連続ツイート2516回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。


イギリスのボリス・ジョンソン首相は、集中治療室を出て経過観察に入ったようである。まだまだ油断はできないが、回復に向かわれているようで一安心である。いろいろと賛否両論のあったジョンソン首相だが、コロナウイルス対策では指導力を発揮して支持も上がっていた。回復を心から祈りたい。


ジョンソン首相の病状が懸念されたときに、英国内の論調を見ていると、現在代理をつとめているドミニク・ラーブ外相がそのまま後継になるのは難しい、なぜならば憲政上の正当性がないからと指摘されていた。ジョンソン首相が党首となって総選挙で勝ったのであり、ラーブ外相にはそのような過程がない。


そこで議論されていたのが、野党の労働党や自由党を含めた挙国一致内閣(National unity government)をつくるという可能性。コロナウイルスへの対応といった国家的危機においては、政党間の意見の対立、利害関係よりも、国の危機を乗り越える方が大切で、そのことを優先するという柔軟な判断である。


ジョンソン首相にもしものことがあってラーブさんが後継になるよりも、挙国一致内閣の方が憲政上の正統性があるというのが、成文憲法を持たないイギリスならではの「コモンセンス」の考え方、判断。なぜならば国家的危機においては国民全体の利害を代表するためには与党も野党も関係ないからである。


ジョンソン首相が回復への兆しを見せたことで、与党、野党を超えた挙国一致内閣の議論も下火になるだろうが、このように、国民の利益を政治が代表する形式を柔軟に、そして実質に即して考えるというイギリスの考え方は日本でも参考にしてよい。特に、迅速な対応のために法律を通す必要があるときには。


日本でも、もし仮に事態が深刻になって対策、その裏付けになる法律を迅速に成立させなければならない状況になったら、与党も野党もないはずだから、コロナウイルス対応に限定して挙国一致内閣をつくることは一案だと思う。もっとも日本でそれが可能かはわからないし、そこまで悪化しないことを望む。


以上、連続ツイート2516回、「ジョンソン首相の病状で英国内で浮上した挙国一致内閣論と、日本への教訓」をテーマに6つのツイートをお届けしました。

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