小説化したら読みたいな、と思っていたけれど、
映画化の方が早かった。
「山部節子?誰それ?」な方はこちらに手口が載っていた。
樹木希林が亡くなった後で内田裕也も亡くなったが、
内田裕也と言えば、
「コミック雑誌なんかいらない」
のイメージが強い。
ニコニコ動画で観れた。
これも巨大詐欺「豊田商事事件」を扱っている。
ビートたけしが最後に美味しいところを持っていく。
存在感あって、ナイスキャスティング。
ところで山部節子の本は、まだ出ていないが「平成の毒婦」
木嶋佳苗被告の本は沢山出ている。
事件は2007年から2009年なので、時間が経過しているし、
既に死刑が確定している。
取材して執筆する時間があったからね。
木嶋佳苗は、本人も手記を書いているが、
過去の援助交際の話が多くて肝心の犯罪については書いていないようだ。
「林真理子になれなかった人」という読書メーターの感想文が気になる。
関連小説も沢山。
どれも面白そう。
読みたいが沢山ありすぎて迷う。
ニコニコチャンネルまで持っていたんだ。
現在終わっているが。
ところで、山部節子容疑者と、木嶋佳苗死刑囚。
同じ詐欺師だが、
山部節子のほうは、協力者がいたからここまでの詐欺事件となったようだ。
木嶋佳苗はブサイクだし、
友達もいなそう。
孤独に犯行を繰り返した死刑囚。
病んでいて、ちょっとやりすぎの単独犯って感じだが、
山部節子受刑者には、
恐らく指示した協力者や、
出資者が沢山いる。
出資法違反だから、いずれシャバに戻るでしょう。
出資者、沢山いたようだ。
山部節子はブサイクじゃないし、
歳とっても上がらない(水商売を辞めない)
水商売のママとかによくある
「若作り、露出」が過剰な人といった感じ。
こういう人好きなおじさんはいるよ。
本人は、話が上手くてセレブっぽい演出をするだけで、
金主(詐欺グループに金を投資して設ける投資者)に乗せられて詐欺を始めたが、
思ったより上手くいったから、
手広く多額の金をせしめてしまった感がある。
この映画の成功は、
本人のキャラと
「詐欺事件に関わっているけど捕まっていない、
甘い汁を吸ったラスボス金主」
の存在をキッチリ出すとおもろくなりそう。
被害額は、記事によって7億なのか27億なのか違っているが、
調べが進むにつれて被害者が名乗り出たのだろう。
最終的には120人、27億円なのかな。
山部節子単独では、
被害総額27億円までいかなかったでしょう。
口は上手いが、
お金の金利計算をきっちりする知能犯では無いからね。
手形の裏書で騙されて自己破産しているし。
ナニワ金融道3巻に同じ手口があった。
もし黒幕が出ないなら、この映画は面白くないかもしれない。
山部節子本人も面白そうな人間だが、
黒幕も見たいなぁ。
「悪いやつほどよく眠る」(黒澤明)みたいにちょっとでもいいから黒幕を出して欲しい。
(これもYouTubeで観られる。便利。
「ゴッドファーザー」に演出の影響を与えた黒澤映画。)
映画、期待しているよ!