月別アーカイブ / 2012年06月

ここ最近は、オリックス・イ デホ選手の取材で西武ドームへ、
そして、補強選手での都市対抗出場(JR北海道)が決まった、
伊達聖ヶ丘病院野球部・門倉健投手(元SK-サムソン)の取材で、
北海道の洞爺湖へ行ったりという日々です。
門倉投手ついては後日コラムなどで詳しく記す予定です。

洞爺湖行きは野球取材ながら、自然あふれる場所に訪れるという、
普段ないことだったので、かなりリフレッシュしてきました!
都会に疲れる方々に、おすそ分けを2枚。

洞爺湖_やぎ
レークヒル・ファーム。そしてやぎ。

昭和新山熊牧場
昭和新山 熊牧場。くまさんエサをねだる。

さて表題の件。
ヤクルト・イム チャンヨン投手の代理人さんが、
韓国メディア向けに対応し、現地では記事化されていますが、
イム チャンヨン投手は右ひじ上部のじん帯を損傷し、
早ければ来週にも手術を受けるとのことです。

でも球団リリースではないので、詳しいことは、
公式発表を確認されるのが良いでしょう。

イム チャンヨン投手とは一軍昇格前の5月に、
戸田でじっくりお話を伺い、スポーツ朝鮮のコラムにも記しましたが、
その時はちょっと弱気な発言も少なくなく、
(ご本人は「元々、気が小さい方」と言っていますが)、
少し年齢も感じ始めてきたとのことで、これまで取り組んでいなかった、
下半身強化のためのウエイトトレーニングもやっているとのことでした。

その後一軍復帰しましたが、右ひじ痛、
そして再手術。残念です。

イム チャンヨン投手というと、先日試合がない日の新聞記事に、
メジャーリーグに関するものがあったそうですが、
戸田ではイム チャンヨン投手とメジャーについても、
いろいろと話をしました。

その時の話では、メジャーの環境にものすごく魅力は感じるものの、
何か理由があっての強烈な憧れとか、執着とかはないそうです。

イム チャンヨン投手に限らず、
一流のプロ選手として目指せるなら、
最高峰のリーグでやりたいと考えても何らおかしくないですよね。

メジャーリーグでプレーする(した)日本人選手にしても、
幼い頃から憧れを持って、マイナー契約でもいいからと決断した人もいれば、
周囲の勧めだったり、誰かの影響だったり、
それぞれ、その時の状況や心持ちによって決断したと思うので、
イム チャンヨン投手にしても、手術からの復帰後、
必ずメジャーを目指すとか、目指さないとかは分からないように思います。

仮定の話として、
「もしメジャー行っても見に来るでしょ?」と聞かれたので、
当方は「もちろん」と答えましたけどね~。

手術、リハビリとなった場合、
あせらずに治して、また、マウンド上で跳ねる姿を見たいと思います。


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室井 昌也

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室井 昌也
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2014-11-18




先日募集しました、第24弾のプレゼント企画ですが、
抽選の結果、ご当選者へはご連絡を差し上げ、
お届け先のご返信をいただきましたので、近日中にプレゼントが発送されます。

ご当選の方々おめでとうございます。残念だった方は、また次回ご参加ください。

さて、そのプレゼント募集時のアンケートの中で、
ブログに関するご期待を多数いただきました。ありがとうございます。
そしてすみません。

その中には「おすすめ選手をコンスタントに紹介して欲しい」という
ご要望も多かったので、
今回、この選手のことを記そうかと思います。

イヨンチャン
トゥサン・イ ヨンチャン投手です(今月撮影)。

21日のネクセン戦に先発し、7回2/3を被安打3、無失点に抑え、
ハーラーダービーリーグ2位タイの7勝目(5敗)を挙げました。
防御率2.25もリーグ2位です。

今季の韓国プロ野球は各チームのエースがなかなか本調子とはいかず、
防御率ランキング10位の中に外国人投手が6人並んでいます。
ずらりと助っ人投手が並ぶ中、ベスト5中、唯一の韓国人選手がイ ヨンチャン投手です。

