20200704_145039.jpg

JR桜木町駅前とワールドポーターズ前の新港ふ頭をつなぐ新しい都市型ロープウェイ『YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ・エア・キャビン)』の工事が着々と進んでいます。

駅から赤レンガ倉庫方面に伸びている『汽車道』と並行する形で運河パーク内に足場が組まれ、ロープウェイを吊る支柱が一気に立ち上がって来たので、いよいよ「横浜にもロープウェイが出来るんだなぁ」という印象。

正直、桜木町駅からワールドポーターズまでの距離は近いので、「わざわざお金払ってまで利用するかな」という印象は拭えなかったのですが、調和の取れたみなとみらい21(MM21)の景色や夜景を見るにつけ、「そうか、これはデートや観光客向けなのか!」という認識を新たにしました。

建設はコスモワールドを運営する泉陽興業株式会社が担当していることから、交通の足というよりはコスモクロック21大観覧車のような、よりアトラクション的な要素が強い"観光スポット"になることは間違いありません。

支柱の高さを見る限り、ロープウェイは思ったよりも高い位置を運行するようです。周辺には新横浜市役所本庁舎やザ・タワー横浜北仲(北仲ブリック&ホワイト)なども立ち上がって来たので、実際に完成したらまた景観も変わって来ることでしょう。

でもせっかく作るなら桜木町駅から赤レンガ倉庫、山下公園ぐらいまで一気に運んでほしかったなぁ・・・。そうすれば観光だけでなく移動手段としての価値も出てきたような気がしますが、このまま延伸はしないんでしょうか。

20200719_173054.jpg
20200719_172723.jpg
20200719_172659.jpg

今思えば、平成元年の横浜博覧会(YES’89)の時に横浜そごうと博覧会会場を結んでいたロープウェイが印象に残っていますが、当時は博覧会が終わったら壊されてしまいました。

あれから30年以上経ち、時代の熱気も空気感もあの当時とは明らかに違います。みなとみないの汽車道を歩く時に感じるゆったりとした時間。令和の時代の新たな観光スポットとして『YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ・エア・キャビン)』に期待したいところです。2021年3月開業予定。