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ドタキャンなどもありましたが、ドタ参もあり。
集まったお客さまは25名。

関係者やスタッフ含めて、初台にあるArtist Loungeという上質な隠れ家には30名ほどの人が静かに犇いていました。

47:30。
今回のメインとなる時間。

「音源となるアルバム作品を最初から最後まで飛ばさずに聴ききろう」

このテーマの元に、ぶり返した寒さの中ワザワザ集合して戴いたのです。しかも、¥1,500の入場料をお支払戴き。

音楽を黙って聴く為だけに。

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しかし驚くのはここから。
実は今回のゲスト Mary Bell Project(メアリー・ベル・プロジェクト※以下MBP)の1st album『New World Order』をフル視聴するにあたって、集まってもらったお客さまの9割は、この作品どころかMBPのことを名前すら知らなかった方々ばかりだったのです。

しかも、主催者の私の方から声掛けさせて戴いた方の中でも、普段から音楽のことを話題の中心にする方ではない方が圧倒的に多かったのです。

逆に日頃から音楽作品に慣れ親しんでいることを中心に話題にする人ほど、事前情報を詳しく求めたり、スルーしたり。音楽鑑賞会に於いて、グルメな方々は「失敗したくない」というリスク回避を取る行動に出るのでした。

構造や体験への興味より、既知であることが下地になった上での嗜好性の合致を求める。これは珍しいことではありません。寧ろ、音楽への探究心が強いことを公にしている方でこの場所に足を運んだ方が珍しいとすら思えました。

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イベントは2部構成。

前半、軽く前説を入れてからCDを視聴。

照明は下げ、音楽に集中出来るようにスマホなどはマナーモードに切り替えるという、いわば映画鑑賞のようなスタイルで47:30を体験しました。


私の感想としては「あっという間」。

え、もう終わりか。
という儚さを感じました。

ここで改善されるべきと思ったことは視聴の姿勢が「丸椅子」に腰掛けてもらったことでして、例えばスタンディングや、地べたに座ったり寝そべりもOKに出来ればと思いました。

音量ももしかすると若干下げても良かったかも。
あと、店内の目覚まし時計の秒針の音が気になったので、視聴の際はどこかに移動させる配慮が必要でしたね。

と、イベントの伸び代を感じつつも、総勢30名が音楽に集中する光景は神々しさすら感じました。

MBPのメンバーの皆も感無量といった様子で、自分たちの音楽を集中して聴いてもらうことにじんわり喜びを感じておりました。

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後半はトーク。

メンバーやエンジニアへのインタビューから、お客さまからの感想や質問のコーナーへと盛り上がり、盛り上がり過ぎて時間を大幅にオーバーしてしまいました。反省。

箇条書きですがここで印象に残ったトークを幾つかご紹介します。

【インタビュー】
「(メンバーなのに)音源を今日初めて最後まで聴いたかもしれない」(MBPハイジ、MBPフジノ)

タイトルはオカルト好きなのでこのタイトルやアートワークにしました。楽曲との関連性や意味はありませんが、最初と最後の曲は同じタイトルでして、ループすると(永遠と)繋がるようにしています」(ハイジ)

「歌詞は造語です。英詞は勉強しても追いつかず、詩の才能もないので諦めました」(ハイジ)

「(加入前に出会い)とても良いと思い、悔しくなった。ならいっそのこと一緒に(活動)出来ればと思い加入を決めた」(MBP ヒロセ)

「ボーカルを邪魔せず、ムダを作らず、音を加えたり引いたりします」(フジノ)

「作品に関してはタイムコードを使用していない。だから一定のリズムに合わせて録音している
のではなく、ライブのような体験をパーソナルに味わえる作品になっています」(エンジニア 中澤氏)