2009、10年とストッパーを務め、2年連続25セーブ以上、
09年には最多セーブと新人王を獲得しています。

昨季から先発に転向。速球が魅力的な投手ですが、
これまでは安定感のある方とは言えませんでした。

今季のイ ヨンチャン投手について、まず最初に受けた印象は、
動きのあるストレートが効果的なのかな?ということでした。
そしてランナーを置いてからの粘り強い投球に目を引きます。
(得点圏の被打率.225。走者有.215、走者無.266)

開幕直前、トゥサン・キム ジンウク監督に、
今季はイ ヨンチャン投手が期待できそうではないか?と伺ったところ、
球自体の力は評価し「あとはコントロールが良くなれば」とおっしゃっていました。

制球力抜群というタイプではないですが、
8勝を挙げるニポトゥ投手と共に、トゥサン投手陣をリードする
活躍を見せています。

特徴的な点として、イ ヨンチャン投手はここまで投げた76イニング中で、
まだホームランを1本も与えていません。
規定投球回に達している投手の中で、被本塁打0はイ ヨンチャン投手だけです。
ランナーを出しても、そこから大量失点にはならないことが、
好結果を生んでいるのでしょう。

元々、男前なルックスですが、最近は自信からか、
その表情が一層りりしく、カッコよく見えてきました。
韓国の選手は、一度自信を持つと、そこから次のステップに進むのが、
とても早く感じます。もちろん、それを維持し続けるのは大変なのですが、
他チームのエースたちが苦戦するなか、これからも好投を期待したいと思います。


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2014-11-18




日刊スポーツさんの携帯サイト
「ワールドベースボール」に毎週水曜日に連載している、
「室井昌也 韓話☆球題」にも書きましたが、
韓国野球委員会(KBO)は19日、10球団目の創設を審議する臨時理事会を開きました。

KBOの発表によると、
各球団上層部が集まったその会合で、採決は行わず、
「10球団目に関して、期限を設けずに今後改めて審議する」ことが、
話し合いで決まりました。
なお、KBOは年内の再審議はないとしています。

10球団目の参入を認めなかった理由として、
 ・準備不足で時期尚早
 ・高校野球部が53校しかない野球のすそ野が狭い現状で、
  球団数の増加は選手の供給に無理がありプロ野球のレベル低下を招く
としています。

今後、野球の底辺拡大と球場施設などの整備が進んだ上で、
10球団目については改めて論議しようとのことです。

なお、今後10年間で高校野球部20チーム、
中学野球部30チームの新設を果たすための
ファンドの設立について推進することが決まりました。

今回の決定に、韓国プロ野球選手協会は異を唱え、
「オールスター戦やワールドベースボールクラシック(WBC)の不参加もありうる」
旨の声明を出しています。

この問題には、新規参入の是非はもちろんのこと、
来季からNCダイノスの一軍参加が決定しているため、
「9球団という奇数でのリーグ運営をどう運ぶのか?」ということも絡んできます。

10球団目の参入を進めたいのは、
・KBO ・選手 ・OB ・球団を誘致したい自治体。
いずれも早期決定を願っています。

一方、反対しているのは、財閥系の球団です。
理由として、既得権を維持したいという部分もありますが、
「準備不足で時期尚早」というもっともな意見を展開しています。

それぞれの主張はそれぞれの立場からすれば理解できるのですが、
元をただせば、こうなることは9球団目の参入を認めた時点でわかっていたことでした。

いわば「継ぎ足し感」が招いている状況ですが、
これは、良し悪しではなく、韓国らしい点だなと、当方は感じています。

ここから本題から大きく逸れます。
球界情報に期待しちゃいそうな方は、お読みにならない方が賢明です。

韓国の継ぎ足し感は不格好なものを生むケースが多いのですが、
(パッと思いつくものとしては、道路の舗装やトイレなどの水回り工事、
駅構内のエレベーターの配置など)
ではダメなのかというと、スピード感が幸いし、
結果としてタイミングをつかんで役目を果たすなんてこともあります。
(完成よりオープンが先になる、逆のスピード感を発揮することもありますが)

ただ長期的に見ると、きちんと準備して取り組んだ方がいいのは当然です。
でも、準備不足でもなんとかしちゃうのも韓国の特徴だったりもします。

この継ぎ足し感を、韓国のことを好きになれない人は、
「欠点」として、その部分に腹を立ててしまうのですが、
韓国に魅かれる人はそこに面白みを感じ、
ツッコミをいれる楽しさを味わっているように思います。

