月別アーカイブ / 2012年10月

16日(火)から行われる、
公式戦2位・SKと、準プレーオフを勝ち上がったロッテが対戦するプレーオフ。
そのプレーオフ展望です。
2012年韓国プロ野球ポストシーズン日程表

プレーオフもサイト上では打席ごとの試合経過を掲載予定です。
2012年 韓国プロ野球ポストシーズン試合経過

準プレーオフ展望では3勝1敗でトゥサンと予想しながら、
その逆のロッテが3勝1敗でした。

当方、あまり過去を振り返らない方ですが、
これまでのポストシーズンの展望を見直したら、
2009年から11年までの準プレーオフ、プレーオフ、韓国シリーズ、
計9回連続して、予想が当たっていたのですね。

といっても二択なので、5割の確率なんですけどね~。
ということで、前回は外したので、気持ちを新たに(?)、
プレーオフ展望です。

SKとロッテ、シーズン中の対戦成績はSKの9勝10敗とほぼ互角でした。

ただSKの特徴は、監督こそ変わったものの、
個々の選手が持つ、重要な場面で力を発揮する能力、
厳しい状況での守備や作戦面での遂行能力が、
他チームより勝っています。

ということから、プレーオフのような短期決戦では、
SKの方が有利だと思います。

これまでのロッテはそういうセオリーを吹き飛ばすような
打線が特徴でしたが、今年はそのような戦力ではないので、
順当にいけば、SKに分があると思います。

SK、ロッテともリリーフ陣が安定しているチーム。
SKは65試合を投げ防御率1.32、34ホールドでホールド王になったパク フィス投手、
53試合で30セーブ、防御率2.20のチョン ウラム投手の両左腕が、
このプレーオフでも鍵を握ります。

ロッテは左打者が少ないですが、両投手とも右打者が苦手ということはないので、
(チョン ウラム投手の場合、むしろ対右打者の方を得意にしている)
打順に関係なく、僅差、リードを奪った終盤、
SKはこの両投手に勝負を託すことになります。

一方のロッテも、カン ヨンシク、イ ミョンウ投手の両左腕、
チョン デヒョン、キム サユル、チェ デソン、キム ソンベ各投手と、
まるで以前のSKのように多彩で充実したリリーフ陣となっています。

準プレーオフでは抑えのチョン デヒョン投手がMVPを獲得するという、
打撃に目が行きがちな韓国では、とても珍しい結果となりました。

ただ一点気になるのは、8月に戦列に加わったチョン デヒョン投手が、
SK以外の6球団には無失点なのに対し、SKには4回1/3を投げて、
被安打5、2失点だということ。

まぁそれは復帰直後の8月半ばのことなので、苦手とはいい切れませんが、
古巣との対戦で、どちらが気持ち的に優位になれるかというのは、
大きいように思います。
イ ホジュン、パク チョングォン、チェ ジョン各中心選手は、
チョン デヒョン投手から1本ずつヒットを放っているので、
この選手たちとの対戦は注目したいところです。

第1戦の予告先発は、
SK・キム グァンヒョン投手(16試合8勝5敗、防4.30)
キムグァンヒョン1206

ロッテ・ユモン投手(29試合13勝7敗、防2.55)と発表になりました。
シェーン・ユーマン

SKは通常ならばソン ウンボム投手、ユン フィサン投手を
初戦先発に据えるところで、
ソン ジュン投手コーチもそのように考えたようですが、
初戦前日の会見によると、イ マンス監督が、
「やはりSKはキム グァンヒョン投手」と、
彼を第1戦の先発に起用したとのこと。

大舞台に強いキム グァンヒョン投手、ハマればチームに勢いがつきますが、
立ち上がり不安定なキム グァンヒョン投手をロッテ打線が攻略すれば、
逆にロッテにいいムードができそうにも思います。

