今回は仕事のスピードについて書いてみたいと思います。物事はスピードとクオリティの掛け算だと思います。どんなにクオリティが良くてもスピードが遅いと足りないし、またスピードが早くてもクオリティが低ければこれもまた足りないということになります。但しこれはオーダーする側の価値基準によるところもありクオリティの期待がさほど高くなければ早くてそれなりということで満足するということも大いにあります。特に日本人はじっくりと職人のように腰をすえて仕事をする人も多く、高いクオリティになるのですが、時すでに遅し、もしくは逆にクオリティがToo Muchだったりしますね。例えば日本の最近エアコンなど海外では良く売れないと言われますが、人がいる方向に風向きを変えたり、自動で電源を切ったりと日本人からすると便利だと思う機能が海外ではその分安くして欲しいということになったりしています。

さて仕事の話に戻りますが、つまり相手が何を求めているのか知ることが大事だと思います。お客様や上司から仕事を依頼された時にはまず相手の求めるクオリティとスピードを把握することが大事です。お客様の場合には聞くことは難しく逆に競合他社との比較で考えるとわかりやすいでしょう。理想は競合よりも早く、そして良いものを出す。しかし競合は自社の商品をベンチマークしてより上のレベルを出してきますのでそのスピードを超えるアップデートが更に大事になってきます。そうなると追いつかないですよね。ただそれもお客様が求めているのかどうかという基準も一方で重要なので、逆にシンプルな方が良いという場合もあり、大胆に削る判断も重要になると思います。そこがクオリティの難しいところです。

一方上司の場合には相手に聞くのが良いでしょう。もちろん厳しい上司は両方というかも知れません。その場合はまず早いスピードで提案することです。そうすると相手が求めるレベルがわかるのでそこから求めるクオリティまで進めるということが有効かと思います。最も悪いケースは色々と悩んでしまう場合です。考えることは大事ですが、悩んでいる時間は無駄な時間になってしまいます。早くアウトプットを出す訓練をつけると良いと思います。

最後に最も難しいのはクオリティです。高いクオリティというのは多くの機能が付いている、性能が高い、デザインが良いということではなく、あくまでお客様が求めているものの一歩先もしくは半歩先を提案することだと思います。もちろん2歩、3歩先を提案できる天才もいるかと思いますがそれは例外と考えたほうが正しいと思います。それだけ最初から高いクオリティを提案するのは難しいのでまずはスピードを早くし、その上で高いクオリティを目指すことがビジネスマンとしては正しい生き方かと思います。
 

先日G1サミットでお会いした小林りんさんとランチをご一緒させていただきました。彼女について元々ソニー元社長の出井さんよりお話伺っていて一度お会いする機会があったのですが残念ながらお会い出来ず、G1サミットでようやくお会い出来ることになったのでした。

小林さんは今年秋にスタートする日本初の全寮制インターナショナルスクールの代表を務めています。 国内外から150人の高校生を集め、3~4割はアジア各国から留学生を受け入れる予定だとか。うち40人ほどは年間350万円の学費・寮費を全額免除することにしているそうですが、これは恵まれない環境の子供達にもチャンスを与えたいという強い気持ちからだそうです。

 どうして素晴らしいキャリアをお持ちの方が学校をやろうと思ったのか気になったのですが、それはご自身の全寮制のインターナショナルスクールでの経験が大きかったそうです。彼女がメキシコ人の同級生の家に遊びに行った際に貧しく6人兄弟のうち同級生だけが高校に進めたという現状を目の当たりにし、また奨学金をもらってやっと教育の機会を得た同級生も多かったこともあって自ら問題解決しようと思いユニセフでフィリピンの貧困層教育に関わった後、日本での学校作りのプロジェクトに参画したのだとか。

弊社もそうですが、様々な文化の人が集まると考え方ややり方の違いなどあって最初は衝突もありますが、やがて異なるものから学ぼうという意識が生まれ、実際にそういった中から新しいものが生まれるということがあると思います。この学校では日々イノベーションの種が生まれるのではないかとまったく関係のない私もなんだかわくわくしてきます。現在スタッフのほとんどは女性でそれも在宅勤務の方も多いのだとか。それ自体もとてもユニークで新しい会社の在り方の参考事例になるように思います。

