ランニングをしていたら、公園で、4歳くらいの男の子とお父さんが「ドッチボール」をしていた。


正確に言うと、ドッチボールではなくて、よく玩具屋さんで売っているような、プラスティックでできた軽い野球のボールみたいなものを、男の子がお父さんに向かって「えいっ」みたいな感じで投げて、お父さんがそれでおおげさに「うわあ」とか「あちちち」みたいに騒いでいた。


走りながら、その二人がいる芝生の近くにビニルがあって、その中にボールが入っていたらしいふくろがあるのが見えた。


ああ、そういうことか、と思った。


お父さんがこの時節で在宅勤務で、お子さんと遊びにきて、あきないように途中のお店で初めて買ったボールでほんとうはキャッチボールをしようとしたんだけど、男の子はやり方がよくわからないでお父さんに当てて遊んでいたのだと。


「えいっ」とお父さんにあててそれから逃げている男の子はほんとうに楽しそうで見ていて微笑ましかった。


きっと、今日しかない季節。


(クオリア日記)