月別アーカイブ / 2013年08月

知り合いの所有するテスラに乗せてもらいました。テスラモーターズはシリコンバレーを拠点にバッテリー式の100%電気自動車を販売している会社です。直近の四半期の売上が400億円程度でまだ赤字ではありますが伸び盛りの会社です。以前から知ってはいたし見たこともあったのですが乗ったのは初めてでした。

まずはこれを見てください。まるでタブレットのような画面。ここに独自OSが動いていてまるでスマートフォンを動かすように車を操作出来ます。また独自アプリなどもサービスしているのだとか。もちろんインターネットには3Gで繋がりWEBブラウジングも出来るようになっています。リースのサービスもしていて社員のためにそのリース代を出している会社もあるそうです。この会社では駐車場にも高速充電器が設置されていました。

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昔PCが出た時に家電の会社はバカにしてデジタル家電のキャッチアップに遅れたということがありましたが、車においても同様のことがあるように思いました。テスラモーターズではこの画面のUIにこだわりアップルのエンジニアをヘッドハンティングしたとか。ソフトウェアの時代優秀なプログラマーを集めないと商品の競争力が下がりますよね。本当に危機感を感じた機会でした。 

この本はパソナキャリアの渡辺社長よりいただいた本でですが、社内の参考図書にされているそうです。インドのB to Bのソリューションなどを開発、提供するIT企業HCLテクノロジーズの立て直しの話で、大変参考になるのでこちらで紹介させていただきます。

インドでも有数のIT企業として成長したこの会社ですが組織が硬直化し、後発会社に抜かれたことにも甘んじていました。そんな成熟企業をこの本の著者であるヴィニート・ナイアーさんが社長として立て直したそうです。彼は元々子会社の社長を経験していて本当は親会社の社長を引き受けたくなかったそうですが、創業者からの頼みということで断れず引き受けたのだそうです。

彼が凄いのはとにかく現場の一般社員のパフォーマンスに注目し、それをエンパワメントする文化を定着させたことでした。おそらく一般的に企業の立て直しを考えるとリストラ、事業再生となると思いますが、この会社ではもちろんリストラも事業再生もやったものの、その後に従業員第一、顧客第二、その次にマネジメントと定義し
、現場社員を活性化し事業を右肩上がりに伸ばしたのでした。

従業員第一とした理由は、顧客に感謝される時には従業員が褒められるがうまくいかなかった時はマネジメントが怒られるという状況だったそうで 、B to Bの会社だからかも知れませんが現場の社員が最も貢献しているのでその層を活性化すれば良いと考えたからだとか。しかし実際にそれを実行するために360度評価制度を導入しマネジメントの評価結果を公開して支配範囲ではなく影響範囲が大事だということを文化にしたり、管理部門が従業員に対し上から目線で様々なものを管理する姿勢を変えるために管理部門に自由に質問や意見を言える社内ツールを導入し、そこから質問や意見を無くすような動きを作ったり、更に社長そのものの権限を現場に委譲し現場がモチベーション高く早いスピードで業務を行えるようにしたりなど組織のヒエラルキーを大事にする硬直化した企業は大いに学ぶべきだと思いました。

大企業の経営者に特にお薦めの本です。
社員を大切にする会社 ―― 5万人と歩んだ企業変革のストーリー
 

shaintaisetsu 

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