当方はというと、面白がれる時もありますが、
正直、腹を立ててしまうことも少なくありません。

そんな時の多くは、心に余裕がない時だったりして、
「郷に入っては郷に従え」という言葉を思い出し、
怒りを鎮め、気持ちにゆとりを持つようにしています。

結局のところ、韓国に限らず、お国によってそれぞれ手法が違い、
日本でスタンダードとされる取り組みが、
たとえそれが最も優れた結果を生むとしても、
他の国では全く受け入れられないなんてことが、
結構あるよね~、なんて感じています。

野球に話を戻します。

本件の場合も本来なら、9球団目の話が出た時に、
「では10球団目の新設も進めて、2球団同時にスタートしましょう」
なんていうのが、時間はかかりますが、たぶんしっくりいく形なのでしょう。

しかし、9球団目(NC)が思いのほか、スムーズに準備を進め、
「2013年から一軍に入っちゃうぞ~」となりました。
でも冷静に考えると、「やっぱり奇数球団でのリーグ運営は大変ね」
という問題に直面しています。

でも、、、なんとかなっちゃうような気がしています。
ちなみに過去、1986年から1990年まで7球団で行った経験があります。

もしかしたらウルトラCで10球団になっちゃうかもしれません(ホントか!?)。

現在の韓国プロ野球は空前の盛り上がりを見せています。
→「韓国の野球場ってガラガラなんでしょ?
  いえいえ、韓国では今、プロ野球が大盛り上がりなんです!
  ~日本では伝えられていない、韓国プロ野球の現状について~

その勢いで難局を乗り越えちゃうのかな?と思いたいのですが、
当方、別の部分で、心配していることがあります。
それは、今季の各チームは、これまで以上にミスが多く、
粗い野球が目立つということです。

現状でこうなのですから、球団が1つ増える来季は大丈夫?
とも思っちゃいます。

この点については、あくまで感覚的なものなので、
もし改めて考える機会があれば記したいと思います。




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室井 昌也

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2014-11-18




まず告知です。
7/27(金)からの「韓国プロ野球観戦ツアー2012夏」の締め切りが、
今週末に迫っています。既にお申込みの方々ありがとうございます。
今回はトゥサン・伊東勤ヘッド兼打撃コーチ(元西武監督)との
試合前の懇談会もあり、そちらにご興味お持ちくださった方もいるようです。
韓国プロ野球観戦ツアー2012夏ツアー詳細

「このツアーのこと今、知った。行きたいのでこれから休みを調整するけど、
今週末には間に合わないかも…」
なんて方はまずは一度下記までお問い合わせください。
とても親切なご担当者さんが対応してくださいます。

・お問い合わせ/受託販売 モランボンツーリスト 042-334-4141(毎日 10:00~20:00)
・旅行企画・実施 東武トラベル(株)

伊東ヘッドについては、西日本新聞さんで記事になっています。
韓国プロ野球に日本流の緻密さ 西武元監督・伊東勤さん 斗山ヘッドコーチに(6/18西日本新聞)

さて表題の件です。
本日放映されたテレビ番組(テレビ東京「ありえへん∞世界」)で、
イタリアでプレーする、G.G.佐藤選手(元西武)の姿を見ることができました。

この番組のことは、
2010年に文化放送・斉藤一美アナにご出演いただいたイベントに
ご来場者くださった方がG.G.佐藤選手のファンで、
本日の放送のことをツイートし、それをリツイートした方によって知りました。
「何が何でもネット万歳」ではない当方ですが、
今回はツイッターのメリットを感じることができました。感謝です。

G.G.佐藤選手と言えば、北京五輪でのあのプレーが、
多くの人の印象にあるかと思うのですが、
実は韓国では、日本以上にあのシーンが繰り返し繰り返し、テレビに映し出されています。

高いケーブルテレビの加入率により、
スポーツ専門チャンネルを視聴する機会が多い韓国。
それらのチャンネルでは、スポーツ中継がない時間帯に、
過去のハイライトを再放送することが少なくありません。

韓国代表が9戦全勝し、金メダルを獲得した北京五輪野球競技は、
ヘビーローテーションされるコンテンツのひとつです。
野球が雨天中止になった時の雨傘番組になることもあります。

