月別アーカイブ / 2013年11月

この本は東日本大震災後の日本を第三の敗戦ととらえそこからどういう切り口で成長していけるかという大きなテーマで書かれた本です。

現在の大きな問題は電力危機と財政危機、その中で改めて日本企業がどう成長していけるのかというこですが、ここ四半世紀で為替の問題、そして雇用の問題、生産性の問題などが改善されておらずかつてのオイルショックで打撃を受けた時にそれを改善することで競争力が高まったという時代と比べると改善及びイノベーションの力が弱まっているということがあるようです。

その中で必然的に日本企業が生き残るために生産拠点を海外に移すわけですがそうなると益々技術移転が進み日本での雇用が少なくなるドーナツ現象が起こるということで、日本という国が成長していくためには日本企業のピザ型グローバリゼーションというコアな技術や マザー工場を日本に置きながらグローバル拠点を増やしていくということを提案しています。

また日本企業の強みは複雑性や知識集約的セグメントということで、これらマネのされ陳腐化しない領域を強化すべきということですが、ただそれだけだと市場規模が小さくまたエンジニアが複雑に作るとコストが高く、わかりにくいものになってしまうのでいかにコモディティ分野と組み合わせ商品化出来るかというところが重要とのことです。事例として東レとユニクロが作ったヒートテックなどが挙げられています。また今後高齢化が進む日本ではシニア産業での複雑化を商品化することで国際協力の高い分野を作れるのではないかという提案もされています。

さらに事業分野でいうとインフラ産業が日本が強く、また技術分野では物理や科学よりむしろ化学が強くここはまだまだ陳腐化がされない領域ということでこの分野の事業拡大が期待されるということです。 IT企業にいるとIT分野の競争力強化を期待したいところですが日本企業の強みをうまくIT分野と組み合わせることで本当に強い事業分野が出来るのではないかと思いました。

新規事業を考えている方などにお薦めの本です。
<日本企業は何で食っていくのか (日経プレミアシリーズ)
nihonkigyo

またまた久しぶりのブログです。まとめてアップしたいと思います。

この本は消費者を巻き込んだイノベーションが起こりつつあるということとそれをどうマネジメントするのかということについて書いてる本です。商品開発の際に消費者にアンケートをとってその結果を反映するよりも、使い込んでいるある意味おたくクラスの消費者を巻き込んで一緒に商品開発や改善を行ったほうがイノベーションが起きやすいとのことです。

それらの事例としてレゴやクリプトン社のボーカロイド、昨今のクラウドソーシングなどが紹介されています。提供側としてのプロダクトアウトでは本質的に消費者が何を求めているのか専門家であるからこそ見えなくなることあると思います。そういう意識を180度変えてくれるきっかけを作ってくれるということ大いににあると思います。 

また提供側として市場が小さくビジネス的にうまみが少ない分野や商品でもこれらのニーズを集めることで新しくイノベーションが生まれる事例も起きつつあり、ここから新しいものづくりの潮流が生まれそうな予感がします。来月こちらの著者の小川先生とお会いするので楽しみです。

商品開発や新規事業開発の担当の方にお薦めの本です。
ユーザーイノベーション: 消費者から始まるものづくりの未来

 userinnovation

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