月別アーカイブ / 2018年12月

この本はAIに始まり、ロボティクスやMaas、フィンテックなどなど今トレンドのサービスやテクノロジーについて欧米と中国の先端事例を専門家がひも解くとてもユニークな本です。
以前はIT領域はシリコンバレーを見ていれば大体トレンドはわかりましたが、中国の台頭により大きく変化してきました。これは以前ブロードバンドが普及する時に米国より韓国のほうが進んでいて学びがあった状況に近いように思います。
昔物作りの領域ではソニーやホンダを始め世界を席巻する商品が日本から出ていて皆日本に注目していましたがソフトウエアの時代になりこの本の中に日本の事例がほとんどないのがとても残念ではあります。IoTの時代になるともっともっと日本企業の活躍の場が広がるはずなので大企業とベンチャーで手を取りイノベーション起こしたいですね。
大企業の新規事業担当の方やベンチャー企業の経営者にお薦めの本です。
テクノロジーの地政学 シリコンバレー vs 中国、新時代の覇者たち
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サイゼリアの創業者であり会長でもある西垣さんの書いたこの本読みました。色々と参考になる部分が多いのですが特に西垣さんのマーケティング中心の考え方は勉強になりました。タイトルにもある美味しいから売れるのではない、売れるのがおいしい料理だという話ですが、日本企業は未だにプロダクトアウト型の会社が多く、良い商品であれば売れると考える人が多いです。ただこの良い商品という部分が生活者にというよりは自分たちが思う良い商品というところから始まっているからややこしいのです。必ずしも生活者はハイスペックなものを求めているのではなく、都度ニーズにあったコストパフォーマンスが良い商品を求めているのです。
マネジメントの仕方についても評価は売り上げで評価せずに努力すれば実現できるKPIで評価するとか、徹底的にデータ分析をして意思決定をするなどITベンチャー企業的な考え方も多く、とてもしっくりきました。全ての経営者にお薦めの本です。
おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ
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モビリティ革命について書かれているこの本を読みました。モビリティ革命というとuberなどのようなシェアリングサービスや自動運転などのサービスを思い浮かべますが、このMaaSという概念はもう少し広い概念で、uberのようなシェアリングサービスやNAVITIMEなどの情報サービスのデータを統合し、更にスマートシティや公共交通機関などの情報も取り込み移動そのものをインテリジェントにするようなものだそうです。
既にヨーロッパやアメリカで実際にサービス提供されている事例もあるそうですが、日本は自動車大国であるからこそ遅れているようですね。特に最近は渋滞や公害問題で課題がある中国でも進んでおりフィンテックやAIなどと同様にいち早くキャッチアップしそうです。
最近日本企業ではソフトバンクとトヨタがJVを作りMaaS分野のサービスを立ち上げるという発表をしました。ソフトバンクはシェアリング系の会社の株式のマジョリティを持っていたり、IoT分野も強いので国が前向きに規制緩和すれば日本発のユニークなサービス生まれそうですね。今後注目領域です。特にIT起業家の方にお薦めの本です。
MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ
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