生、高校生時代
わたしはバレンタインが
本気で大っ嫌いでした

だってね

おかし作り苦手女子にとってバレンタインはマジ地獄!

またやってきたのかこの時期が、、と
毎年震えておりましたのよ

あたしは本当に不器用で
お菓子とかすごい頑張るんだけど
うまくできた試しがない

高校のときに部活のマネージャーをしていたときも

マネージャーたちがケーキを焼きあってくるという

訳のわからんバレンタイン行事に巻き込まれ

朝までシュークリーム焼くもまったくふくらまず

ソースせんべいみたいのと、きったねー色のカスタードクリームを前になすすべもなく立ち尽くしたり

先輩に、あげたクッキーを目の前で
痰みたいに吐き出されたり

ろくなことがない

なかでも

わたしの最も辛い黒歴史は
中学最後のバレンタイン

クラスの女子がみんな、クラスの男子全員にチョコをあげるということになり

わたしもそれなりに張り切ってメニューを考えておりました

それで思いついたのが

チョコレートドーナッツ!

おしゃれやろ!

生地を練って揚げるだけ!

楽やろ!

ってことで、ハート型に膨らませたチョコドーナッツを作ることに決定

とはいえ極度のめんどくさがりなあたしはギリギリまで何の用意もせず

前日6時頃に重い腰をあげて近所のサミットに買い出しへ

そしたらね
ないんですよ!
ハートの型が!
わたしの頭のなかでは、ハートの型に抜いた生地を揚げて
ぷっくらハートのかわいいチョコドーナッツが出来上がってたのに!
ないの!

売り切れてんの!


なぜか残っていたのが


小鳥さんのクッキー型。


参照までにこんなやつね


まあ、いっか。これでも。と仕方なく買い、トッピングもゲット

小鳥さんのクッキー型とともにおうちへ帰り

ほんでドーナッツ生地を練り、小鳥型でくり抜いて揚げました

そしたらね。ここで問題が!!!

小鳥型で抜いた生地を揚げるとね・・・
膨らんで・・・

小鳥になるんですよ!
ガチの!
しかもチョコドーナッツだから

超リアルな黒焦げ小鳥!

これをクラスの男子全員分、一人2羽

約40羽の黒焦げ小鳥がリビングのテーブルに立ち並び

完全なるホラー状態に・・・

うむ。

何かが足りない・・・

と一人悩んだ挙句
ようやく思いついたのが

そーだ!
買っていたマザランという銀色の粒を目にぶち込んでみよう!

というナイスアイデア

一個一個、丁寧に銀色の目をつけていってみたら

おお!

なんかちょっと小鳥たちが息を吹き返した気がする!

なぜかそのときわたしの気持ちは

なんかうまくいった気がするぜ!

という自信に満ち溢れ

意気揚々と紙に包み、ラッピングもパーペキにクラスに持って行きました

結果はご想像の通り

ラッピングを開けた男子は
「ぎゃああああ、なんだこれ! 焦げた小鳥が!」と
 全員が悲鳴を上げ

「目が気持ちわりい」
「なぜ二匹!」

とdisりの嵐

あっという間に、桃組のゴミ箱はわたしの小鳥たちでいっぱいに

でもそんななかで、心優しいのっくんという男子が
「ありがとう!」
と食べてくれ

・・・たのですが

「チョコクリームが入ってんじゃん」

と言われ硬直

「入れてない」

、、、、

揚がってなかった焦げ小鳥の中は生焼けという最悪の事態に

バレンタインデーが来るたびにわたしは
捨てられた40羽の小鳥ドーナツを思い出し暗澹たる気持ちになるのでした