両チーム、5戦を見据えて戦うというよりも、
4戦までで決着をつけて、
休んで韓国シリーズに臨みたいという考え方があるので、
1、2戦はかなり重要になりそうです。

ゲーム感としてはロッテの方があるので、
リーグトップの108本塁打を放っているSK打線が感覚をつかむ前に、
ロッテが自分のペースに持ち込めると面白いシリーズになりそうです。

大方の予想通りならば、SKが優位と見るべきのプレーオフですが、
当方、3勝1敗でロッテとしておきます。えーっ。

準プレーオフ第1戦の守備で左目を負傷したカン ミンホ捕手が、
第1戦では代打、2戦からはマスクをかぶると伝えられています。
彼なしで準プレーオフを勝ち上がったロッテが、
復帰した彼の打棒爆発でプレーオフを取るなんて想像してみました。

カン ミンホ捕手の対SK戦の成績は打率.298、本塁打3本、15打点。
7月以降で見ると打率.400、本塁打2本、11打点。
各主力投手から万遍なく打っています。

う~んSKの方が強さはあるんですけどねぇ。
ま、そう浮かんじゃってので、まぁ興味のひとつとしてご参考に~。

余談ですが、今回のプレーオフの対戦。
日本での大リーグ記事調ならば、「ワ軍対ジ軍」。
この表記、改めて見ると面白いなぁと思ってしまいました。

ちなみに韓国ではソフトバンクを「ソベン(소뱅)」と略します。
パのCS2ndはフ軍対ホ軍、ニホンヘム(니혼햄)とソベンの対戦となりましたね~。



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室井 昌也

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室井 昌也
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2014-11-18




12日、プサンサジク球場で行われた準プレーオフ第4戦は、
後がないトゥサンが8回裏まで3対0でリードするも、
第1戦に先発したニポトゥのリリーフ起用が裏目に出て3対3の同点に。

延長に入り10回裏1死二塁の場面で、トゥサンは6番手投手・プロクトのワイルドピッチと、
捕手の三塁への悪送球でランナーが生還。
あっけない幕切れでロッテが4対3でサヨナラ勝ちし、対戦成績を3勝1敗としたロッテが、
プレーオフ進出を決めました。

 ト  0 1 1 0 0 0 0 1 0 0   3
 ロ  0 0 0 0 0 0 0 3 0 1x  4
 トゥサン投手:キム ソンウ、キム チャンフン、ピョン ジンス、ニポトゥ、●ホン サンサム、プロクト
 ロッテ投手:コ ウォンジュン、ソン スンジュン、イ ミョンウ、キム サユル、キム ソンベ
        ○チョン デヒョン
 本塁打:ユン ソクミン1号(トゥサン/ソロ)

2012年韓国プロ野球ポストシーズン日程表

以下、映像で確認した試合経過です。

トゥサンは第3戦で右ふくらはぎに死球を受けたイ ジョンウクが欠場。
1番に前夜のヒーロー・オ ジェウォンを起用する。

<2回表>
トゥサンはこの回先頭の4番・ユン ソクミンがロッテの先発・コ ウォンジュンの
外より低めのスライダーをひっぱたき、左中間へのソロホームランで先制する。

<2回裏>
1点を追うロッテは、4番・ホン ソンフンがノーアウトから出塁するも、
5番・パク チョンユンがセカンドゴロ併殺。
しかし、2死後にヒットが2本続くという、ちぐはぐな攻撃で得点ならず。

<3回表>
トゥサンは準プレーオフ打撃好調の9番・キム ジェホがノーアウトからセンター前ヒットで出塁する。
キム ジェホを送りバントで二塁に送ったところで、ロッテベンチは先発・コ ウォンジュンをあきらめ、
第1戦に先発し4回2/3を投げた、ソン スンジュンをマウンドに送る。

2死一・二塁となり、ここでも4番・ユン ソクミンがレフトへのタイムリーを放ち、
トゥサンは2対0とリードを広げる。

<4回裏>
ロッテは3、4番で無死一・二塁のチャンスを作る。
しかしトゥサンの先発・キム ソンウが、ゴロを打たせる投球から三振を奪う
ピッチングにギアを入れ替え、二者連続三振。
7番・ファン ジェギュンがこの日2本目のヒットで2死満塁のチャンスを作るも、
8番・ヨン ドクハンがピッチャーゴロに倒れ、この回も得点ならず。

