人工知能の知性をどう評価するか、その指標を考える時に、IQ(知能指数)は有効ではないことは自明である。
もともとは精神年齢を生物年齢と比較して出していたと思うが、それを標準偏差と差異の比で置き換えて算出しても、人間の集団ではある程度の意味があるけど、それ以上ではない。
ぼく自身も、IQ=4000の人工知能、みたいな言い方を比喩的には言うけれども、そもそも生態学的に違う集団のものをそうやって比較しても仕方がない。
とは言いながら、AGIの開発に向けての研究をする上で、何らかのベンチマークはあった方がいいだろう。
思考の速度とか、algorithmic complexityなどの指標をうまく組み合わせて出すことはできるかもしれないけど、それで質的に異なる知性のスペクトラムをすべて覆えるかどうかはわからない。
つまり、人工知能と言うけれども、最大の問題(そして脆弱性)は、知性の一般的で操作的な定義がどうにもはっきりとしないことだ。
(クオリア思索日記)
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AGIに求められる知性の一つが未来予測や素早い判断であるなら、人工知能が発達した将来に、自分はとても生き残れそうにありません。
『エクス・マキナ』2015年イギリスSFスリラー映画。第88回アカデミー賞視覚効果賞受賞作
相変わらずゾクゾクな超絶おもしろですね!
それに、統合失調症になってから、まるで赤ちゃんのように幼稚でワガママに私は豹変してしまいました!?どうしてでしょうか?同じ他の統合失調症患者さんには滅多にない稀な事らしいです。
人間をフォローしてくれる世の中になりますから、
IQは、高くなくても全然生きられますね
ただ、IQが高い人が世の中に影響を与えて、人を助ければより良い未来になると思います⭐
茂木先生頑張って下さい⭐🌍
電波望遠鏡は可視望遠鏡の400倍の視力で、昼間でも星々を観望しています。📡〰️ 🌠 🔭
先生、
先生、人間て、もしかして・・・ 笑
人間の知性全てをカバーできる評価関数がない時点で不可能なのかもしれません…
難しいところですね😃