匿名官僚座談会。


 「今日は、審議会の先生はどういう方が理想的なのか、話し合いましょう」

 「やはり、最先端の科学、技術に通じていて画期的な案を出してくれる先生がいいんじゃないかな」

「いや、それだと、たいへんでしょ、われわれが」

「予算をつけなくてはいけないし。」

「だから、政府がどんな政策をとっても、それをあとづけで正当化してくれる先生がいいな。」

「そうだよな。検査数が低いときに、増やしましょう、という先生じゃなくて、いや、日本はこういう理由で、諸外国に比べて圧倒的に検査数が低いと説明してくれる先生がいい。」

「そうそう。能力とかやる気がなくて検査数が低いんじゃなくて、わざとそうしているんだと理屈をつけてくれる先生がいい」

「それと、マスクをつけてごはんを食べるときに、こうやってごはんをたべて、またつける、みたいに演じてくれる先生がいい」

「そうそう、どうせ、日本のテレビはむずかしい話は扱わないから、そういう小学生でもわかることをもっとらしく演じてくれる先生がいい」

「そういう意味だと、われわれはもう理想的な先生を審議会に迎えているよな。」

「そうだよな!」

「イーロン・マスクみたいなのが、日本の審議会にいなくてよかった。」

「どんなに無能、無策でも、なんとか正当化する理屈をこねくりまわしてくれる先生がいて、よかった。」

「ほんとうにほっとするよな。」

「なごむよな。」


(もぎけんのデイリーショー)