試合は2対0、トゥサンリードのまま進み、終盤へ。

<8回表>
トゥサンは2死一塁で、ロッテの5番手・キム ソンベから
7番・イ ウォンソクがセンターへのツーベースで1点を追加。
3対0とし試合はこのままトゥサンペースで進むと思われた。

<8回裏>
トゥサンは9番・ムン ギュヒョンからの打順で必勝を期し、
第1戦に先発し6回を投げたニポトゥをマウンドに送る。

これに対しロッテはヒットのムン ギュヒョンを置いて、
1番・キム ジュチャンが左中間へ二塁打。3対1としてその差を2点とする。
ここでロッテは途中から守備に入った、第1戦のヒーロー・パク チュンソ。

パク チュンソはレフト前ヒットを放ち、二塁からキム ジュチャンがホームを突くも、
トゥサンのレフト・キム ヒョンスの好返球と、捕手のブロックに阻まれタッチアウト。
1死1塁となる。しかし続く3番・ソン アソプがライトへのヒットでつなぐ。
4連打を喫したトゥサンは、5番手にホン サンサムを送る。

ホン サンサムはこの日3安打の4番・ホン ソンフンを歩かせ1死満塁とすると、
5番、代打のファン ソンヨンにも四球を与え、押し出しでロッテに2点目を与える。

さらに満塁で6番・チョン ジュンウはライトへの犠牲フライ。
三塁ランナーが還り、この回3点を挙げたロッテが同点に成功する。

試合は9回表裏両者とも得点なく、延長戦へ。

<10回表>
トゥサンは9回からマウンドに上がった、チョン デヒョンに対し、
2回で4つの空振り三振を喫し、チャンスを作れず。

<10回裏>
ロッテはこの回先頭のパク チュンソがセンター前ヒットで出塁すると、
3番・ソン アソプがバントで送って1死二塁。
ここでトゥサンは6番手に抑えのプロクトを送る。

プロクトは4番・ホン ソンフンに対し、1ストライクの後の2球目、
低めへの投球がワイルドピッチとなり、二塁走者は三塁へ向かう。
それを見た捕手・ヤン ウィジはサードへ投げるも送球は逸れ、ボールはレフトへ。
ボールが転々とする間にパク チュンソが生還し、4対3となった。

ロッテはサヨナラ勝ちで準プレーオフの対戦成績を3勝1敗とし、
プレーオフ進出を決めた。


終盤までチャンスでホームが遠かったロッテ。
トゥサンは8回表に1点を追加したことで、
流れとしては完全にトゥサンに傾いていたのですが、
リリーフ陣が手薄とは言え、8回のニポトゥ投手投入が結果的に誤算となりました。

一方のロッテはまだ1敗出来る余裕がある中で、
こちらもソン スンジュン投手を3回1死から投入。中盤に沈滞ムードを作り、
リリーフ陣につないだことで、トゥサンに焦りを与えました。

そしてロッテは最後2回を締めた、チョン デヒョン投手の完璧な投球。
どんな場面でも動じない守護神の存在は、大きなものとなりました。

何度も記しているように思いますが、
日本の「ミスをしない野球」に対し、韓国は「ミスを補う野球」。
勝ったロッテはこの準プレーオフで数々のミスがありましたが、
余裕を持って臨んだロッテがそれを挽回し、プレーオフへと駒を進めました。

プレーオフは16日(火)から公式戦2位・SKの本拠地インチョンで行われます。

11/9~19『アジアシリーズ2012 観戦ツアー』、
引き続きご参加者募集中です!
アジアシリーズ2012 観戦ツアー詳細

お問い合わせは下記までお気軽にどうぞ
(株)モランボンツーリスト 
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11日、プサンサジク球場に場所を移して行われた準プレーオフ第3戦は、
初回にチェ ジュンソク選手の2ランなどで先制したトゥサンが、
7回にオ ジェウォン選手の2点タイムリースリーベースなどでダメ押し。
勝ったトゥサンは対戦成績を1勝2敗として、ロッテのプレーオフ進出に待ったをかけました。

