この本は様々な研究者が講義を行う東工大の授業を12回分文章におこした本ですが様々な個性的な研究者が何故その研究にはまったのか、またどんな意義があるのかを説明していて研究者魂に火がつくような本です。
中でも印象に残ったのが幾つかあるのですが、1つは統合失調症の話で必ず人類の中で数パーセントいるそうですが統合失調症の方々というのはかすかな兆候を読む能力を持っている人が多いらしく、それは以前は組織の中で必要な能力であったとか、もう1つはバイオミミクリーという自然界から学ぶという概念でいわゆる工学で自然界を説明できる部分はまだ10%程度しかないらしく、自然界から学んで社会問題を解決することで年間3000億ドルのGDPに影響があるなどと言われているそうです。空気抵抗を減らすためにカワセミのくちばしを模倣して新幹線を作ったとかサメの肌を真似て水着を作ったりとかなど事例が多くあるとか。
研究や技術に興味ある方にお薦めの本です。
東工大講義 生涯を賭けるテーマをいかに選ぶか
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