本日は8月6日です。

71年前に日本に落とされ、現在ではアメリカ政府による人体実験であったとも言われる2つの核。その犠牲者がこの1年で5511人も増え、ついに30万人を越えました。

第二次大戦については、終戦前に生まれた両親から「5才の時に頭上を戦闘機が飛び交い、焼夷弾を落として馬も家もすべて焼けた」という話を聴いたくらいで生の知識の乏しい僕には、原爆投下の惨禍はあまりに想像を絶する世界であり、文献や当時のフィルム映像で見る事しか出来ません。

しかし記録で見ているだけのそれすらも、江戸の有能な地獄絵師にも、もちろんクリエーションが仕事である僕らにも、想像を絶するものです。

あの戦争が始まるという時、こんなにも過酷な結末を想像出来た国民はいったいどれほどいたのでしょうか?科学や武器を触りたがる人間の想像力というのは恐ろしく大雑把で、思いやりに欠け、貧弱なものです。

防衛と侵略、聖戦とビジネス、世界中の市民がこうした「似ているが真逆であるもの」を取り違え支持した結果はあまりに罪が大きく、取り返しはつきません。恐ろしく悲しい間違いは二度と起こしてはいけません。

世界に平和を。

下の絵は僕が1999年の秋から制作し2001年にシカゴのスリルジョッキー(ジョン・マッケンタイア率いるトータスなどを擁する名レーベル)から竹村延和さんのお誘いで、竹村さんの作ったぶつ切りの人口音声と電子音の洪水を聴いて僕が思い浮かんだストーリーを小説にし、さらにアニメーションにしたものです。リリース当時は「ティム・バートンの後継者」といったものすごい評価を海外でいくつか頂き多数の映画祭で招待上映を頂きましたが、日本国内ではほとんど注目はされませんでした。どんな内容かは、お時間のあるときに最後までごらん下さい。

sign_atomic_death
short movie "Sign"
all animation by Katsura Moshino
music by Nobukazu Takemura
2001

Sign = https://vimeo.com/47241357