学校の立ち上げの準備している過程でリーマンショックがあって資金集めに難航したりとか、また学校を作る上での様々な規制の壁と格闘したりとかしながらも、かえってそれで組織が強くなったと明るく語る小林さんに日本の教育の未来が見えたような気がしました。

インターナショナルスクールIZAKへのリンクはこちら
http://isak.jp/jp/

今日は成功と失敗について考えてみたいと思います。社会人になってから早くも24年経ちました。最初はエンジニアとしてテレビ局に入社し、その後事業企画としてソニーに入り、ジョイントベンチャーの立ち上げを3年やってからこの会社に入社しました。その時既に36歳で年収が数100万円下がったのですが夢に共感し入社しました。早いもので10年になります。失敗は数多くしましたが、そこから学びここまで成長してこれたと思っています。もちろん周りの皆さんの助けがあってのことですが。

さて、そもそも何故失敗するのかということですが新しいことをすると大体失敗すると思います。新しさの度合いにもよりますが、世の中的に新しいこと、これは失敗確率が相当高いです。世の中的には新しくないけど自分にとって新しいこれは失敗確率は多少上がるけどやはり失敗の確率は高いです。どうしたら失敗を減らせるのでしょうか?

世の中的に新しくないけど自分にとって新しい場合、成功する一番良い方法は成功経験のある人にまかせるもしくは成功経験のある人に協力してもらうことです。成功した経験のある人は失敗経験もあることが多いのでより深い洞察をもって成功までの道筋が見えると思います。ただ世の中的に新しいことで成功するのは本当に難しいです。

話は変わりますが、昔インターネットの事業というのはとにかく先手必勝だと言われました。確かにYahooや楽天が当初成功した時に後から似たようなモデルで参入したサービスはほぼ無くなりました。なので失敗してもとにかく新しい事にチャレンジしようという時代がありました。しかしインターネットバブルが崩壊するともうサービスや会社で様々なものが消えて無くなりました。そしてその屍を越えて成長して来たのがgoogleやFacebookといった二番手、三番手の会社でした。そして一番手の会社を追い抜くということが起こりました。実はインターネットの事業でも先手必勝ということではなく、いくら会員数が多くても、いくら持っているコンテンツやサービスが多くても利用者が離れたら後続の会社に負けてしまうということが証明されたのでした。後続の会社で勝つ会社というのは先行者の最も価値がある部分にフォーカスし、その価値のみをシンプルに掘り下げ提供したところだと思います。先行者がやっているからもっと多くのサービスや機能を増やさなくちゃというのでは却って解りにくくなり、1つ1つの質の低く、更にアップデートのスピードも遅くなってしまうので結果埋もれてしまう場合が多いように思います。LINEも他に似たサービスもありましたがシンプルにコミュニケーションということに集中し磨き上げた結果がこのような成功につながったのだと思います。1つの価値をとことん具現化する、そしてそれを早いスピードで追いつかれないようにすることがとても重要だということがわかると思います。また、ここでも経験者がいたほうが良い場合が多いです。ただ成功すると経験者の経験を超えることになるのでそこからは一緒に成長していくことが組織的に重要です。

それでは話戻って世の中的にも新しいことはどうしたら成功するのでしょうか?まったく新しいことというのはリスクが高いため会社としてはなるべくやってはいけないことだと思いますが、やるとしたらビジョンと仮説を立て、それを検証し続けることが重要です。最初から成功すると思わずどうリスク低く失敗し仮説検証出来るか、そして早く成功に導けるかが重要です。最近リーンスタートアップという言葉も出てきていますがなるべく低いコストでなるべくノウハウのある人たちに囲まれ早く成功と呼べる価値まで到達すること、まさにベンチャー的やり方ですね。この場合資金が切れたらそれでゲームオーバーなのでとにかくスピードが重要です。

弊社は様々な成功と失敗を重ねてここまで成長しました。これからも様々なサービス、様々な事業、そして様々な会社から出来る限りを多くを学び、その本質的な価値を自らの資産と結び付け更なる成長を目指していきたいと思います。

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