ということで韓国にいると幾度も、あの暑く、そして熱かった、
北京での戦いをテレビで見ることになるます。
何度も見ているのですが、見始めるとつい最後まで見てしまうんですよね。
北京2008夏
準決勝のあの日も暑かったです。

韓国と日本の準決勝、G.G.佐藤選手の落球シーンも再三流れます。
解説のホ グヨンさんの「사토 고마워요~(サトウ、ありがとう~)」という言葉も、
鮮明に耳に残ってしまいます。

 ・北京五輪準決勝の試合経過
 →韓国代表、日本に勝利し決勝戦へ進出(試合経過とあれこれ)(2008年8月22日のブログ)

昨季、キム ビョンヒョン投手(現・ネクセン)の取材のため、
西武対楽天のイースタンリーグに訪れた際、
代打で三振したG.G.佐藤選手の姿を見た、
各球団編成担当の方々が、厳しい言葉を口にしているのを耳にしました。

今回、テレビのバラエティー番組の企画という形ですが、
G.G.佐藤選手の元気そうな姿を見て、とても嬉しかったです。
韓国の人たちにも、正確な情報でその姿を見せてあげたいですね。

さて、もうひとつの件。
カレンダーを見て、明日「6月20日」に何かひっかかるなぁと思ったら、
当方が韓国留学のため、日本を旅立ってから6月20日でちょうど10年でした。

今では、国内の各地に出向くよりも、気軽に韓国へと足を運んでいる当方ですが、
10年前、生活の場として韓国に渡った時には、多少の不安もありました。
(ちなみに日韓共催のサッカーワールドカップの真っ最中でした)。

通う学校は決まっていたものの、住む場所は現地に行ってから決めることにしていたため、
6月20日の到着初日は、ソウル・シンチョン(新村)の安宿で1泊。
その時点である程度、韓国語は話せたものの、
「明日、ちゃんと部屋探せるのかなぁ」と不安な夜を過ごしていました。

その晩、テレビをつけると、日本のNHK-BSで西武対ダイエーが中継されていました。
試合は西武が2点を追う9回裏、1死二、三塁の場面で、
ダイエーの左腕・吉田修司投手に対し、西武は代打に左殺しの犬伏稔昌選手を送ります。
そこで犬伏選手は、吉田投手からレフト芝生席へ飛び込む、
代打逆転サヨナラ3ランホームラン。

ホームベース上でもみくちゃにされる犬伏選手を見て、
犬伏選手と同い年(昭和47年生まれ)の当方は、
新生活を前に、とても勇気づけられました。
その2002年6月20日から、ちょうど10年です。

今年3月に犬伏さんが塾長を務める、
デーブ・ベースボールアカデミーにおじゃましたことをブログでも記しましたが、
デーブ・ベースボールアカデミーにおじゃましました。(2012年3月17日のブログ)
犬伏さん
指導中の犬伏さん(写真右)

取材を終え、犬伏さんと雑談する中で、あの時の一打についても話をしました。
「サヨナラですよね。覚えてますか?同い年、縁がありますね!」と、
笑顔で話してくれた犬伏さん。

G.G.佐藤選手のテレビを見て、そして犬伏選手のサヨナラ弾を思い出し、
良い結果、悪い結果いずれにしても、
ひとつのプレーが心に残る野球って、やっぱり面白いなぁと、
雨が窓を打ちつける夜に、思いにふけっている当方です。



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映画について記すという、あまりないことですが、今年4月の「韓国プロ野球観戦ツアー2012春」の時に、親睦会にご出席くださった、サムソン・芹澤裕二コーチ(元中日)が、「神奈川水滸伝(修羅の群れ)は見た方がいい」とおっしゃって以来、
韓国プロ野球観戦ツアー2012春・2日目(2012年4月14日のブログ)
いつかは見ようと思っていた映画を、先日DVDを借りて見ることができました。

どんな映画かというと、あらすじ、キャストなどが下記リンクに記されています。
修羅の群れ - Yahoo!映画

以下、toeimovies(プレビュー)



任侠の世界に生きた、実在の人物をモデルにした小説の映画版です。(1984年・東映)

