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注意 タイトルにあるように今回はエロあり記事です。
お嫌いな方は読まないでください。
黄色が本の内容ですが、
どんでん返しがあるため
今回は控えめです。

面白かった!
一気に花房観音ファンになった。
映画やドラマ、YouTubeも楽しいが、やっぱ心象を描くのは本だね。
海外でも売れる偉大な文学タイプの本だと思う。

みんなが思っているけれど、なかなか口に出せない、
林真理子風の語りにエロについての楽しさと差別を付けた小説。

そのエロについて、ハッキリ主張している女の作家は、
アラサーちゃんの峰なゆかとか、
リアル風俗嬢日記のΩ子とか、
性産業出身の漫画家が面白いが、
花房観音もおすすめですね。
(しかし、エロ系を描いている女は皆独身だなぁ。男は結婚している人もいるのに。)


男は好き嫌いが別れると思う。
(男の情けなさ、ずるさを描いている。
女は「いるいる、こういう最低男」と楽しめるのだが。)

女は、自分の気持ちを代弁するシーンが心地よくハマると思う。

ただ、本屋で買うには、
表紙のカラヴァッジョのマグダラのマリア絵がインパクト大。
気になる方はAmazon辺りですね。

ちなみにカラヴァッジョ展は日本で巡回展公開。

「売春島『最後の桃源郷』渡鹿野島ルポ」というモデルになった島のルポを読んでから、
(こっちはAmazonで18禁扱いになっていた、内容は過激ではないのだが。)
こちらの「うかれ女島」を読んだ。
題材が同じ島なので、
島から泳いで逃げた女や、男に好きで貢いだ女等、共通要素があっておもろい。

春を売る女は決して特別な人間ではないが、
それを憎む男と日本国家。
(オリンピック前にコンビニエロ本撤去等、
浄化作戦を国策としている。)

女同士でも売らない人間は売る人間のことをどうしても見下してしまうが、
大昔からある職業だし、弾圧しても無くならないよね。本能だから楽しんでする人もいる。
という話。

渡鹿野島プラス東電OLがベースになっている。
東電OLがモデルの女の闇はちょっと消化不良だった。
普通の売春婦と道端でおしっこする壊れた売春婦は闇の深さが違うので、
この題材はイヤミス作家とかの方が上手いかも。

ストーリーは
うかれ女島で売春の斡旋をしていた女が死んだ。
死んだ女が生前に書いたメモを息子が見つけた。
4人の女と会いたい、名前が書かれていた。
息子がその女たちに連絡を取ってゆく、
反応は様々。
島に関わった人間の生き様や主張が話の流れ。

ビジネス書だったらここに内容を書くところだが、最後にどんでん返しがあるから詳しく書けないな。もどかしい。
この、どんでん返しが皮肉がきいていい。

ネタバレしないように面白かったポイントを2つあげる。

その1 否定して逃げたが、逃げられない。
その2 エロ産業、楽しく働いて向いている女もいる。


その1 否定して逃げたが、逃げられない。
死んだ、島で売春の斡旋をしていた女の息子が、どうしてもエロ産業やそれに関わる女が好きではないというのが、
日本に住む草食系の人間代表として描かれている。

子供の頃学校で母の仕事について言われた事がトラウマになっていた。
エロ産業とは無縁の人生をおくりたいと、大学を出て大手企業に就職して、東京生まれの苦労を知らない女の子と結婚したいと望む。
結論をぼかして言うと、
性産業から逃げようとしたがこの男、
逃げられなかった。


私も実家が異常に厳しく、
実家ではエロについて一言も言えません。
この男の気持ちはわかる。
でも、エロは人間の本能的な行為だから、
この本のストーリー通り
逃げることは出来ないというのもわかる。

エロは人を幸せにしたり不幸にしたり悲しい事件に巻き込んだりする。
ただ、エロは人間の本能だから、
あまり目の敵にしたり逃げたりせずに、
たとえ、自分が使わないとしても、
知り合いがエロ産業にいても否定しない方がいいね。

