昨日、入ったお風呂の水を捨てようと浴槽の栓を抜き、部屋着に着替えて戻ってきたら…っっつめたっ!?

一瞬何が起きたがわからなかったが、肌触りの良かったもこもこ靴下が、めちょめちょになり、考えるよりも早く脳からの反射神経でとっさに脱いだ。

とうとうやられたか!!
どうやらお風呂の排水が逆流してきたらしく、さっき何でもなく通った道が川になっていた。
明らかな床上浸水1.5センチ。

最近、お風呂の排水口が変だなと感じていた。
お風呂の栓を抜くと、途中から排水口が排水にあきてしまうのか、作業を中断するのである。
それからキッチンの排水口がバコバコ音を立てて『これから逆流するから』みたいに、大きな音で宣戦布告。心なしか排水口の蓋が水圧で上下しているので、さらに部屋が緊張状態に。
また、続けと言わんばかりに、洗面所もあわてて咳き込むかのようにアピールをかかさない。
いつもこの流れなので、各排水口を気にしつつ、
お風呂がしぶしぶある程度まで流してくれたら、栓をして、しばらくしてからまた流すという段階を踏んでいた。
しかし、今日はすっかり失念していた。

だんだん川から湖に規模をしれっと広げてきたので、
タオルを取りにいった。

しかし何枚投入しても歯が立たない。
そうだ!クイックルワイパーを使って、玄関に水を落とそう!と、考えた。
さらに、玄関の外側の排水口に流せば解決!
と思ったのである。


だが、玄関ドアが少し小高い山になってるため、水の逃げ場がなく、だんだんダムになってきた。
靴も浮いている。

こんな時に助けてくれたのは、
タオルから格下げされた雑巾たちである。
最後の奉公にと、すごく良い働きをしてくれた。

来年になったら、この件について大家さんに話そう。
結果的に、そのあと水拭きをしたので床がピカピカになり、強引な大掃除は完了した。


完。