連続ツイート2440回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。


グレタトゥーンべリさんの一連の活動は素晴らしいと思うけれども、そのありかたを批判する方々がいる。年齢やジェンダーに関係ないけれども、一応、その方々を「おっさん」と呼ばせていただくと(実際中高年の男性が多い印象なので)、グレタさんを批判するおっさんたちの思考には特徴がある。


グレタさんたちを批判するおっさんたちの典型的な主張の一つは、グレタさんの背後に誰かがいるに違いない、というものである。これは、「若い」「女性」、すなわち「小娘」に自分の意思や考えでなにかができるはずがないというバイアス、偏見であるように私には思われる。


グレタさんのような小娘が意義のあることをしたら、その背後には誰か(組織か、自分たちのようなおっさん)がいるに違いないのに、自分たち(おっさんたち)は自分の意思で自立して意味のあることができるというのは単なる思い込みで、自分たちだって肩書や組織、社会的バイアスに守られてやってる。


グレタさんを批判するおっさん思考のもうひとつの特徴は、なにか対案を出せとか、批判しているだけだ、などと言うものである。グレタさんが神様か、オールマイティの万能人とでも思っているのだろうか(笑)。地球の気候変動に関する科学的「標準理論」に注目を集めただけで功績はすばらしい。


おっさんたちだって、会社を経営したり、マネジメントをしているわけだから、PR(public relations)で、なにかに世間の注目を集めることがいかに難しいか、お金がかかることか知っているはずである。その点、グレタさんの気候変動に関するPR活動の功績は、パーフェクトストームのように完璧だ。


スウェーデンの一高校生が、金曜に国会前で一人でストライキを始め次第に注目される。飛行機にのらずに、ヨットで大西洋を渡る。国連やダボスで、余計なことを言わず、気候変動に関する科学的標準理論をシンプルで強い言葉で言う。グレタさんのPR活動は完璧で、おっさんたちは足元にも及ばない。


おっさんたちが好きな言葉で言えば、「広告費換算」で、グレタさんはどれだけのことをしたというのだろう。それを、誰かが背後にいるとか、批判しているだけだとか、対案を出せとか、論理的でもなんでもなく、単なるバイアスの塊の自分をさらけ出しているだけだ。


最も重要なことは、グレタさんが伝えているのは、一貫して、気候変動に関する科学的標準理論ということだ。それを批判するならば、グレタさんではなく、科学コミュニティ自体と向き合って議論しなければならない。グレタさんが繰りかえし言っているように、問題はグレタさんではなく、気候変動なのだ。


グレタさんのおかげで、気候変動の問題に注目が集まった。グレタさんの意義は、それに尽きているけれども、それ自体がとてつもなく難しいことである。グレタさんの活動をあれこれ言うおっさんたちは、フェアに物事を見る精神が欠けている。それでも済んでいるのは、自分たちがおっさんだからだろう。


以上、連続ツイート2440回「グレタさんを批判するおっさんたちのダサさの本質」をテーマに、9つのツイートをお届けしました。

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