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ドラクエ11が最高でした。もう、本当に。最高オブ最高。ドラクエ11は歴代ナンバリングの中で個人的にトップに躍り出たかもしれません。ストーリー、キャラクター、エンディング、小ネタ、システム、どれをとっても間違いなく最高峰で、まさに集大成。今までドラクエを愛してきた人への、制作陣からのメッセージがぎゅんぎゅん詰め込まれていました……! 

さて、ここから具体的に素晴らしかったところを振り返っていきたいと思います。クリアした人だけが読む前提で、細かい説明は入れずに書き散らかします。(※ストーリーに関する重大なネタバレもガンガンします!!!)

もくじ
  • 小ネタ編  過去作パロディてんこ盛り
  • ストーリー編  ストーリーの端々に盛り込まれている「ドラクエらしさ」
  • キャラクター編  深く作り込まれたキャラクターの魅力
  • ストーリー編  ドラクエ11のラスボスは誰なのか問題

■過去作パロディてんこ盛り
まずは小ネタ的なところになりますが、ヨッチ族の「時渡りの迷宮」(3DS限定)を始めとした過去作パロディが本っっっっっ当に最高でした。ドラクエ11を開くだけで、過去作を代表する名シーンを見に行けるんです! こんな嬉しいことがありましょうか! ヨッチ族の迷宮で、ムーンブルクの王女に会えたときに感動で震え、パデキアの洞窟に行ったときに懐かしさで泣き、見えざる魔神の道に「まさゆき」がいたとき予想だにしなかった仕掛けに爆笑し、キーファに二回も会ったときにはお前今すぐここで種返せ吐き出せと叫び。
この2017年に、ドラクエ11の世界に、パパスがいて、ターニアがいて、サマルトリアの王子を探して、ロンダルキアの洞窟に迷い込むと誰が予想したでしょうか!
ルドマンに再び求婚できるなんて! あの名ゼリフ「なんと この私を好きと申すか!」をまた聞けるなんて!
泣きそう。ドラクエ11の開発陣最高です…。
この「時渡りの迷宮」では、過去作の世界が何者かのイタズラで改変されていて、そのせいで困っている人たちの悩み(クエスト)を解決していきます。
ドラクエ9の世界では「まさゆきの地図」のまさゆきっぽい人物からクエストを受注。「川崎ロッカーの地図」らしきものにも触れていました。これは本人たち嬉しいだろうなぁ。
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ドラクエ6の世界ではぴちぴちギャルになりたいおじいさんがなぜかダーマ神殿に殺到するという事件が。どのドラクエの世界にも必ずぴちぴちギャルになりたがっているおじいさん、いるよね。
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また、ドラクエ6の主人公の育った村・ライフコッドでは、ドラクエ11の仲間キャラであるカミュがこんなことを言っていました。
「なんでも オレに よく似たツンツン頭のヤツが この村にいるんだと」。
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カミュはドラクエ6の主人公に瓜二つなキャラクターデザインなのですが、ストーリーを最後まで進めても特に関連が明らかになるわけでもありません。なぜこんなに似てしまったのか……ドラクエ6をやったことある人なら誰しも薄っすら抱く疑問をこんな(全プレイヤーがやるわけじゃなさそうな)ところでさりげなくさらっと触れているという。

