この本はIDEOの石川さんからいただいた本でIDEOの創業者がどんな考えでこの会社を運営しどんな考え方が大事なのかが書いている本です。

IDEOは現在のような付加価値が求められる時代に本当に大事な考え方を持っている会社だと思います。調査してもわからないような人々の潜在的なニーズをどう引き出し、それを商品化するかなどのノウハウが書かれています。1つの事例としてMRIを製造しているメーカーの開発者が子供が嫌がって泣くのを見て海賊の冒険に出て行くようなデザインのMRIを開発して子供が喜んでMRIを受けるようになったといういかに人の気持ちが大事なのか、そして人間中心に設計しているのかということが書かれています。

またイノベーションを起こすためには成功するためにはもっと失敗する心の準備が必要とか人と比べるのをやめるとか、自分の進んでいる道が正しいかどうかわからないあいまいな状況に耐える、すべての答えがわかるわけではないからすぐに最高の成果を出すのは難しい、だからこそ素早く改良を繰り返すべきなど心に響くメッセージがたくさんあって本当に共感しました。

人々は仕事について労働、キャリア、天職と3パターンで考えるそうですがいかに天職として考えられるか、時給換算の労働集約的な考えや人からどう見られるかなどの名誉欲などに振り回されるのではなく本質的な価値を生み出すことに喜びを見出すような生き方をしたいものですね。

新しいものを生み出すことに従事している方にお薦めです。
クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法
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