 ト   3 0 0 0 0 0 4 0 0  7
 ロ   0 2 0 0 0 0 0 0 0  2

 トゥサン投手:イ ヨンチャン、キム チャンフン、○ピョン ジンス、ホン サンサム、キム サンヒョン、
          プロクト
 ロッテ投手:●サドスキ、イ スンホ、キム ソンベ、チェ デソン、カン ヨンシク、イ ミョンウ
 本塁打:チェ ジュンソク1号(トゥサン/2ラン)

2012年韓国プロ野球ポストシーズン日程表

以下、映像で確認した試合経過です。

<1回表>
トゥサンは1、2戦に2番で起用したオ ジェウォンを6番に、5番DHにチェ ジュンソクを入れるなど、
打順を入れ替えて臨んだ、背水の第3戦。

1番・イ ジョンウクが、立ち上がり不安定なロッテの先発・サドスキから右ふくらはぎに死球を受け出塁。
トレーナーがプレー続行は困難と判断するも、イ ジョンウクはテーピング後、一塁へ。
そして、2番・ミン ビョンホンの打席ですぐさま二塁盗塁を決める。

送りバントで1死三塁となったところで、3番・キム ヒョンスがレフト前にタイムリーヒット。
トゥサンは早々に1点を先制する。

2死後、5番に入ったチェ ジュンソクがサドスキの甘く入ったカーブをフルスイング。
打球はレフトスタンドへ飛び込む2ランとなり、トゥサンはこの回3点を挙げる。

打たれたサドスキは7番・イ ウォンソクに3ボールを与えたところで、右腕の外側の痛みを訴え、
この回途中で降板。ロッテにとって波乱の幕開けとなった。

なお、死球を受けたトゥサン・イ ジョンウクはこの回でベンチに下がる。

<2回裏>
ロッテは初回に1死満塁のチャンスを作るも、外野フライでの走塁ミスで本塁憤死。
2回も2死一・三塁のチャンスを作る。この場面でトゥサンの先発・イ ヨンチャンがマウンド上で
ボールを落とすボークで三塁ランナーが生還。ロッテは1点を挙げる。
なおも2死二塁で、1番・キム ジュチャンがセンター前タイムリーを放ち、2点目。
ロッテが1点差に追い上げる。

ロッテは3回に1死一塁のチャンスを作るも、セカンド・オ ジェウォンの攻守に阻まれ併殺打、
4回には1死三塁のチャンスで捕手からの送球でランナーがアウトになるなど、好機を掴めずゲームが進む。

<7回表>
トゥサンはフォアボールのランナーを置いて、ロッテの4番手・チェ デソンから、
3番・キム ヒョンス、4番・ユン ソクミンの連打で貴重な追加点となる4点目を挙げる。

1死一・二塁となったところで、6番・オ ジェウォンがセンターオーバーの2点三塁打で6点目。
さらに1点を追加したトゥサンはこの回4点を挙げ、ゲームを決定づけた。

試合はそのまま7対2でトゥサンが勝利。
トゥサンは先発・イ ヨンチャンが5回途中で降板するも、
その回1死一・三塁でマウンドに上がった、ルーキーのピョン ジンスがホン ソンフンを抑え、
また、1、2戦で被弾したホン サンサムが2者から空振り三振を奪う投球で、自信を回復。

9回には1、2戦登板がなかった抑えのプロクトを投げさせるなど、
トゥサンにとって意味ある投手継投を行えたゲームとなった。


トゥサン、ロッテこの両者の準プレーオフというと、
2010年、ロッテがチャムシルで連勝したあとプサンで連敗。
ロッテは第5戦のチャムシルでも敗れ、2連勝のあとの3連敗というケースがあります。