で、なぜ芹澤コーチがこの映画をおススメするのかというと、中日時代に遠征移動のバスで、繰り返しご覧になったというのです。

この「修羅の群れ」については山﨑武司選手(中日)も、新聞記者さんとの会話の中で語り、記事になっています。
楽天山崎武「修羅の群れ」見せ若手競わす(日刊スポーツ 2010年2月5日)

ストーリーとしては、松方弘樹さん演じる主人公・稲原龍二が、その道で勢力を拡大していく中での人間模様を描いたもので、話の展開に引き込まれるといった類のものではなく、稲原の生き様が時代とともに進んでいくものです。

この映画を中日OB、というか、当時の星野仙一監督率いるドラゴンズの面々がなぜ推すのか?、それには以下の点があるように思いました。

 1.稲原が持つ情、それに惚れ込んだ若い衆たちの忠誠心
 2.仲間を助けるための自己犠牲
 3.生きるか死ぬかの世界への共感

これらが選手たちのハートに突き刺さったのでしょう。

またこの作品は、ストーリー展開を追わずに、部分的に見ても感情移入できるという点で、遠征移動のバスに適していたのではと思います。

映画としての面白さうんぬんというよりも、「戦いに挑む組織をまとめるためのアイテム」として、この映画を見せるというのは、マネージメントの方法として、有効だったのかもしれませんね。

芹澤コーチによると「みんなセリフが言えるくらい覚えてた。特に都裕次郎さん」。
とのことで、それぞれが劇中の役柄に、じぶんを置き換えて、見ていたのでは?なんて推察します。

ちなみに本作には、俳優として張本勲さん、小林繁さんが、結構なシーン数で出演し、演技をされています。
張本さんはなかなかのセリフ量。小林さんは立ちまわりも。野球ファン必見です!

また、主題歌を歌う北島三郎さんもかなりおいしい役どころでご出演。当方、サブちゃん(あえて)の芝居を今回初めてみました。歌手の方というのは、自分の方へ引き込む力がすごいですね。

本作はなにより、とにかく、キャストが豪華です。上記面々の他に、鶴田浩二、菅原文太、北大路欣也、若山富三郎、丹波哲郎、酒井和歌子(敬称略)とまぁ、揃いも揃っています。

映画作品としての良し悪しというよりも、「星野竜の面々が見た」ということで、一度、ご覧になって見てもいいかもしれません。

以上、まったく映画通ではない当方が、芹澤コーチのレコメンドでご紹介した、映画・修羅の群れでした。

あ、そうそう、次回7月27日からの「韓国プロ野球観戦ツアー2012夏」のお申込み締め切りが今週末に迫っています。
ツアー詳細

今回も日本人コーチの方から、現役時代の秘話などが聞けるかもしれません。ご興味ある方など、まずは一度下記までお問い合わせください。

・お問い合わせ/受託販売 モランボンツーリスト 042-334-4141(毎日 10:00~20:00)
・旅行企画・実施 東武トラベル(株)


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14日のLG戦で、今季3度目の先発マウンドに上がったSK・キム グァンヒョン投手は、
過去2回の登板より1イニング長い6回を投げ、
被安打6、1四球、7奪三振、無失点で3勝目を挙げました。
キムグァンヒョン1206
写真は8日のサムソン戦のもの

各チームのエースに不調や故障が目立ち、
投手ランキングに外国人投手が並ぶ、今年の韓国プロ野球。
そんな中、復帰したキム グァンヒョン投手の投球は、
「エース」を感じさせてくれます。

以下、先日久々にその姿を見て思ったことを記したいと思います。
キム グァンヒョン投手の魅力は直球やスライダーといった投球は
もちろんなのですが、
ピンチを招いてもそれを凌ぐ巧みさとタフさに強くひかれます。

エースと並び称されるユン ソクミン投手(キア)やリュ ヒョンジン投手(ハンファ)に
比べると、コントロールは決して良くありません。
そこが武器でもあるというか、打者にとって的が絞りづらく、
とはいいながら、ウイニングショットでは、ズバッとコースいっぱいを
きちんとついてくる、見ていて何とも面白い投手です。

