会社を老化という側面でとらえたユニークな本で会社とは何かを考えさせられました。出来上がったものはある時から不可逆的に進化しそれを元に戻すのはとても難しいということがわかります。多くの成功した会社もしくは組織、個人などで同じ状況が見受けられますね。  成功し上場するなどするとコーポレートガバナンスということでリスクマネジメントをしたりプロセス化し誰でもできるように業務体系を整理し効率化したりするなどといった良かれと思いやったことが、ある時から組織が固くなりイノベーションが起こらなくなるなど悪くなる方向に変わります。そういう時にどう変われるのかが本当に重要だと思います。

様々な会社が一度事業で成功した後、長い間その会社にいて成功体験の意識を変えられない人や急激に人材を採用し組織を拡大する中で入ってくる学歴が高く賢い人などが組織に多くなると、その事業が成熟し新たな成功モデルを生み出さなければならない時に過去の成功を否定し新しく変わるということは本当に難しいようです。社内派閥や社内政治、ルールの増加、過剰品質などなど大企業病と呼ばれる体質がどこから生まれてくるのか?そしてイノベーターも抜けそこで育った社員達からの新しい提案も無いという中で組織がどう変われるのかのヒントが書いてあり参考になります。

より多くの人達に読んでほしいですが、特に大企業の経営者含め関わる人たちに読んで欲しいと思います。
会社の老化は止められない――未来を開くための組織不可逆論

 

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