ロッテはその時同様になってしまうのか、
それとも1勝挙げ、プレーオフに進出するのか、第4戦が大きなポイントとなります。

第4戦の予告先発はロッテ・コ ウォンジュン投手、トゥサン・キム ソンウ投手と発表になっています。

サイトでは1~3戦同様、試合の文字経過を掲載予定です。
2012年 韓国プロ野球ポストシーズン試合経過

また1、2戦のゲーム振り返りは、日刊スポーツさんの
ワールドベースボール、「韓話☆球題」にも記しています。

韓国球界では11日にネクセンの監督にヨム ギョンヨプコーチの内部昇格、
またハンファでは、キム ウンヨン監督の下、イ ジョンボムさん(元キア、中日)が
走塁コーチに就任という発表がありました。
トゥサン、LG、ハンファは宮崎のフェニックスリーグに参加していますし、
ポストシーズンを戦っていないチームは来季に向けて動いています。


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9日、チャムシル球場で行われた準プレーオフ第2戦は、
1対1で迎えた9回表、ロッテがヨン ドクハン選手のソロホームランで勝ち越しに成功し、
初戦に続き連勝。対戦成績を2勝0敗として、プレーオフ進出に王手をかけました。

 ロ  0 0 0 0 0 0 1 0 1  2
 ト  1 0 0 0 0 0 0 0 0  1
 ロッテ投手:ユモン、キム ソンベ、チェ デソン、○カン ヨンシク、Sチョン デヒョン
 トゥサン投手:ノ ギョンウン、●ホン サンサム、ピョン ジンス
 本塁打:ヨン ドクハン1号(ロッテ/ソロ)

2012年韓国プロ野球ポストシーズン日程表

2012準プレーオフ第2戦01
26,000人満員のチャムシル球場

曇り空のソウル。夜になっても日中と大きな気温差はなく、
寒さを感じることなく行われた第2戦。

先発はトゥサン・ノ ギョンウン、ロッテ・ユモンの防御率2、3位投手の対戦となりました。

<1回裏>
先制したのはトゥサン。ヒットと内野ゴロで二塁に進んだイ ジョンウクを置いて、
3番・キム ヒョンスがユモンの低めのストレートをセンター前にヒット。
トゥサンが初回に1点を挙げます。

ロッテの先発・ユモンは初回こそヒット3本を喫するも、
2回以降は直球と内角へのチェンジアップ、外角へのスライダーのコンビネーション良く、
内野ゴロとポップフライを誘発。トゥサンの走塁ミスもあり追加点を与えず、
6回を被安打6、無四球、1失点でリリーフ陣に託します。

一方のトゥサンの先発・ノ ギョンウンはシーズン後半の好調ぶりそのままに、
低めへのスライダー、ツーシームでロッテ打線を抑えます。

<5回裏>
トゥサンは2死から9番・キム ジェホがヒットで出塁し、盗塁に成功するも、
捕手がもたつく間にオーバーランし、タッチアウト。追加点のチャンスを逸します。

<7回表>
ロッテは1死から7、8番と連打。続く9番・ムン ギュヒョンがこの日3本目となるヒットを
レフト前に運び、1対1の同点とします。

<9回表>
ロッテは1死から、トゥサンの2番手・ホン サンサムに対し、
8番・ヨン ドクハンが146キロのストレートをレフトへソロホームラン。
連夜の下位打線の活躍で、ロッテが2対1と勝ち越しに成功します。

2012準プレーオフ第2戦02
ヨン ドクハン選手の一発に沸く、三塁側ロッテ応援席

<9回裏>
トゥサンはこの回先頭の3番・キム ヒョンスがセンター前ヒットで出塁。
両チームを通じて、1回裏以来のノーアウトでのランナーを出します。
ロッテは左のカン ヨンシクに代わり、抑えのチョン デヒョンがマウンドに。