また、シャッターを切ると、同じフォームの写真はほとんどありません。
当方のようなヘボ機材に二流の腕の撮り手には非常にやっかいです。
しかし躍動感は、そんなヘボヘボのファインダーにも飛び込んできます。

野球は間のあるスポーツで、野球好きの方はその間合いが、
感覚的に染みついていると思います。
ファールボールの後、それからどのくらい目をそらしていても、
次の投球を見逃さずにいられるかといった時計が、
それぞれの体の中にあることでしょう。

しかし、キム グァンヒョン投手はそれを見事に裏切ってくれます。
そう、同じ間合いではほとんど投げてこないのです。
もちろんランナーを置いた場面ですが、長く持ったり、
素早く牽制球を投げたり、ゆるく投げたり、早いテンポで投じたり、
マウンドを外したり。
彼がマウンドに立つと、球場内の空気をすべて支配してしまうような、
エースならではの風格があります。

以前、加藤初・前SKコーチがキム グァンヒョン投手の長所を、
「チームが勝たなきゃいけない時や、大事なところで頼りになる」と
おっしゃっていたのですが、それがズバリ、彼のらしさなのでしょう。

先週8日は日中に、コヤン・キム ソングン監督とも、
キム グァンヒョン投手について話をしました。
これまでに各所で、昨年1年のキム グァンヒョン投手の再生プログラムについて
お話を聞いてきました。
いつか「そんなこともあった」と、どこかでお伝えする
機会があるといいですね。

キム グァンヒョン投手に関するリクエストが多いのと、
いろいろと感じることがあったので、今回記してみました。



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先日、ツイッターでも記しましたが、
都市対抗野球北海道一次予選で惜しくも敗退した、
伊達聖ヶ丘病院硬式野球部所属の門倉健投手(元サムソン)が、
北海道代表・JR北海道の補強選手に選ばれ、
7月13日から東京ドームで行われる大会に参加することとなりました。

以下、先日12日、門倉投手から届いたメールの一部です。
「(都市対抗出場を決めた)JR北海道から補強選手のオファーがあり
東京ドームに行ける事になりました。他のチームで出場するのは複雑ですが、
精一杯頑張ります」。

昨年12月17日に東京・水道橋で行った、
『韓流野球ナイト!!特別編 門倉健トークライブ』では、
爆笑エピソードに加え、実際に投球も披露してくれた門倉投手。
門倉健トークライブ

門倉健トークライブ

→当日の様子『韓流野球ナイト!!特別編 門倉健トークライブ』大大盛況で終了
(2011年12月17日のブログ)

そのイベントの締めで、MCの当方は、
「次回、スタジアムでお会いしましょう!」と言ったと思うのですが、
その次回は東京ドームの大舞台となりました。

当方、もし伊達聖ヶ丘病院が北海道二次予選に進んだら、
先週は札幌円山球場へ取材に行く予定だったのですが、残念ながら敗退。
次の目標、クラブ選手権で取材できればと思っていました。

一次予選で参考記録ながら7回完全試合を達成したりと
活躍していたので、補強選手で選ばれるか?
ということも考えなくはなかったのですが、
JR北海道・狐塚賢浩監督のコメントを掲載した記事によると、
門倉を都市対抗補強選手リストアップ(nikkansports.com)
「プロで76勝も挙げた投手ですが、アマチュア選手として投球だけでなく一塁を守ったり、
打席に立ったりと懸命さを感じました」ということで、
その姿勢が評価されたということですよね。

昨年のトークライブにご参加された方はもちろん、
多くの方々とともに、門倉投手の東京ドームでの姿を見たいと思います。

先日、韓国の二軍に所属するサンム(尚武=国軍体育部隊の野球チーム)の
取材に行った時、モ チャンミン選手(SK所属)が、
「門倉兄さんは社会人野球(実際はクラブチーム)にいるんですよね?」と
聞いてきました。
今後当方は、彼をはじめ韓国の人に、日本の「都市対抗野球」についてと、
「補強選手」という制度について、韓国語で説明をすることになりますね~。

さて、先日の第24弾プレゼントの時のご要望に応え、
韓国プロ野球グッズ ストライク・ゾーンでは、
各球団キャップのお取扱いを強化し、
6月17日まで「キャップ祭り」として15%OFFでお取扱いしています。
もしご興味あればどうぞ。



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