この本は郵政民営化有識者会議や東京電力福島原子力発電所事故調査委員会など政府や大企業などの問題解決組織の中で硬直化した組織や変化を嫌う経営陣と戦いながら企業変革を行ってきた宇田さんの本です。宇田さんとは宇田さんとはある勉強会でお合いしざっくばらんにお話させていただいたのですが大企業やコンサルティング会社、そして政府の仕事など様々な改革の仕事をされていて言葉1つ1つに大変重みがある方でした。

この本ではこのような組織が何故異論を言わないかその根本的構造の問題とその中にある経営陣の問題や「事務方」と呼ばれるエリート層の問題、そしてその中に入ってどのように変えてきたのかという内容が具体的に書かれています。変革という切り口から政府の委員会が出来たとしてもそこに参加するメンバーが恣意的に選ばれたり、また報告書の段階で事務方の思惑通りにまとまっていたりなどという官僚的な課題が見受けられることもありますがこのような場合の課題解決にも役立つ本かと思います。

特に政府や政治家、大企業の方々にお薦めの本です。 
なぜ、「異論」のでない組織は間違うのか  
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