ここでバッターは4番・ユン ソクミン。
トゥサンは代走にミン ビョンホンを送り、ユン ソクミンは初球を送りバント。
しかし本投間に勢いよくダッシュした、サード・ファン ジェギュンに打球を処理され、
送球は二塁、一塁と渡りダブルプレー。
二死ランナーなしとなり、最後のバッターも倒れ、
ロッテが2対1でトゥサンに勝利しました。

両先発投手の好投で投手戦となったこの試合。
結末はロッテが2夜連続の伏兵の活躍で、連勝を飾りました。

一発を放ったヨン ドクハン選手はシーズン途中にトゥサンから移籍。
カン ミンホ選手の負傷により出場機会を得て、
古巣相手に2年前のポストシーズンを思い出させるような活躍を見せています。

第1戦は守備のミスが目立ったロッテですが、
第2戦は状況を判断したプレーで失点を防ぎました。

ロッテ各選手の話を聞くと、下位打線の面々が場面場面で冷静に狙い球を絞り、
好結果を生みだしているようです。

トゥサンは連日同点で迎えた終盤に、抑えのプロクト投手をつぎ込むタイミングなく、
2連敗してしまいました。

準プレーオフ第3戦は移動日を挟み、場所をロッテの本拠地・プサンに移し、
11日18時から行われます。

余談ですがポストシーズンは韓国の野球記者が一堂に会します。
その光景を見渡すとその数十人と、会社問わずそれぞれ人たちと
多様な場面での思い出がいっぱいあるなぁと思い出しました。
気がつくと自分より年数、年齢が若い面々が増えています。

日本と比べると歴史が浅く、至らない点もありますが、
韓国は韓国で独自の良き点はあります。
ですが、最近ちょっと、他者を尊重する姿勢が足りなくなかったか?
楽しむ姿勢が欠けていなかったか?と、あることをきっかけに自問自答しつつ、
韓国プロ野球への愛情、韓国プロ野球からもらった愛情を、再確認した1日でした。

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8日、準プレーオフ第1戦がチャムシル球場で行われ、
5対5で迎えた延長10回表、3点を挙げたロッテが8対5でトゥサンに勝利。
ロッテが先手を取りました。
 ロ  0 0 0|3 0 0|0 2 0|3  8
 ト  0 0 0|0 4 0|1 0 0|0  5

2012年韓国プロ野球ポストシーズン日程表

準プレーオフ第1戦
26,000人の観衆に沸くスタンド。ホーム・トゥサン側

日中日差しが強く、夜も冷え込むことなく過ごしやすい陽気のソウル。
今年のポストシーズンがスタートしました。

まず日本の紙面で千葉ロッテの監督候補として名前が挙がっている、
トゥサン・伊東勤ヘッドコーチについてです。

伊東ヘッドが試合前の練習に姿を現すと、記者さんたちが集まりました。
韓国側にとっては日本の新聞報道を根拠にするしかないので、
上記の件について、ご本人から聞きたいというところです。

伊東ヘッドは通訳さんを介し、
「報じられている件について、具体的なことは僕自身のところにはありません。
きょうから大事な準プレーオフ。それに集中しましょう」と答えました。

その後当方は、伊東ヘッドはその件について、またチーム状態についてなど、
しばらくの間、お話を伺いました。

こういった人事ものは、実際に進行している間に出るものもあれば、
検討段階で情報が出て(出して)反応を見るというもの。
また、実際は何もないのに、それを自ら情報を出して関心を持たせるものや、
他にはかく乱とかいろいろあるでしょう。

当方は千葉ロッテ側の取材をしていないので、
この件についてどう進行しているのかわかりませんが、
伊東ヘッドのコメントは上の「 」で記した通りです。

さて準プレーオフ第1戦。
トゥサン・ニポトゥ、ロッテ・ソン スンジュン両投手の先発で試合がスタート。
3回まで両者無得点で進むも、4回表、ロッテが3連打で3点を先制します。