そしてドラクエ2。過去作の世界に行くならドラクエ2の世界では「いやー探しましたよ」って言われるんだろうなと思ってましたよね! やっぱり言われましたよね! しかも人違いだし。探せてないし。ローレシアの王子じゃなくてユグノアの王子です。
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ドラクエ5の世界では、やってくれましたね!!!!!!! そうですドラクエ5の一番の名シーンはここですよ!!!!! ルドマンへのプロポーズですよ!!!!! ドラクエ5のプレイヤーがほぼ必ずやるやつですよ!!!!!! だからってねえ!!!! どうしてルドマン家にいる全員の見た目がルドマンになっちゃう呪いかけちゃうの!!!! こんなん笑うわ!!!!!!! ビアンカもルドマン! フローラもルドマン! デボラもルドマン! 何ならこのままドラクエ5の主人公は4人のルドマンから結婚相手を選んでほしいよね!!!!!!! ルドマンとの間にルドマン似の男の子と女の子が産まれてそれが勇者とか最高じゃないですか!!!!!!
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過去作パロディは時渡りの迷宮だけでなく、本編であるロトゼタシアの世界にもいました。一番のお気に入りは、メダル女学園にいた「フフィーッ!」の子。
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これも笑いました。フフィーッ!とは、ドラクエ9のエルシオン学院に出てきたふくよかな少年のセリフで、当時それはそれはネットで話題になっていたのですが、まさかまたフフィーッ!が登場するとは思っておらず不意打ちでした。。このフフィーッてどれくらい気づく人いるんだ…?  小ネタが細かすぎて最高だよ…!
ちなみに、ドラクエ9のフフィーッ!はこんな感じ。
昼→「フフィーッ!!フフィーッ!! ここのメシは 最高だよー!!フフィーッ!! しあわせすぎる!!」
夜→「フフィーッ!!フフィーッ!!勉強したら ハラが へっちゃって!! フフィーッ!!オイラ しあわせ!!」

■ストーリーの端々に盛り込まれている「ドラクエらしさ」
こういったパロディだけでなく、ストーリー展開において、ドラクエならではのお約束をふんだんに盛り込んでいたのも、安心してドラクエ11の世界に身を委ねることができた一因でした。
例えば、ナギムナー村の人魚エピソード。ドラクエ6のペスカニの村然り、人魚と漁師の悲恋の物語があるのがドラクエの漁村あるあるですよね。
また、昔の倭の国っぽい村ではだいたい竜みたいな化け物に悩まされているのもドラクエあるある。ドラクエ11のホムラの里では人食い竜。ドラクエ3のジパングではやまたのおろちでした。刀鍛冶がさかんなところも共通しています。
そして、ドラクエの世界では全員が氷漬けにされたり石化されたりしている村がありがちです。プレイヤーが街に着いた瞬間に目の前に広がるわかりやすい悲劇です。ドラクエ6のマウントスノーのように、ドラクエ11のクレイモランでは街の人々が全員氷漬けされていました。少しドラクエ7のダイアラック(石化)も思い出しましたね。これ、ドラクエっぽくて実に良いです。初めてクレイモランに行って、氷漬けにされている様子を見たとき、2D画面でプレイしていたのもあり、これぞドラクエ!!!!!この氷漬けドラクエでよくあるやつ!!!!と胸が高鳴りました。
街や城で言えば、今までのドラクエ以上に地域の特徴が強く描かれていたところが、旅行気分を味わえて楽しかった点です。ナギムナー村は名前からして沖縄で、村人たちの訛りも沖縄っぽい。バンデルフォン地方は風車や景色の雰囲気からおそらくオランダ。クレイモランは北欧でしょうか。


■深く作り込まれたキャラクターの魅力
ストーリーに深みを持たせている大きな理由として、キャラクターが作り込まれている点が挙げられます。



(ここから先、すごくネタバレになります)





