月別アーカイブ / 2014年01月

第39回経済界大賞で優秀経営者賞をいただき昨日その授賞式がありました。同じ賞はいすゞ細井社長、松竹迫本社長、森下仁丹駒村社長と錚々たるメンバーで大変恐縮いたしました。それ以外の賞としてベンチャー経営者賞がありiPS細胞による製品化を進めているリブロセル横山社長とミドリムシでおなじみのユーグレナ出雲社長が選ばれたのですが私はどちらかというとこちらの賞のほうが向いているのではないかと思いましたが、日頃お世話になっている米倉先生やGMOインターネットの熊谷社長始め審査員の皆様に感謝したいと思います。

特別賞としてオリンピックを主導した石原元東京都知事とパラリンピック招致に貢献したサントリーの佐藤選手。そして栄えある大賞はソフトバンク孫社長が受賞されました。なんと2回目とのことで本当に素晴らしいです。孫社長とは何度かお会いしたことがありますが、壇上で久しぶりにお話しさせていただきました。そして孫社長のスピーチが感動的でした。

「自分は決して裕福な出身ではない。それどころかどん底の生活だった。家から臭うキムチの匂いが嫌で嫌でたまらなかった。普通の日本人じゃない小学生時代が辛かった。しかし、そんな出身でも日本では成功できることということを示せるかもしれないと。」
※米倉先生のfacebookから拝借しました。

日本全体を元気にするような力強い言葉。私も胸に秘め社会に貢献出来るよう頑張っていきたいと思います。
keizaikaisho 

この本はいままでのマーケティングの概念を変える新しいマーケティングの本です。特にオンラインマーケティングに詳しくない方にとっては目からうろこの発想だと思います。

元々インターネットサービスのベンチャー企業などで使われている考え方で、利用者を増やすためグロースチームやグロースプロジェクトなど専任部署を作ってユーザーを増やしている会社が多いようです。マスメディアやオンライン広告などのメディアを使って宣伝をすることによってユーザーを増やすのではなく、サービスの中に自ら成長エンジンを作ってそれをまわして成長するという考え方です。

そのためにはまずはサービスの価値があることが大前提です。いくら自分が良いと思っても人に認められる商品でないと人に広がっていきません。宣伝活動をして効果が出るレベルまではまず改善が必要です。そのために早くサービスを立ち上げ使ってもらって反応を早くサービスにフィードバックする改善スピードが求められます。

そして宣伝j活動への投資効果が出るとことまで来たらサービスの中で自然と広がる仕組みを作ります。有名なところだとHotmailがやっているメールの下部分にサービスの紹介を入れるものやgoogle検索で上位に表示されるSEO対策などがあります。またさらにそこにユーザーのインセンティブなどモチベーションを上げる仕組みを入れるとさらに活性化します。あとはこれらに対し改善を繰り返し、どう見込み客が増えるのかを見極めながら成長をしていきます。

新規事業立ち上げにおいてマーケティングの担当をしている方にお薦めです。
グロースハッカー 第2版
growthhacker 

この本では起業家にリーンスタートアップとはどんなやり方なのか、また何故このやり方を勧めるのかがビジョン、舵取り、スピードアップという構成で説明されています。

リーンとは無駄がなく効率的という意味ですが、アメリカの起業家エリックリースさんが提唱するスタートアップの考え方です。最近起業が大変話題となっていますが、現実は起業しても失敗する事例が多い状況です。特に不確実性が高いビジネスにおいては単に戦略を立て事業計画を作って忠実にそれを管理するというやり方では合わなくなっています。何か起こるかわからず、また変化もする。そういうビジネスでは小さくスタートし、常に変化と向き合いKPIを見ながらピボット(方向転換)し成功モデルを作ってい行くことが大事です。

ビジョンという章では、まず検証による学びが大前提で中間目標を設け構築、計測、学習を繰り返すことが書いてあります。ある程度成長するエンジンのようなところまで行けば良いですが、難しい場合には時にはピボットやゼロにリセットすることも大事だと書いてあります。あまり自分の考えにこだわり過ぎると顧客がついて来ず、結果的に資金切れということになりかねません。大きく考え小さく細かい実行するという考えで仮説をたてKPIを設定しそれを見ながら改善していくことが重要です。

舵取りの章では、実際に商品やサービスを作る部分ですが実用に見合う最低限のものを作ります。最初から完璧を求めてはいけません。そして市場調査も大事ですが、開発とデザインでプロトタイプを作り反応を見ていくことが結果的に成功への近道のようです。スプリットテスト(複数の案のテスト)やかんばん(ユーザーストーリーをチェック)などを繰り返し最適化を図ります。

そして最後の章はスピードアップです。1つ1つのプロセスや部品などのサイズを小さくすることが大事だそうです。変更も早く出来てその結果としての動きも早くなります。またソフトウエア以外の新商品についてはハードウエアからソフトウェアに変更したり、素早い製造方法の変更、プロトタイプが速く作れる3Dプリンタなどの活用もお勧めだそうです。そして最後に成長のエンジンが重要です。マーケティングにかけるお金はベンチャーにはないので顧客がまた顧客を呼ぶような仕組みを作ることがとても重要です。そしてある程度成功しても柔軟に対応出来るような組織文化や更なるイノベーションの醸成につながる環境を作り成長を加速させて行くのだそうです。

誰もがこの本の通りにすることは難しいと思いますが参考になる部分多々あるので起業家の方々にお薦めです。
リーン・スタートアップ

leanstartup 

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