<5回裏>
トゥサンはロッテ守備陣の3つのエラーとボークなどでチャンスを広げ、3対3の同点に。
なおも2死三塁で4番・ユン ソクミンがセンター前ヒットを放ち、4対3と逆転に成功します。
ここでロッテはソン スンジュンがマウンドを降ります。

<7回裏>
トゥサンは2番・オ ジェウォンのタイムリーで1点を追加。
5対3、2点リードで終盤を迎えます。

<8回表>
追うロッテは1死、死球のランナーを置いて、
代打・パク チュンソがライトスタンドへ同点の2ランホームラン。
5対5の同点となり、試合は延長戦へともつれます。

<10回表>
ロッテはトゥサンの4番手投手・キム スンフェから、
7回守備時に負傷退場した捕手・カン ミンホに代わってマスクをかぶるヨン ドクハンが、
この回の先頭打者としてレフト線への二塁打で出塁。
続くパク チュンソの送りバントが内野安打となり、無死一・三塁。
ここで8番・ファン ジェギュンがレフトへの二塁打で6対5、ロッテは勝ち越しに成功します。

1死後、2番・ソン アソプがスクイズを成功させ、さらにボールを処理した
ピッチャーの送球が悪送球となりさらに1点を追加。ロッテは8対5と3点リードしました。

試合はそのまま8対5でロッテが勝利し先手をとりました。

ロッテは守備のミスが目立ち、短期決戦特有の悪循環になるかと思いきや、
伏兵選手の活躍で初戦を制しました。
代打でホームランを放ったパク チュンソ選手は、ポストシーズン初打席。
けが続きで改名し、プロ12年目の今年、「オフにはユニフォームを脱ごうかと思ってた」
とのことですが、値千金の一発が飛び出しました。

第2戦は18時からチャムシル球場で、トゥサン・ノ ギョンウン、ロッテ・ユモン両投手の
予告先発で行われます。

さらにこの日午後、ハンファから新監督にキム ウンヨンさんが就任するとの発表がありました。
ヘテ、サムソンで監督を歴任し、監督通算勝利数は歴代1位。
2010年までサムソンの球団社長を務めた71歳の名将が、
ハンファの立て直しを任されることになりました。契約期間は2年です。



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日本、韓国ともシーズン終盤となり、
最近の当方はイ デホ選手が所属するオリックスの関東での今季最後の試合、
そしてホーム最終戦を取材したりや、
以前もお伝えした作業、また来年に向けたあれやこれやなど、
あわただしく過ごしている日々です。

そして10月8日からは2012年の韓国プロ野球ポストシーズンがスタートします。
2012年韓国プロ野球ポストシーズン日程表

まず、公式戦3位のトゥサンと4位のロッテで、5戦3先勝制の「準プレーオフ」が行われます。
この準プレーオフの勝者は、2位SKが待ち受ける「プレーオフ」(5戦3先勝制)を戦い、
プレーオフ勝者は、1位サムソンとの「韓国シリーズ」(7戦4先勝制)に駒を進めます。

さて毎年恒例の準プレーオフ展望です。
トゥサン、ロッテの両チームですが、タイプの良く似たチームです。
安定した先発投手がゲームを作り、セットアッパーと抑えにつなぐのが勝ちパターン。
両チームの先発投手の防御率は3.58で全く同じです。

両者の今季の対戦はトゥサンの10勝8敗。
派手な打ち合いでの決着は少なかったように思います。

チーム成績もよく似ています。
チーム打率:トゥサン.260(リーグ4位)、ロッテ.263(2位)
チーム防御率:トゥサン3.58(3位)、ロッテ3.48(2位)
トゥサンは得点圏打率がリーグトップの.286なのが特筆すべき点です。

4月を5つの貯金で共に首位で終えた後、同じような順位変動を見せ、
最終的に3、4位という位置になりました。
ロッテはシーズン後半に入り故障者が増え、9月に7つ負け越したのが厳しかったですね。