まずはシルビア。
物語の中盤で、世界が崩壊して魔王が誕生し、そのときの衝撃で仲間たちが散り散りに。世界のあちこちで、思い思いに人々を助けながら、魔王へのリベンジに闘志を燃やす仲間たち。その中の一人であるオカマ旅芸人のシルビアは、派手な衣装に身を包み、パレードをしながら人々を魔物の襲撃から守るという「世助けパレード」に奔走していました。たくさんのオカマの手下を従えて……。
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魔王のせいで世界中どこも魔物に襲われ、たくさんの人々が亡くなりました。ずいぶんと人口が減りました。それなのに、よくもまあこんなにたくさんのオカマを集めたものですね!!!! どこにそんなにいたんですか、オカマが!!!! それとも、目覚めたの!? 目覚めさせたの!? だとしても、オカマの素質がある人たちがこんなにたくさんいたことにびっくりだよ!!!!
でも、ただ面白いだけでなく、ちょっとこれ、リアルな感じもするんですよね。ドラクエ11では、世界の真ん中に「命の大樹」という大きな樹が浮かんでいました。平和の象徴として、人々の心の支えとなっていた命の大樹。これが魔王の力で枯れ、地に落とされてしまいます。そして、命の大樹が浮かんでいた場所には、まがまがしい魔王城が……。ドラクエの過去作含め、RPGというのは主人公中心、つまりプレイヤー中心に動くものですから普通の人たちは「魔王によって世界が滅ぶ危機」を実感しづらいこともあると思うのです。モブ的な街の人々は、魔王を目の前で見たわけでもなければ、魔王退治に向けて情報を集めてるわけでもありません。作品によっては、主人公たちしか行けないなんだかよくわからない異世界に魔王城があったりもします。街の人々にしてみれば、「なんとなく最近、魔物が増えたなぁ」とぼんやり思っているうちに世界が滅んでた、なんて程度なのではないでしょうか。それが今作では、「命の大樹」が地に落ちて、まがまがしい魔王城が誰の目からも見えるわけです。明らかに世界ヤバそうです。その不安によって、抑圧されていた潜在的なオカマ欲求が解放され、目覚めに繋がったと思うとなんとなく納得感があります。世界が終わってしまうからこそ、我慢しない。ありのままに生きたい。その結果が、オカマ。また、世助けパレードのそこはかとない終末っぽさは、幕末の「ええじゃないか騒ぎ」を彷彿とさせるなとも。
さて、主人公と再会したシルビアは、世助けパレードのオカマのナカマたちを、実家の父親ジェーゴのお屋敷に預けることになります。シルビアの厳格な父親に物怖じせず、屋敷で大騒ぎするオカマたちは間違いなく本作の名場面の一つ。個人的にはこのイベントシーン、まったく同じドット絵のオカマ青年が大量に押しかける2D画面のシュールさが好きです。
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ちなみに、魔王を倒した後のソルティコの街では、ジェーゴパパがなんとオカマ青年たちと一緒にダンスの練習をしています。しまいには売り言葉に買い言葉で剣の訓練場をダンスホールに変えてしまうことに……。
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なお、魔王討伐の先の物語まで進むと(裏ボス討伐への物語)、そもそも世助けパレード自体が誕生しないため、ジェーゴパパもダンスを踊ることはないんですよね。それだけが無念。どのルートでも結局ジェーゴパパはダンスする未来になったらよかったのに。


そしてベロニカ。
ドラクエ11の仲間キャラクターの一人でありながら、今作最大のキーとなる人物。魔王が誕生し、世界が崩壊してから、主人公は再び仲間を集めて回ります。その仲間集めもあと一人、ベロニカを残すのみ、という状態で、聖地ラムダへ到着した主人公一行。バラバラになった仲間たちのうち、マルティナは魔物に操られ、カミュは記憶喪失で、ロウは痩せこけて半分死にかけていました。そんなわけですから、ベロニカも簡単には仲間にならず、何らかの問題を抱えているのかなーとは思っていたんですが……。

あっ……
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ああああああああああああああ!!!!!

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うわああああああああああ!!!!!


ベロニカ、死んでたああああああああああああああああああああああああ!!!!!!

でも、あれでしょ、ベロニカは主要キャラクターでしょ、死なないでしょう、いわゆる死にイベントという、なにかあれをあれしたら生き返るイベントでしょう!!!!

……と薄っすら希望を持っていたら……。
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ああああああああああああああ能力が!!!! 継承されたああああああああああ!!!!!
これもう絶対に生き返らないやつううううううううう!!!!!!

魔王誕生の際の衝撃から、仲間全員を魔法で守ることで、ベロニカは命を落としたのでした。

今思えば、フラグはたくさんあったんですよね。最初に命の大樹に向かう前、魔王が誕生する直前、双子の妹セーニャが「私とお姉様は、芽吹くときも散るときも同じですよね?」などとおもむろにベロニカに話しかけるイベントシーンがあったり、彼女たちの故郷ラムダの住民が「双子のベロニカとセーニャは、一人で生まれていたら大賢者になったはずが、なぜか二つの魂に分かれて生まれた。これには意味があるはず」なんてことを言ったりしていました。勇者である主人公や、双子の妹セーニャを魔王から守るために、二つの魂に分かれて生まれた、とここで説明がつくわけです。魔王の攻撃を受けても全員助かっていたのは、奇跡でも何でもなく、ベロニカのおかげだったんですね。
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つらい。

