連続ツイート2396回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。


英国総選挙は木曜に投票があるようだが、一時期圧倒的な有利が伝えられていた保守党と労働党の差が縮まっていている。しかも、「戦略的投票」の動きもあって、保守党の勝利が危うくなり、またもや「hung parliament」(宙ぶらりんの議会)になるのではないかとも言われている。


そんな中、ボリス・ジョンソン首相自身の議席があぶないのだという。対抗馬の若い候補が急進していて、ひょっとすると現職首相が落選する可能性があるという。しかし、その場合でも、首相を続けることは、「憲法上」可能らしい。


留学していたこともあって私はイギリス贔屓だけれども、中でもイギリスは非成文憲法だということが従来すばらしい点があるように感じている。重要なことが、慣習によって条文化されないで受け継がれている。「首相」という地位自体が、明文規定があるわけではなくていつの間にかできてきた。


非成文憲法だと重要事項はコモンセンスで判断して積み上げていく。コモンローの法体系ではそもそも法自体も裁判官が「発見」するところがある。そのような柔軟性は、最近のbrexit騒ぎで随分損なわれているけれども、偉大な伝統として忘れてはいけないことだと思う。


そのような視点から日本の憲法論議を見ていると、細かい条文にこだわりすぎかなと思う。自衛隊の問題だって、すでに存在しているし、その意義も認められている。日本の憲法にも認知上成文の部分と非成文の部分があって、コモンセンスで意味が発見され、変わっていくことは当然ある。


細かいところまで条文で決めておくべきという態度には一定の合理性があるが、それだけではカバーできない領域もある。今回の英総選挙でボリス・ジョンソン首相が落選しても首相を続けられるという報道を見て、久しぶりに、非成文憲法の柔軟性と卓越を思い出した。


以上、連続ツイート2396回「非成文憲法の柔軟性と卓越」をテーマに、6つのツイートをお届けしました。

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