以上のご注文可能)

最短で5月2日にお届けのご注文の受け付けと、
メール便でのお届けに関しては、
4月30日いっぱいで締め切らせていただきますが、
5月1日から、ご注文から1週間以内でお届け(宅急便発送)の
ご注文を継続して行います。

ゴールデンウイーク中にお手にされたいという方は、
どうぞご検討ください。

また、下記の店舗では一般発売にさきがけ、
5月1日からお取扱い開始の予定です。
<東京>
・オークスブックセンター東京ドームシティ店(旧山下書店)
・書泉グランデ
・東京堂 神田神保町店

関西については、お取扱い店舗が増えましたら追記いたします。

店頭に並ぶ時間などについては、
直接、書店さんにお問い合わせください。

連休期間中、ゆっくりされたり、行楽に出かけるという方も多いことでしょう。
どうぞ素敵に新緑の季節をお過ごしください。




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室井 昌也

論創社
2016-12





交通情報の女たち
室井 昌也
論創社
2014-11-18



『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑2014』が、
まもなく発売となります。

2014表紙イメージ

書籍詳細
韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑2014

また「いち押しコメント」にたくさんのご応募ありがとうございました。
掲載者の中から抽選で5名様には、ご当選のメールをお送りしております。

一部書店での発売は5月1日から、
全国有名書店での発売は5月15日を予定しておりますが、
最短で5月2日のお届けが可能な先行予約の受付を、
以下に開始しました。

【前払い・メール便発送】(代金引換、クレジットカード決済不可)
【代引き、カード決済・宅配便発送】(2冊以上のご注文可能)

当方の編著書、韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑2014について
ご説明しますと、2004年の発行以来、今年で11年目。

言葉がわからなくても気軽に球場に行ける球場ガイドと(選手別応援歌も)、
全10球団、1138人の監督・コーチ、選手名鑑、
インタビュー記事、各種記録、コラムなどの読み物が一緒になった、
珍しいタイプの野球本です。

今年は昨年より16ページ増。2011年版からオールカラーとなっています。
以下にてページの一部を簡単にご紹介します。

・ オ・スンファン投手(阪神)のインタビュー&徹底分析6ページ!
guide2014
阪神入りしたオ・スンファン投手(前サムソン)の国際大会の記録や、
韓国時代の懐かしい写真も掲載。
直筆サインボールプレゼントもあります。

・選手名鑑は562選手の寸評を掲載!今年は主力選手の記録データも充実!
guide2014
選手名鑑は個人データはもちろん、名前をカタカナ、ハングル、漢字、アルファベットで表示。
過去の獲得タイトルや代表歴、寸評も掲載。索引つきです。

・充実の球団紹介と球場ガイド。特徴やアクセス、楽しみ方など細かく説明。
guide2014
球団紹介は年度別成績や過去に所属したNPB選手を掲載。
球場ガイドは基本データから選手別応援歌まで網羅しています。

・今年はNPB出身コーチが12人。
トゥサン・石山一秀監督インタビューも掲載!
guide2014
日本でプレーした面々が指導者として、韓国球界で活躍しています。

・野球用語と野球観戦に使えるハングルを紹介。
趣味から語学をマスターしたい人に役立ちます。
guide2014
このページがあれば、球場で指差しするだけで、
チケット購入や隣の席の人に「応援教えて!」といったコミュニケーションがとれます!

・ソウル&プサンの地下鉄路線図に
日本のキャンプ地紹介など、1年間使えます。
guide2014
日程表には毎月のソウルの平均気温と日没時間を掲載。
また参考として東京のデータも掲載するなど、情報が細かくて便利です。

以下に2013年版の読者はがきから一部をご紹介します。

・ 「終電の時間や半額デーなど現地に行かないとわからない情報はありがたい」 (40代男性/初購入)
・ 「個性あふれる球場の特徴が伝わり、その場にいるかのように思った」 (10代男性/4度目購入)
・ 「今年はこのガイドブックを手に韓国プロ野球観戦デビューの予定です」 (30代女性/初購入)
・ 「この本のおかげでいろいろなところへ行く勇気ができました」 (40代女性/7度目購入)
・ 「この本を持参して観戦していると周りの女の子に“みせて~”と言われます」 (30代女性/3度目購入)
・ 「インタビューに選手の性格や野球への考え方が出ていて大変良かった」 (40代男性/10度目購入)
・ 「毎度ながら情報量の多さに頭が下がります」 (40代男性/5度目購入)
・ 「はみだしムダばなしは目次に載せてもいいくらい面白かった」 (20代男性/6度目購入)
・ 「かゆい所に手が届く予備情報。大変タメになりました」 (40代男性/8度目購入)