私はしばらく立ち直れませんでした。

ベロニカ、ドラクエシリーズの中でもトップレベルで魅力的なキャラクターなんですもの。でも、ベロニカというキャラクターがここまで魅力的に作られていたのは、どう考えてもこのベロニカイベントの悲しみに深みを持たせるためじゃないですかああああああああ!!!!!
F2trJwtcV3.jpgかわいい。
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かわいいよー。
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かわいい。
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この顔が一番お気に入りです。
結局ベロニカは魔王ウルノーガを倒すまで、復活することはありません。


■ドラクエ11のラスボスは誰なのか問題
ドラクエ11には、ラスボスが二体います。表ボスと言われている魔王ウルノーガと、裏ボスと言われている邪神ニズゼルファ。ウルノーガを倒した時点で一応エンディングっぽいものが流れるからなのか、その先に続く物語のボス・邪神ニズゼルファは裏ボスと言われているみたいです。でもこれ、裏ボスって言うと違うと思うんだよなぁーーーー。裏ボスって、別に倒さなくてもいいやつじゃないですか。クリアした後の、ストーリーとは無関係の暇潰し的なボスが裏ボスなわけで。ドラクエ11に関しては、邪神ニズゼルファを倒すところまでやって初めてエンディングまでクリアした、と言えると思うんです。これは裏ボスなんかじゃなく、本当のボスです。だって、邪神ニズゼルファを倒しに行く過程で初めて明らかになることが、回収されるフラグが、あまりに多すぎるから。ウルノーガの正体や誕生秘話、ベロニカとセーニャの本当の役割、オープニング映像に出てきた黒い精霊の正体、これらはすべて、「裏ボス」と言われている邪神ニズゼルファのもとへ行く道すがら知ることになります。

そして何より、ドラクエ11のサブタイトルにもなっている「過ぎ去りし時を求めて」という超重要キーワード。このキーワードが意味を持つのも、魔王ウルノーガを倒した後からです。ウルノーガを倒すまでの間に、過ぎ去りし時を求める場面って特にないんですよね。まず、ウルノーガを倒した後、主人公は一人、時を遡ることになります。ここに来て初めて、「過ぎ去りし時を求める」のです。魔王が誕生し、命の大樹が落とされてしまう直前、ベロニカがまだ生きている頃まで巻き戻った主人公。そもそも魔王が誕生するのを防げば、ベロニカはもちろん、魔王誕生後に魔物の襲撃に遭って亡くなったたくさんの人たちを救えることになります。
このとき、邪神ニズゼルファの精神体も一緒に時を遡ってきてしまい、こっちの世界線では魔王が誕生しない代わりに、邪神が誕生してしまうわけですが……。オープニング映像やストーリーの途中でちょこちょこ出てきた、謎の黒い精霊が、とても悪い奴だったのだとここで判明するのです。時系列をまとめてみると、非常によくできた壮大な物語だとわかります。
いにしえの勇者ローシュと邪神ニズゼルファとの戦い。
勇者ローシュ死ぬ。仲間のウラノスが闇堕ちして魔導士ウルノーガに。仲間のセニカとネルセンがニズゼルファの肉体を封印。
肉体を封印されたニズゼルファの精神体は世界を彷徨い続けることに。
魔導士ウルノーガ、世界を滅ぼすために各地の王を操るなどして暗躍。
ドラクエ11の勇者誕生。
ユグノア滅ぶ。デルカダール王、魔導士ウルノーガに操られる。
命の大樹が崩壊。魔王ウルノーガ誕生。
魔王ウルノーガが封印されしニズゼルファの肉体を破壊する。ニズゼルファの精神体、二度と復活できなくなりがっかり。
魔王ウルノーガ倒す。
命の大樹崩壊前に時間を遡る。ニズゼルファの精神体も、破壊される前の肉体を求めて遡る。
魔王になる前の魔導士ウルノーガを倒す。
ウルノーガが魔王化しなかったことでニズゼルファの肉体が破壊されない。その結果、ニズゼルファの精神体が肉体と融合。邪神ニズゼルファがいにしえより復活。

