月別アーカイブ / 2014年01月

アマゾンを創業したジェフ・ベゾスさん本当に凄い起業家ですね。本のオンライン販売でNO.1になったと思ったらそれ以外の様々な分野へと業態を広げ、電子書籍も始め、クラウドサービスでも強いポジションを取るとは。そんな衰えを知らないアマゾンと社長のジェフ・ベゾスさんの本です。

いくつか驚いた点や気づきがあった点をご紹介します。

・頭が良い最高の人材のみを集めた
誰かを雇ったらその人を基準にそれ以上の人を採用することで人材の質を上げていったそうです。簡単に出来ることではないですがどんなテーマに対しても地頭が良く早いスピードで取り込めるという状況を作ったそうです。マイクロソフトを参考に人材のレベルをキープするために最終面接でバーレーイザー(基準を高める人)という役割を設置していたとか。

・組織作りは現場中心
管理者はなるべく採用せずに実働部隊としてのエンジニアや開発者、バイヤーなどを中心に採用したそうです。関係者の調整は時間の無駄で問題解決に最も適しているのは問題に直面している人と考えているとか。

・猛烈に働く企業文化を作った
長い時間働くことも猛烈に働くことも、賢明に働くことも出来るがアマゾンで働くには2つを選ばなければならないと最初話をしていたそうですが、2つを選ぶことは出来ないと変わったそうです。賢い人たちが猛烈に働いたらなかなかかないません。

・競争相手の良いところを取り入れた
ウォルマートの企業文化として倹約と行動重視、そして優れたアイデアを競争相手から拝借するという部分を意識してアマゾンの文化に取り入れていたそうです。またコストコのモデルで年会費をとって粗利益の大半はそこから稼ぎ、大量に仕入れることでコストを下げ、且つお宝探し的な商品も用意してロイヤリティが高まるというビジネスを参考にアマゾンプライムを立ち上げるなど徹底的に他社の良いところを研究しそれを越える行動を起こして成長しています。

・ビジネスは顧客中心
自社のビジネスを小売と考えると自社の定価の商品と一緒に中古商品とかプラットフォームを使っている他社の商品を同じように表示しませんが彼らは顧客中心主義でアマゾンは“アンストア”だという定義のもとに自社のビジネスモデルを自ら壊すようなサービス展開も行ったそうです。

・利益率を下げ競合が入る隙間を無くした
利益率が高いと競合が参入してくることから徹底的に稼いだ分を投資にまわし、結果的に他社が参入出来ないくらいコストの低い仕組みを作ったそうです。他社が気付いた時には参入の余地がなくなっていたのだとか。

 ・異端な動きを自ら行う企業文化を作った
新しい動きに対する社内の抵抗に対し“組織的ノー”と定義し、取締役会でもこのことを発表するなどして普通ならやらないような賭けを承認するようなような企業文化を作ったそうです。 

・独創的な物流システムを作った
最初の物流システムはウォルマート出身者が作ったそうですがこれは小口配送に向かないもので、その後科学や工学の専門家を集め独自の数学的アルゴリズムを作ってどこに何を集めれば良いのかを予測する独創的なシステムに変えたそうです。 またそこにシックスシグマやリーン生産方式など工場の進化したやり方も取り入れたのだとか。

・開発者の創造性を刺激しクラウドサービスが生まれた
自分たちは小売企業ではなくテクノロジー企業だと定義し、開発者は錬金術師で彼らがより使ってくれるように出来る限りのことをするのがアマゾンということでストレージや帯域、メッセージング、決済、プロセシングなどのBtoBサービスをリストアップしてそこからクラウドサービスが生まれたのだとか。

その他にも色々と紹介したいことあるのですが、知りたい方はぜひお読みください。
経営者全員にお薦めの本です。
ジェフ・ベゾス 果てなき野望
amazon 

この本はレッドブル事業を立ち上げた起業家ディートリッヒ・マテシッツさんと彼の立ち上げたレッドブル事業の成功の軌跡を紹介した本です。

彼はオーストリアという起業という観点ではあまり有名ではない国の出身で、ユニリーバでマーケティングマネージャーをしていた時に日本の高額納税者リストを見ていてソニーでもトヨタでもなく大塚製薬の経営者がNO.1だったことに驚き、その後「リポビタンD」を知ってこのレッドブルのヒントを得たのだそうです。驚きですね。そしてその後同じような商品をタイの企業が作っているのを知りジョイントベンチャーを立ち上げたのでした。

その後、まずヨーロッパで起業しますが国ごとの様々な規制で苦しみます。そしてドイツで成功し、その次にアメリカに進出、そして更に日本や中国などアジアでも展開し急成長しました。

彼らがユニークなのは自社で生産していないという点です。そういう意味だと技術力がある会社に模倣されてしまうリスクがあるわけですが、そこから独自のブランド展開を実施したところが彼らの大きな強みとなりました。

スポーツがレッドブルとの相性が良く、レッドブルのイメージを良くすることから、様々なスポーツにスポンサーとして参加しF1やサッカーなどはチームの買収も行い各国でスポーツ全体の育成まで関わるようになりました。またメディアの買収も行い徹底的にブランド展開を強化しています。結果的にレッドブルはとても神秘的なブランドを作ることに成功しました。

アメリカ的ではない企業のグローバル展開に興味がある方にお薦めの本です。
レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

redbull

今週末は溜まった本を読んでいたのですが、その中で特にイーロン・マスクさんを紹介した本がとても刺激になったので紹介します。

彼は南アフリカ出身で裕福な家庭に生まれましたが、その後両親が離婚し母親と暮らすことになりました。そして自費でカナダに移って、クイーンズ大学に入学してからアメリカのペンシルバニア大学に編入し経営学と物理学を学びます。その後スタンフォードの大学院に入学するも2日で中退し起業するというなんとも豪快な社会人のスタートです。

その後彼は最初に起業した会社をコンパックに売却し、ペイパルの元となる会社を起業しますがこちらは経営陣に追い出されます。しかし運良くこちらの会社がeBayに売却され、そしてその資金で宇宙ロケット会社を起業します。まるでわらしべ長者だと本には書いてありますが、宇宙ロケット会社の起業からは彼は単にビジネスとして成功するというだけでなく、社会において誰も解決しないような大きな課題と向き合った事業を起業するようになっています。

ロケット事業では今まで金銭感覚の足りなかったNASAのやり方から、ロケットを量産するという意識で様々な部品を標準化し結果的に大幅なコストダウンを実現させています。その後、シリコンバレーでは優秀なエンジニアはインターネット企業に行きますがインターネット産業以外でも起業家の力を活かせる場所があり、地球環境にやさしい車を作るという強い想いで電気自動車の事業を立ち上げています。そして更に太陽光発電の会社にも参画しているのです。

決して全ての事業を一から彼が起業したわけではないですが、未来を見据えその中心に参画し彼自身やチームのビジョンから本当に厳しい数多くの困難を乗り越え実績を出している点は世界的にも少ない強いリーダーシップを持ったリーダーだなと尊敬します。今後のさらなる活躍が楽しみですね。

起業を目指している方にお薦めの本です。イーロン・マスクの野望 未来を変える天才経営者
elonmusk

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