5月1日に先行発売を行う書店さんについては、
判明次第、お知らせいたします。




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室井 昌也

論創社
2016-12





交通情報の女たち
室井 昌也
論創社
2014-11-18



前回、「韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑」の質問に答える件について記した後、
各所で、「時期や価格に関わらず買いますよ」といった旨のお言葉を、
多数いただきました。

こちらとしては11年目なので、淡々と進めてはいるのですが、
改めて、みなさんの思い入れ度の高い本なのだと実感し、
感謝している次第です。

2014年版のこちらがすべき作業はあらかた終わっていますが、
これから様々な人々の手を介して、紙、本の形へとなっていきます。

さて表題の件。
観戦ガイドの初出版の1年前、2003年から毎年実施、
当方がプロデュースとガイド役を務める、
韓国プロ野球観戦ツアー」の今年のツアー詳細が決定し、
ご参加者募集を開始しました。

tour

ツアー詳細を記した告知サイトはこちら。
韓国プロ野球観戦ツアー2014
サイトにはご参加者の体験記も掲載中です。

今回の日程は以下の通りです。

☆期間:7月10日(木)~13日(日)3泊4日

☆観戦カード
 7月10日(木) SKワイバーンズ対KIAタイガース(インチョンムナク球場)
 7月11日(金) トゥサンベアーズ対ハンファイーグルス(ソウルチャムシル球場)
 7月12日(土) サムソンライオンズ対SKワイバーンズ(テグ球場)

試合や球場の魅力はもちろんのこと、
今回のツアーは以下のテーマを設けてみました。

「選手気分を疑似体験!
デラックスバスでの遠征風移動と球界関係者とのリアルなトークタイム満載!」
です。

◇選手気分を疑似体験~その1~
「試合後に現場の人とミーティング実施!?」

観戦ツアーではこれまでにも試合後に、
球界関係者との親睦会(お食事会)を実施していますが、
今回はそれを2回行います!

過去にご出席いただいた選手、コーチの方々には、
現場の方々ならではのお話をしていただきましたが、
今回はより深く、「きょうの試合の勝負どころ」など、
ゲームの振り返りができるような場にしたいと思っています。
いわば「試合後の疑似ミーティング」ですね。

◇選手気分を疑似体験~その2~
「ゲーム中の選手心理を耳元で聞ける!」

今回のツアーではゲーム観戦中のサプライズゲストのご登場も予定しています。
その方が試合中に生解説してくださることで、
あたかもグラウンドに立っているかのような心境で、
試合を見ることができます。

◇選手気分を疑似体験~その3~
「遠征移動を実体験!」

これまでの観戦ツアーでは専用車で移動し、
長距離移動の際はKTX(高速鉄道)を利用していました。

今回もホテルから球場などへの移動は専用車となりますが、
その専用車として使用するバスを、今回はゆったりとした独立シートの、
デラックスバスを使用します。

韓国は北部のソウルから南部のプサンまで、約400キロほど。
チームの遠征移動がほとんどの場合、球団の専用バスです。
その球団バスのような、ゆとりあるシートに座って球場入りという、
選手の気分を味わってください。

球団バス
各球団の遠征バスの一例
(観戦ツアーでこれらのバスを使用するわけではありません)

選手たちの移動は大半がナイトゲーム後で、ホテルに着くのは早朝ですが、
観戦ツアーでは日中移動なのでご安心を。
車内ではお休みになるのもよし、DVDをお楽しみいただいてもOKです。

今回、長距離移動となるのは3日目のソウル-テグ間です。
ここまで読んで、
「バス移動での選手気分なんて味わいたくない」とお思いの方もいるでしょう。

バスで移動するのには、選手気分を味わうだけではなく、
鉄道では不可能なメリットもあるからです。

それは「寄り道ができる」ということ。
今回、移動の途中で二軍公式戦を開催中の球場に立ち寄ります。
「とにかく数多くの球場に行ってみたい!」という野球ファンの方は多いと思いますが、
そんな欲求にもお応えできます。

上記のように「選手気分を疑似体験」というと、
野球観戦のみにすべての時間を費やすようにも思えますが、
観光もできちゃいます。

実は、1日目の午後はインチョン市内の観光、
2日目の午前、午後はソウルでのフリータイム。
4日目の午後にはプサンでフリータイムがあるのです。

4日間の日程で、ソウル、インチョン、プサンの観光ができるというのは、
かなり珍しいのではないかと思います。
「韓国が初めて」という方でも、「野球しか見なかった」ということはありません
(「野球が見られれば十分」という方もいるでしょうが~)。