こうして、ベロニカ込みの8人パーティーで邪神ニズゼルファを倒した後、命の大樹の本体(?)であるドラゴンから、いにしえの真実を聞かされることとなります。このドラゴンもまた、かつて一度邪神に敗れ、過ぎ去りし時を求めた(奇跡的な復活を遂げた)のだ、と。そして、ベロニカとセーニャの先祖である賢者セニカも、過ぎ去りし時を求めて過去に遡って行きました。
ここからエンディングに繋がっていくわけですが、ドラクエ3のエンディング「そして伝説へ」の曲に合わせて、ドラクエ3の主人公が映し出され、過去作の画面が次々と流れて、最後にドラクエ3のオープニングに繋がる演出……、震えましたね……。ドラクエ11のエンディングが、ドラクエ3のオープニングなんです……! ああああああ繋がったあああああああドラクエ3の世界に繋がったあああああああ!!!!!  これを見たいがために飽きもせず何度もニズゼルファを倒しに行っている今日この頃でございます。エンディングが、ちゃんとエンディングでした。ただスタッフロールと曲が流れるだけの形式的なものではなく、ちゃんと、エンディングでした。ドラクエシリーズこれで完結しちゃったじゃん……!? これキレイなまとめ方すぎる……。ドラクエ11がドラクエシリーズを包括するかのようにこんなに美しく終わっちゃって、果たして次回作ドラクエ12は作られるのでしょうか。作るとしたらどんな方向性になるのでしょう。

きちんと説明されているわけではないので正確にはわからないですが、たぶんエンディング映像の流れからしても、賢者セニカ(過去に遡った)と勇者ローシュの子孫がドラクエ3の主人公であり、この賢者セニカたちの世界線には、ウルノーガはもちろん、ニズゼルファも存在していない、ドラクエ11とはまったく別の世界なんだと思うんですよね。なぜなら、主人公(便宜上、イレブンとする)がもともと持っていた「勇者の力」は、賢者セニカを過去に遡らせる際に、セニカにすべて渡しました(「勇者の力」を持っていないと、過去に遡れないため)。つまり、ニズゼルファ討伐後のイレブンはもう勇者の力を持っていない普通の青年です。そのため、ドラクエ3の主人公(勇者)はイレブンの子孫ではないはず。そういう意味でも、やっぱり邪神ニズゼルファを倒すところまでがドラクエ11であり、ドラクエ3の世界にまで繋げてこそ、本当のエンディングなのだと思います。ニズゼルファが裏ボスだなんて認めないぞ!


というわけで、この、エンディングの感動を! 一人でも多くの人に味わってほしいのです! 今回11で初めてドラクエやったわー、とか、過去作は5しかやってないわー、とかだと、ニズゼルファ討伐後のエンディングの意味がほとんどわからなくないですか? なんとなく豪華なエンディングだなー、くらいしかわからないと思うんです。せめて!ロト三部作だけでも!すなわちドラクエ1~3だけでも!特に3ね!やってほしいのです。

あと、細かいネタですが、プロフィール登録の趣味の項目の様子がおかしいのもツボでした。人狼ゲームは、ドラクエ制作チームの人たちの趣味なんですよね。
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人狼ゲームを選ぼうか迷いましたが、やっぱりこっちにしました。『「ぼっち」の歩き方』の著者としてはやっぱりこっちでしょう。
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ほかにも、2D画面と3D画面をお好みで選べる画期的なシステム、スキルパネルという新しい育成要素、アイテムコンプリートを格段にラクにさせてくれているれんけい技(スーパールーレットありがとう)など、欠点という欠点が見つからないドラクエ11なのですが、唯一許せなかったのが、ネルセンの試練でエマと結婚させられること。これ、エマと結婚しないと、アイテムがコンプリートできないんですよ! ネルセンの持っているレシピブックをもらえないんです。エマとの結婚が嫌すぎて、ネルセンの敵だけ倒して、望みを叶えるのは不要でござると断ったら、レシピブックもらえませんでした……。敵倒したのに。望みまで叶えて初めてレシピブックをもらえるみたいです。こちとら、長い冒険の中でエマのことなんてほとんど覚えてないんですよ! 主人公は16年間エマと過ごしたかもしれないけど、今、主人公を動かしているプレイヤーである私は、エマと会話した時間はトータルでほんの数分。ただのモブです。それをいきなり結婚と言われても、ベロニカやマルティナのほうが好きなのに!!!
と、この一件にしばらく納得いってなかったのですが。よく考えたら、そもそもネルセンは主人公が強くなるために、試練を与えていたのでした。結婚しないとレシピブックをもらえないあたり、「エマと結婚する」こともまた「試練」というブラックジョーク的な意味なのだろうか……と今では思っています。
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(なお、アイテムコンプリートするためだけに泣く泣くエマと結婚した私。結婚後、妻のエマが自宅で帰りを待つイシの村にはめっきり寄り付かなくなりました。)