2ケタ勝利を挙げた先発陣3人(ノ ギョンウン、ニポトゥ、イ ヨンチャン各投手)を抱えるトゥサンは、
いずれも対ロッテ戦での好投が目立ちます。
ロッテの先発陣はトゥサンに比べると見劣りするものの、各投手、特にトゥサンを苦にしてはいません。
13勝を挙げているユモン投手が、ちょっとトゥサン戦で失点しているということはありますが、
結果的に試合には勝っています。

打撃陣ですが、一発があるのはロッテです。ではトゥサンは足かというと、
個々の数字だけで見ると、決してトゥサンの盗塁数は多くありません。でもチーム盗塁数は3個差でほぼ同じ。
ロッテはキム ジュチャン選手の32個を筆頭に、ファン ジェギュン、チョン ジュンウ両選手が20個を超えています。
しかし、他の選手はそう走るわけではなく、走る選手が多いという点ではトゥサンが上回っています。
この点は短期決戦ではポイントになるかもしれません。

あとはロッテはこれまでの短期決戦で守備力がポイントになっているので、
この点でもトゥサンが有利なように思います。

ポストシーズンは試合を重ねるほど、投手陣が厳しくなるので、
どちらが勝っても、余裕を持ってプレーオフに臨めるのがベストです(難しいですが)。

そんな思いも含め、今回のトゥサンとロッテの準プレーオフには投手戦を期待したいと思います。
もし先発陣が崩れると、どちらもリリーフが持ちこたえる可能性が低いので、
結構、ぐちゃぐちゃな展開になるように思います。

といったことからトゥサンが優位なのですが、
アジアシリーズに本拠地特例で出場するロッテには、少しでも上に行って欲しいとも
思ってしまいます。

そんな中トゥサンは、チョン スビン、ソン シホン両選手を故障で欠き、
経験のあるキム ドンジュ、コ ヨンミン両選手もいないという点が
どう影響するかということもあります。

当たるか否かというより、関心をお持ちいただく一助にと思い記すと、
3勝1敗でトゥサンと予想します。
キープレーヤーは野手で、トゥサン・ユン ソクミン選手とします。
ロッテはあまり得意にしていませんが、長打でニューヒーロー誕生という期待込みです。

第1戦は8日18時から、トゥサンの本拠地・ソウルチャムシル球場で行われます。
予告先発はトゥサン・ニポトゥ投手、ロッテ・ソン スンジュン投手と発表になっています。

なお、ストライク・ゾーンのサイトでは、試合の文字経過を掲載する予定です。
ちょっとだけ興味あるという方、もしよろしければどうぞ。

以上、ざーっと記してみました。



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2日、4位ロッテは5位キアとの直接対決に勝利し、
公式戦の4位以上が確定。5年連続ポストシーズン進出が決まりました。

1位サムソン、2位SKが確定し、ポストシーズンに向けて、
後は、トゥサンとロッテの3位争いとなります。
2012年韓国プロ野球順位表
2012年韓国プロ野球ポストシーズン日程

また、2日は全4試合が行われ、今季の韓国プロ野球の観客動員数が、
史上初の700万人を突破しました。
2012年韓国プロ野球個人成績 観客動員数も

昨季、初めて600万人を超えましたが、今季はそれをさらに上回る
観客を動員しています。
「韓国の野球場ってガラガラなんでしょ?」
  →いえいえ、韓国では今、プロ野球が大盛り上がりなんです!
  ~日本では伝えられていない、韓国プロ野球の現状について~ 2012.5/15掲載

さて、お知らせです。
韓国プロ野球グッズ ストライク・ゾーンでは、
2012年10月3日、1日限定で、キャップやユニフォームを、
なんと40%OFFでご奉仕いたします!
韓国プロ野球グッズ ストライク・ゾーン

ひとえに当方からの感謝のしるしでございます。
世の中のたくさんのみなさん、ありがとうございます。

なぜこの日、2012年10月3日に「40」%OFFかというのは、
うーん、ため息が出てしまいます。実に悲しい(?)です。
恥ずかしくもあり、個人的なこと、まぁ、類推なさってください。

どうぞこの機会をお見逃しなく!




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