ソウルのホテルは中心部なので、
景福宮や仁寺洞、明洞や東大門などへのアクセスも便利ですね。

観戦座席はこれまでのツアー同様に、
個室のスカイボックス(インチョン)とテーブル席(チャムシル、テグ)を予定。
テーブルに飲み物や食べ物、観戦ガイドを広げて、
ゆったりとお楽しみください。もちろん球場内をあちこち散策されても構いません。

これまで同様に、全日程、当方がガイドとして同行。
ご希望者とは試合後、毎晩のように杯を交わし、楽しい時間を過ごしています。

このツアーは、初めてご参加くださった方が、
翌年だったり、その次の次の回で、リピーターになってくださったり、
そのリピーターの方が繰り返しご参加くださったり、
もちろん、初参加の方も増え、その方たちがリピーターになったりと、
多くの方にご愛顧いただいています。

「どんなものかピンとこない」という方は、
告知サイトと過去のツアー報告をご覧ください。

韓国プロ野球観戦ツアー2014
ツアーちらし(PDFファイル)

2013年8月のツアーの様子
ツアー初日(8/1) 2日日(8/2) 3日日(8/3)

2012年7月のツアーの様子
ツアー初日(7/27) 2日目(7/28) 3日目(7/29)

2011年8月のツアーの様子
ツアー初日(8/5) 2日目(8/6) 3日目(8/7)

2010年8月のツアーの様子
ツアー初日(8/6) 2日目(8/7)

お申し込み、お問い合わせは下記までお気軽にどうぞ。

お問い合わせ/受託販売
(株)KJナビツアーズ 
「韓国プロ野球観戦ツアー2014」係
TEL:03-3226-0811(月~金 10時~18時)

旅行企画・実施
東武トラベル(株) 
観光庁長官登録旅行業第1648号
東京都墨田区向島1-33-12

またみなさんとお目にかかれることを楽しみにしています。




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室井 昌也

論創社
2016-12





交通情報の女たち
室井 昌也
論創社
2014-11-18



2004年から毎年発行している、当方の編著書
「韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑」の2014年版が、
まもなく完成となります(今後、印刷などの工程を要します)。

最近は諸々の作業に加え、韓国での取材と、
日本でプレーする韓国人選手の取材などの日々です。

本10冊
2004年からの過去の10冊

その韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑について、
読者はがきやキャンプ地、球場、観戦ツアーなどで、よく聞かれることがあります。

その中で多いのが以下の2点です。
Q:開幕に間に合うように発売できませんか?
Q:1,600円は高くないですか?日本の選手名鑑ぐらいの値段にしてください。

今回、これらについて、こちらにもお答えを記そうかと思います。
ただそれには、細かな制作過程などもご説明する必要が出てきます。

当方、物事のプロセスをいちいち説明するのは、
「粋(いき)じゃない」、「野暮だ」と思う方なので、
どうかなぁとも思うのですが、
まぁ、ブログだからできることですし、
時には良いかなぁ、ということで以下に非常に長々と記そうと思います。

Q:開幕に間に合うように発売できませんか?

A:容易ではないなぁと思っています。

この11年間で以前は開幕時期には発売したり、
2006、09年のWBCの時には、特集ページを作り、
3月に発売したこともあります。
ですが、振り返ってみると、様々な面で無理をしたなぁという
思いがあります。

ここで、韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑を作る際の
スケジュールについてお話しましょう。

韓国では各球団が1月末日にKBO(韓国野球委員会)に、
選手登録の申請書を提出します。
選手名鑑を作る際にはそこに含まれるデータが元になります。

しかしそれを受け取った時点から作業を始めては、
3、4月の発行には間に合わないので、
公式戦が終わる10月の時点で、既に作業は始めています。
その段階で同年の個人成績は確定しているので、
まずその点に着手します。

全10球団の選手情報の整理はそれなりに時間はかかりますが、
創造性が求められる作業ではないので、根気と体力があれば、
数時間ぶっ通しでもやろうと思えばできます。

それらは単純作業のようでもありますが、
韓国のルールで作成された選手登録情報を、
日本で見慣れた選手名鑑の体裁にするという点、
独自の項目(選手名のカタカナ、漢字、アルファベットを併記など)がある点などは、
クリエイティブな作業なのかもしれません。
また、語学力を要するのは当然です。

選手名鑑以外のページの、
全本拠地球場へのアクセス、紹介、応援歌、
日程表、球界や観戦方法に関するコラム、成績などの記録全般などは、
1月中に作業を終えています。
そうしないと、2月はキャンプ取材が主となり、作業に没頭できないからです。