(C)2017 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
(C)SUGIYAMA KOBO

また、デザインフェスタに行ってきました。
前回のデザフェスで買ったものはこちら。
そのさらに前のデザフェスで買ったものはこちらに。

デザフェスのたびにこういうのを仕入れています。今回は、こんなものを買いました。
オクラのヘアピン、オクラのヘアゴム、ピーナツのヘアピン、ピーナツのイヤリング、アスパラベーコンのブローチ、目玉焼きのイヤリング、柿ピーのブレスレット、ビスケットのイヤリング二種類、ちくわのイヤリング。
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工具のイヤリング、美容師セットのイヤリング、スチームパンクのヘアピン、キノコと本のネックレス、キノコと本のイヤリング、やかんのイヤリング、色鉛筆のヘアピン。
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シールいろいろ、麻雀のジャポニカ的なミニノート、コートの形のキーカバー。
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特にお気にいりなのは、柿ピーのブレスレット! すごく、柿ピーです。
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そして、目玉焼きのイヤリングと、アスパラベーコンのブローチ。目玉焼きのイヤリング、焼き加減が最高です。求めていた目玉焼きがここにありました。ほんのり焦げているのがかわいい。実際に食べるときは半熟が好きです。
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そしてそして、やかんのイヤリング! やかんですよ、やかん! 耳にやかんをつけます。かわいすぎる。
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デザフェスに行くたびにイヤリングを大量に買い込んでしまうので、耳が足りません。耳100個くらいほしい。

買うか最後まで迷ったけど、この店も素敵でした。キーボードのアクセサリーとか、薬袋のトートバッグなどがありました。
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 誰かを誘うのが苦手だ。飲みに行こう、の一言すらとんでもなくハードルが高い。誘ってもいいものか何時間も悩んだ挙げ句、結局誘わないことのほうが多い。まず、人を誘うには「誘いたい気持ち」と「誘われて嬉しい気持ち」が相思相愛でなければならない。この時点でもう難しすぎる。相思相愛がどれだけ難しいことかは、この20年、aikoが散々歌ってきた。aikoは20年間も「あなたの指先に触れられないあたし」を詞とメロディーに乗せ、支持されてきたのだ。私が「あなたをうまく誘えないあたし」であっても何らおかしくない。

 まず、誘ってもいいのかと悩み、どこかへ行こうと誘ったら誘ったで「ここに行きたい」と本当に思ってくれているのかと悩み、行ったら行ったで楽しいと思ってくれているのかと悩み、と最初から最後まで悩み続けることになる。そういう理由で、人を誘わずに一人でいたいと思ってしまうのだが、どうもここ数年流行っている「レンタルフレンド」というサービスが、こういった悩みを持つ人に向けて展開しているビジネスだと知った。お金を払って「友達をレンタル」することで、レンタルしている時間だけは、気持ちの良い友達として接してくれるのだという。友達がいなくて悩んでいる人や、行きたい店に一緒に行ってくれる人がいない、などが主なユーザー。レンタル主のことを決して否定せず、仲良く盛り上げるようにマニュアルで決められているため、気疲れしない話し相手としてリピーターも多いらしい。

 そこで、レンタルフレンドサービスを利用してみることにした。日時と場所を指定し、来てほしい人の見た目やタイプなどに要望があれば予約の時点で相談すると、希望に最も近い登録スタッフを派遣してもらえる。4月某日、待ち合わせ場所に「ハルカ」と名乗るレンタルフレンドがやってきた。
▽レンタルフレンドのハルカさん
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 20歳のハルカさんは最近大学に入学したばかり。入学早々、なぜレンタルフレンドなどという妙なバイトをしているのだろう。

