月別アーカイブ / 2015年03月

この本では現代社会では時間を大事する意識が強まっていてまさにそこがビジネスになるということが書かれています。確かにコミュニケーションの世界でもtwitterが140文字であったりLINEでも文字よりスタンプを使うというように短くシンプルに気持ちを伝えたいという方向に変わってきています。やはり変化が早く受け取る情報量が多いので取捨選択が必要なのでしょうか。

しかし日本ではまた時間に対する平等意識が高いため無駄な時間が多いのだそうです。サンクコスト(埋没費用)と呼ぶのだそうですが様々な平等主義が時間の無い人にとって特に負担になっています。これらをビジネス化した例として「俺のフレンチ」とかディズニーランドの「Fast Pass」などがあるのかも知れません。

著者はこれから時代はパーソナライズ(個人最適化)かテイラーメイド(注文仕立て)かどちらかになると語っています。これからのキーワードになりそうですね。

新規ビジネスやマーケティングに関わっている方にお薦めの本です。
時間資本主義の到来: あなたの時間価値はどこまで高められるか?
jikan 

先週ロンドンに出張してアパレルメーカーのバーバリーのコレクションのLINEでの生中継、そして社内で講演してきました。2泊4日という弾丸で出張したのはLINEで提携したこともありますが社長のクリストファーさんに魅かれたことも理由の1つです。

彼は元々バーバリーのデザインの責任者でデザインの責任者をしながらCEOになったのです。この本にも書かれていますが、今までの経営者MBA出身者が多く計画して実行するタイプ。しかし現在の市場は変化が早いので計画をするよりはいかに消費者の心をつかむか、もしくは心の流れを読むかというアートの領域が強く、また柔軟性やUXの考え方を持つ経営者が求められていてまさにDEOの時代ではないかと感じています。

古い考え方を持っている経営者や経営企画の方々に読んでいただきたい本です。
CEOからDEOへ - 「デザインするリーダー」になる方法  
deo 

久しぶりのブログ更新です。最近毎日送別会でありがたいのですがちょっとばたばたしております。

昨今日本企業の課題について色々議論されていますが、 私が個人的に最も深刻だなと思うのが日本企業のR&D部門の知をどう活用するか?ということです。日本では大学の優秀な人の多くは大企業のR&D部門に行き研究をしています。ただ問題はこの研究結果が事業にいかされないことが多いことです。おそらく塩漬けになっている優秀な研究者や技術が多いのではないかと思います。

しかし昨今大学や政府の研究所も含めこれらと社会の接点を作ろうという動きが活発化しています。そこ中でこの本ですが新しい価値や足りない価値をいかに社会とつなげ企業としての使命を果たすのか?ということからオープン・イノベーションは変化の早い時代にとても重要な意識だと思います。もちろん何でもかんでもオープンで外部と連携することが大事ということではありません。ベストはもちろん社内で開発出来ることです。ただあまりにも社内にこだわり遅くなったり、見当違いの技術トレンドにいったりしては本末転倒です。

この本にはオープン・イノベーションを単なる概念ではなく具体的に著者の方が実践した事例もあり共感できます。
メーカーの研究者の方に特にお薦めします。
オープン・イノベーションの教科書---社外の技術でビジネスをつくる実践ステップ
openinovation 

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