ちょっとこっちも急いでいたんだけど、駅のトイレに行ったら、入り口から、5人並んでいて、わっ、これはなんだ! と思った。


こんな場合、男性は、「小」か「大」かを考える。


そろり、そろりと、手刀をきりながら列の横を進んでいったら、小はがら空きで、みんな大を待っていらしたのだった。


戻るときに、個室を数えたら、4つだった。


グッドラック、ジェントルメン!


みんな所在なさに立って待っている中、最後に立っていらした紳士の印象が、大学の教養課程で西洋史を習った木村尚三郎先生に似ていらした。


先生、こんなところにいらっしゃいましたか!


心の中でひっそり敬礼した。


(クオリア日記)