 今回、私はレンタルフレンドに、「飲み屋で私が喋らなくても勝手に会話を盛り上げてくれる人」という要望を出していた。「相席屋」に行こうと思っていたのだ。「相席屋」とは、女性同士、男性同士でやってきたお客さんが、同じテーブルに案内されるシステムのお店。3年前にオープンして以来、全国各地の店舗で婚活や友達作りのために利用されている。1名での入店はできないこと、人見知りなこと、一緒に行く友達もいないこと、あらゆる条件が重なって一度も行ったことがなかったのだ。レンタルフレンドが場を盛り上げてくれるならば、こんなラクなことはない。
▽相席屋
_var_mobile_Media_DCIM_106APPLE_IMG_6382.JPG 店に入ると、4名がけのテーブルに案内された。ここへ男性2名客がやってくるらしい。しばらくすると、白いタンクトップを着たガタイのいい2人組がやってきた。2人とも眉毛がじょりじょりと剃られていてほとんどない。ジムで筋トレをしてからこの店に来たと言っている。筋トレで健康アピールをしたって無駄だ。私は眉毛がない人は信用しないと決めているのだ。眉毛の濃さと誠実さは比例すると本気で思っている。手入れされていないありのままの眉毛を見ると、ああ、この人は普通に授業を受けて、普通に受験をして、普通に働いているのだな、と安心する。眉毛にかまけている暇がなかったくらい、日々真面目に生きてきたのだな、と。
▽お客さんの顔は写せないため、手元のみ
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 眉毛のないタンクトップ2人は、トレーニングの話ついでに、筋肉自慢を始めた。これはいわゆる、「筋肉すごーい!」と言わなければならない流れである。たくましい筋肉にそっと触れられたら上級者。この人はたぶん普段から、筋肉を見せた際にタッチされるかどうかでいけるいけないを判断しているに違いない。右手でマッスルポーズを作り、力こぶをボコッと出すタンクトップ男。レンタルフレンドのハルカさんは、きちんと「すごーい」とおだてている。さすがに力こぶは触っていなかった。タンク男は内心さぞ残念だったことだろう。
▽筋肉をおだてるレンタルフレンドのハルカさん
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▽眉毛はないけど筋肉はあるタンクトップ男たち
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 筋肉に対する私の「すごーい」が棒読みだったからなのか、彼らはテーブルを立つ直前、ハルカさんのみに連絡先を聞いていた。やっぱり、眉毛のない人にろくな奴はいない。
▽やっぱり眉毛理論は正しいのだ
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 眉毛がないというだけで早々に心を閉ざした私に対し、ハルカさんは完璧なレンタルフレンドぶりであった。私が下を向いてもそもそとご飯を食べたり、この記事のための写真を撮ったりしている間に、ハルカさんはひたすら喋り続けていた。「最近カメラを買ったみたいで、どこでも撮ってて~」、「今日も私が被写体をやってたんですよ~」などとさらりと場を繋いでくれるのだ。確かに私のカメラは最近買い替えたものだし、ついさっき、店に来る前にハルカさんの写真を撮ったので「被写体」というのもあながち間違ってはいない。

 もし、ハルカさんが本物の友達だったら、場を繋ぐことに負担をかけすぎていて申し訳なく思っただろう。けれど、もともとそういうオーダーでレンタルしている分、気負いがなくなる。それを「フレンド」と呼んでいいのかどうかは微妙なところだが、レンタルフレンドに一定数の需要があることはよくわかった。

 連絡先も知らなければ、そもそも本当に「20歳のハルカ」さんだったのかすら、正直わからない。けれど、一緒にいた時間は確かに「友達」だった。店を出て、私は駅の北側へ、ハルカさんは南側へと進む。もう二度と会うこともないであろう「ハルカさん」の背中を見送ったのだった。


■今回フレンドをレンタルした会社
ファミリーロマンス
※レンタルフレンドのほかにも、父、母、夫、妻、兄弟、子ども、恋人のレンタルもできる。

■お知らせ
こんな感じの一人遊びを一冊にまとめた書籍『「ぼっち」の歩き方』が発売中です!「一人プラネタリウム」から「一人豆まき」までの連載記事を大幅に加筆修正し、「一人スイカ割り」、「一人流しそうめん」、「一人ラブホテル」などの書き下ろしも収録しています。

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