今朝、リニューアルして15分に増量した「もぎけんの脳の言葉」でも話したけれども、FOKや創造性における前頭葉と側頭連合野の関係はおもしろい。
なにか質問が来て、その答えを「知っている」と感じるとき、そのFOKをつくっているのは前頭葉だけれども、FOKが成立するという判断のもとになる情報は側頭連合野にある。
なぜ、前頭葉といういわば「外部」にFOKを立ち上げるアーキテクチャになっているのか。
これはメタ認知全体の意義と関連して興味深い。
意識はメタ認知だが、意識活動を必ずしも伴わない記憶の想起においても、外部装置が必要だということになると、メタ認知自体は、無意識から意識までを包括する共通基盤としてあって、その部分集合がクオリアを生み出しているメタ認知機構ということになるのかもしれない。
(クオリア思索日記)
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さすがです☆*°
茂木先生AIを、全国主要機関に配置し、先生の発信内容を中心に、社会を連携機能させられたら、あらゆる社会問題が迅速に解決できてしまう。冗談ですが。笑ꉂꉂ(ˊᗜˋ)
メタ認知できると、茂木先生の活動が個人から国全体にとって、如何に重要なヒントに溢れた宝箱のようなものか思い知らされます。様々なご経験を元に、国力を底上げできる最善策が、総体的にもピンポイントでも、先生にはきっと色々見えてしまうだけに、この現状にもどかしいでしょうね。
●眠れなくなるほど面白い 図解 脳の話●
日本文芸社
茂木健一郎
動画とこのような本があれば、更に理解が進みますね。茂木先生、大変ありがたいです。幅広い方々にとって、読みやすく解りやすい気がします。図解も大変観やすいです。タイトル通り、眠れなくなるほど面白いです。