【お客さまの声】
「ライブ盤を意識した上で作られたものを、更にライブ会場で音楽を掛けることによる差異は生じたのでは?」

「この作品に満足せず、もっと心に響くフレーズや作品を作って欲しい。伸び代を感じた」

「明日のライブに向けての新曲の歌詞が出来てなかったのですが、造語の歌詞であることに感銘を受けたので、造語で披露したいと思います」

「マイブラのような心地よいサウンドでした。瞑想などに使えるなと思いました」


___などなど、枚挙に暇がありません。

その他にも___

初台の駅を降り、鶏白湯らーめんのお店に寄り道をしながら、コンビニの地下にあるという案内の場所に辿り着いた。 防音扉を開け入室すると、壁一面にTAYLOR GUITARが並んでいる情景に圧巻だ。気を奪われそうになっていると、即座に扉を閉めるそうに指示された。 壁一面に飾られているギターの面々が、最高のコンディションで居られるように湿度を一定に保ち、外気を必要以上に入れないためと知らされる。 TAYLOR GUITAR の試奏でる世界でも滅多にないお店らしい。ギターを弾かない私にはその有り難さは計り知れないが、佇まいから凄え貴重なとこなんだなと想像できた。 今宵のライブは、MARY BELL PROJECTというバンドだ。音を立てないで最後までじっくりと聴き入る案内がされ、ライブハウスのフリーな感覚で居たのにクラッシックコンサートみたいな良い意味での緊張感を持って ライブがはじまる。 北欧系の幻想的なヒーリングボイスが広がる あれ?日本人のバンドだよなぁと思いながら、その楽曲に吸い込まれる。 ステージに鎮座するのは、彼らのアルバム、CDジャケット。そう、ここはアルバムをフルで聴くという「夜聴の会」、もらすとしずむのリーダー田畑氏の実験的ライブ企画の場だった。 なんだか、音がカラダを巡るとか受け止めるのではなく、カラダが音に吸い込まれるような感じがして、瞑想に近い感覚がありました。個人的には少々音量を下げた方が更に聴きやすいかなと思いました。 が、どこからともなく聞こえる時計の秒針音が気になっていたので、それをかき消すにはちょうどだった。 作品はMARY BELL PROJECTのアルバム「New World Order」 普通ならどんなことを歌っているのか気になるところだけど、どういうわけか、そんなことも頭をよぎらないで、身を委ねて最後までじっくりと味わえた。 詞は造語で言語としての意味はないとのことで納得したのです。 バントのアルバム作成秘話の話などのトークの後、贅沢なおまけ、ミニライブで締めくくられました。 やっぱりこういう空間は生演奏の方がしっくりくる。アルバムも良かったけど、臨場感に勝るものなしだ。 アルバムはパーソナルな環境で聴くときにライブ的な臨場感を再現する狙いも考慮され作成されているとのこと、ならばCDを手にして、比較したくなる。商売お上手(^-^)この後、BOSEで聴いてみよ。 この企画、それぞれの好みのジャンルにより明暗が出そうだけど、面白いと思う。 5/20の第2回「夜聴の会」開催(爆音編らしい)が出来ることを願う。それを実現するには3月中に参加予約者が若干名足りてないとのこと。 #ライブ #ギター #アルバム #初台

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これからもらすとしずむさん主催のイベント🥁🎸

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こうして、様々な視点や感想を作った本人たちに伝えたり、またリスナーに直接語りかける機会はなかなか無いことで、濃い時間となりました。

最後はTaylor guitarの楽器店ということもあり、この日の為に組まれたトリプルアコギ編成というスペシャルなミニライブを披露。

そして音源は何と8枚も売れました。
3人に1人の割合でお買い上げとは。

更に他にも「後でAmazonで買います」と声をかけて下さった方や、既にこの日を迎える前に「イベント告知を見て興味が沸いてCDを購入しちゃいました」という方までいらっしゃいました。

時間はオーバーしましたが、素敵な一夜となりました。

全面的にサポートして戴いたArtist Loungeのヒロさん、MBPのメンバー始めエンジニアとしてゲスト参加してくれた中澤さんやレーベルオーナーの船橋教授、何より直感と勇気を信じて足を運んで下さった参加者の皆さん、ありがとうございました!

また続けます。

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この日、実はとある音楽家の訃報や、とあるユニットの解散の報せが立て続けに入った日でもありました。

尚のこと、音楽家が「残した作品」にスポットをダイレクトに当てることの大切さを感じています。

故人を偲ぶ意味合いも含みますが、それ以上にリスナーとしてコンパイルされたアルバム作品を楽しむことが如何にリッチな体験なのかを味わってもらいたいのです。


作品に秘められた知られざる物語を聞くことも含めて、この会は次回へと歩みを続けたいと思います。

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次回『夜聴の会 feat.????』は 
5/20 日曜日 19:00〜 ¥2,500です。
場所はOnAir大久保というスタジオです。

80帖の大きなスタジオでより贅沢に音楽作品に触れてトリップします。
3/31までに、あと4名の予約が入れば開催決定です!皆さん是非体験しに来てください。

ではまた!