球場の写真やあらゆる取材などはシーズン中の蓄積物です。

選手インタビューは主にキャンプ地で行っています。
今年はオ・スンファン投手(阪神)と石山一秀監督(トゥサン)の
インタビューを掲載します。

本作りの中で多くの時間を要し、流れ作業では行えないのが、
選手名鑑の選手個々の寸評書きとそれに伴う調査です。
今年の場合、9球団の選手、約550人の寸評を書いたのですが、
1選手にあたり、10分かけたとして(実際は10分ではない)、5,500分。
約92時間を要します。

例えば1日8時間、この作業だけをやったとしても、約12日間必要です。
実際はその他の日々の業務もあるので、
1日の中で、寸評書きだけに費やせる時間は限られてきます。

日本の選手名鑑であれば、スポーツ新聞系の場合、
各球団の担当記者さんなどが分担し(ているのかな?)、
また外注のライターさん複数名で分担というケースもあるでしょう。

韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑に関しては、
全ての作業、全168ページ(昨年より16P増!)を、
当方一人で行っています。
観戦ツアー体験記を除き、他の人が入力したところはありません。

2012年からは組版(レイアウト)は、専門の業者さんにお願いしていますが、
それ以前はレイアウトやデザインを含めた全作業を、
アドビのイラストレーターで、1ページずつ、全部1人でやっていました。
素人なので、過去には出版の常識ではありえないようなセンスの
ページ作りをしちゃったこともあります。勢いとは恐ろしいです。

一般読者の方にはあまりピンとこないかもしれませんが、
「本1冊を一人で作業している」と、出版業界に携わっている人に話すと、
「えっ!」と言って、みなさん数秒間凍りつきます(笑)。ありえないそうです。

「じゃぁ、たくさん人を使って、開幕に間に合わせてよ」
という声もあるかもしれません。
ごもっともだと思いますが、それをすると、読者の方の費用負担が大きくなる
(というか高くて買えない)という可能性が出てきます。
その点は以下の質問につながります。

Q:1,600円は高いです。日本の選手名鑑ぐらいの値段にしてください。

A:本のタイトルに「選手名鑑」と入っているので、
日本プロ野球の選手名鑑が比較対象になるのはやむを得ないところです。
しかし出版形態などは日本の選手名鑑とまったく別物とお考えください。

ここで、お手元に日本の選手名鑑をお持ちの方は、
裏表紙のバーコードの周辺をご覧になってください。
「雑誌6×××~」というような記載があると思います。

それは「雑誌コード」というもので、それが「ムック」であることを表しています。
日本の選手名鑑は雑誌を出版している会社さんが持つ雑誌コードを使用した、
「ムック」の形態で販売されているものがほとんどです。

ということで10数年前の選手名鑑を見ると、
野球とはまったく異なるジャンルの雑誌の「別冊」として、
発行されているケースもありました(「PC○○別冊」とか)。

ムックの場合、雑誌同様の流通ルートが使用でき、
また日本の野球の市場規模から見ても、出版部数が多く、
何より広告が入っているので、
一般の雑誌同様に、価格が抑えられます。

一方で韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑は「書籍」です。
雑誌よりも、小説や実用書、学術書寄りになります。
ただ他の書籍が長きに渡り書棚に並ぶのに対し、
この本は「年鑑」なので、旬が今年に限られます。
もっと言うなら、夏頃までが必要とされる時期となります。

本は書店に並んでいる段階では売れているわけではなく、
書店さんは書棚の入れ替えのため、不必要と判断した本を、
出版社に返本します。その返本率は平均4割と聞いたことがあります。
返本された本は断裁処分ということが多いようなので、
世の中の多くの本は、印刷分の約40%は捨てていることになります。

ちなみに韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑は、
出版社さんと書店さんの努力、また販路を絞ることで、
返本率を低く抑えています。

ということで、マイナージャンルである上に、
期間がかなり限られるという性質上、
出版部数を増やすことは不可能です。
結果、価格を抑えることは困難となります。

みなさんの中には、専門書をお求めになったことがある方もいると思いますが
(学校の講義を受ける際に、「教授の著書を必ず買わなければいけなかった」などもそれ)、
書籍にしては結構、高額ではなかったですか?

韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑は、
その出版形態からすると、日本の選手名鑑よりも、
専門書の方が近いのではないかと思います。
まぁ、専門書にしては、だいぶポップですが。

野球関連で近い類書としては、
2006年あたりまで、地球の歩き方さんで発行していた、
「大リーグ観戦ガイド」がそれに該当するように思います。
広告入りで中身濃く、定価1,700円でした。

上記条件に見合った価格を設定した場合、
本当は現状よりもっと高くなってしまいますが、
出版社さんや組版の業者さん、そして当方がそれぞれ努力と妥協をし(笑)、
やんとかやれるのが、現在の価格です。

Q:説明なげーよ。どうでもいいから、開幕に合わせてもっと安い値段で売れよ。

A:え、全部読んでくれたんですか?
寝なくても平気な肉体を持っていれば、
早期発行も、もしかしたら可能かもしれません。

価格に関しては、広告出稿をご検討ください(笑)
あ、結構です。見合った効果が得られる保証がないので。

ちなみに書籍の場合でも広告を入れることはできます。
ただし、書籍に広告を入れた場合、
流通の取次業者さんに、手数料を支払う必要があるので、
その分は本体価格に乗っかります。

<まとめ>
「韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑」という本は、
必ずしも世の中に必要なものではありません。
ということで、価格に見合わないと思われたら、
購入されないのが賢明だと思います。

ただ当方は、「あったら面白いんじゃないか?」という思いつきと、
半ば勢いでスタートし、気がつけば11年も続けています。
毎年、1年の半分以上を上記のような制作作業に費やしながら(笑)

それが続けられるのも、ご愛顧くださる方々の温かい励ましを、
キャンプ地や球場、イベント会場などでいただいているからです。
そんなみなさんが「必要だ」と思ってくださるおかげで、
今年も発行の運びとなりました。

「韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑」は
読者の方の思い入れ度が、非常に高い本だと感じています。
改めて感謝申し上げます。

・当方、出版業界の人ではないので、
上記の認識が一部は正しくないかもしれません。
しかし、11年間で重ねた知見は無ではないと思っています。




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室井 昌也

論創社
2016-12





交通情報の女たち
室井 昌也
論創社
2014-11-18



2014年の韓国プロ野球は日本の開幕の翌日、
3月29日に公式戦がスタートしました。

開幕02
チャムシル球場をはじめ、今季から各球場のフェンスがクッション性の
高いものに変わりました。チャムシルは色も緑から紺色に。

開幕03
モクトン球場も。

またチャムシルは、上段の座席の色・名称が、
イエローからネイビーに変わりました。

取材はもとより、あれやこれやとあるので、
下記に思いつくままに列挙します。

・トゥサン・石山一秀監督(元近鉄)、初陣飾る。
3月29日のLG戦に5対4で勝利し、就任初戦を白星で飾りました。
勝利後のダッグアウトで、力の入った表情の石山監督と交わした握手は、
とても力強く、これまでお世話になってきた日々を思い出し、
感慨深いものでした。

開幕01
監督の大きなバナーにドキドキします。

石山監督については日刊スポーツさんのモバイルサイトのコラムに、
伺ったお話など記しましたので、よろしければどうぞ。

母校の名門・京都の平安高校(現・龍谷大平安)は、
選抜高校野球で初の決勝進出。
NHKワールドプレミアムで映し出される甲子園の映像を、
一緒に拝見しました。
「校名は変わっても胸の゛HEIAN”は昔と同じ」と石山監督。
龍谷大平安はそのユニフォームで2日の決勝戦を迎えます。

また先月亡くなった、フランク・ジョーブ博士と、
香田勲男コーチとイ・ジェウ投手との縁について、
スポーツ朝鮮のコラムで記しています(韓国語)。

・イム・チャンヨン投手、古巣サムソンに復帰。
米・カブスでの今季のマイナースタートが決まったイム・チャンヨン投手(元ヤクルト)は、
カブスを退団し、3月26日に古巣のサムソンに復帰しました。
しばらく調整してから、一軍エントリーの予定です。

・小林亮寛投手、現役引退を決断。
昨年まで2年間、韓国の独立球団・コヤンワンダーズに所属していた
小林亮寛投手が現役引退を決断したとのご連絡をいただきました。
詳しくはご本人のブログに記されています。
大切なファンの皆様へご報告です(コビーが行く!! 2014年3月26日)

小林投手とは昨年10月に小林投手の地元・福岡でトークライブをさせていただき
小林亮寛トークライブ、超満員、大大盛況で終了!(2013年10月14日のブログ)
その後についても伺っていましたが、今回、決断に至ったそうです。

まだまだどこかで投げ続けるように思いますので、
「お疲れさまでした」は似合わないように感じています。

小林投手とはこれからもお付き合いは続きますし、
また何かご一緒できればと思っています。




2017-5


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室井 昌也

論創社
2016-12





交通情報の女たち
室井 昌也
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2014-11-18



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