ただ、女がエロ産業嫌いなのはこれも本能。
自分が性産業でガッツリ稼いでいるなら、
性産業を好きなのだろうが、
自分の旦那がエロ産業に多大な金をつぎ込んだり、
病気を貰ってきたら困るからね。
AVは多額の金はいらないからまだ大目に見ることはできるが、
風俗はバーチャルじゃないからなぁ。

風俗…
ゴム着用と、小遣い範囲の遊びは…
目をつぶってあげるべきか?
芸人の妻みたいに芸の肥やしにならなくてもストレス発散にはなるから、
大目にみてあげたいような気もする。
図に乗って多額の金を使われたら困るが、
エロ産業は、金の切れ目が縁の切れ目だから、
お店に払う金がないと、相手にされなくなる。変に痴漢や会社の女に手を出されるよりはいいかな?

でも妻は風俗行かないから、風俗行く男の気持ちがわからない。
自分というものがありながら、よその女と寝るなんて、あたしに不満なの!なんて考えて面白くないわな。

寛容したいが、自分の男が行くと自分が損してる感じ。

あと、したくないのに誘われる。
芸能スカウトのフリしてAVとか、
詐欺的手法を使うのでイメージが悪い。
サラ金、闇金がソープに沈めたり、
(おなじみナニワ金融道でもあった。3巻。
1度断わるソープの支配人の人心掌握テクが凄い。
小娘はコロッと騙されるな。)
スカウトマンのキャッチ。
AV強要問題。
人身売買っぽい事する人間がいるから胡散臭い。
キャッチされた子や、詐欺られそうになった子は怖い思いをしている。

「性産業?
キャッチ、ウザ!
迷惑してんだけど!
人身売買じゃん、
あんな人権無視の仕事する人間の気がしれないわ、壊滅しろ!関わっている人間は死ね!」

「ブラック企業が無くならないのは、
ブラック企業で我慢して働く人間がいるからって言うけど、
性産業もそうだよね。
女が働くから無くならないんだよ。
存在が迷惑だから皆、やめたらいいのに」

これが性産業未経験女が
性産業を大目に見れない理由だろうか。

あとは、偏見、差別かな?
オランダは娼婦は名物「窓飾りの女」
売春、薬物は合法で、マフィアを締め出している。
オランダでは出稼ぎに女の子が来るけれど、
差別や、変な客に当たる危険、
人身売買は無いのだろうか?

他の国のエロ事情も知りたいぞ!
こういう本は世界中で読まれると、
色んな反応が出て盛り上がると思う。

その2 エロ産業、楽しく働いて向いている女もいる。

この話では、
歳をとったら、
自分は女の子のサポート側に周り、
かつての常連のお客さんだけお金を貰って時々続けている女や、
出会い系サイトを利用する女が出てくる。

客が若い可愛い女を求めているから、
この仕事は
借金等、目標額を稼いでやめたり、
好きな男が出来てやめたり、
歳をとって辞めるイメージが強いが、
中には好きで続ける女もいる。

私自身は、
そもそも見知らぬ男と寝たいと思わないし、
楽しいとも思えない。
もしやっていたら、早く辞めたい、そしてやったことをバレたくない側の人間だから、
借金返したら、昼の安い仕事に移り、
どうしても金が無くなったら
熟女OKの店か出会い系で、
昼の仕事の足りない分をアルバイトで稼ぐかな。
メインで長くやったら自分が壊れそう。

私は詐欺やブラック企業は嫌いだが、
この仕事は、
大の大人が楽しくやっているなら、
売る側も買う側もゴム付けて好きにしたらいいと思う。
未成年とかは痛々しいから反対だが、
(悲しい事に、家出してきて、ヤクザに商品にされてしまう子もいる現状…)

お互い楽しんで合意でやるならいいでしょう。
そういう女はあまり見かけないが存在するからね。
好きでやっているなら、
客にとっても
借金背負っていやいや働いている子より
よっぽど楽しいんじゃないかな。

こういう売れっ子は、国宝級だ。
本にもなっていたな。
業界には南智子さんという有名な人がいる。
この人はしっかり旦那さんがいて、
旦那がいてもできる仕事なんだなぁと
感心した。

結論 
否定して逃げてもついてくる。
程々に認めるべし。
好きでしている女もいる。
遊びに行って当たったらラッキー。