1094回



.ichiron16さん


妹の成長について作文しました

『洗濯物と流れ星』
 母が部屋のドアに指を挟んで怪我をした。人差し指の爪が割れて内出血で紫色になっていた。見ていて痛々しかった。僕と妹は母の代わりに洗濯物を干すことにした。
 僕がパンツやらシャツやらズボンやらをハンガーにつるしていると妹がベランダの手すりから身を乗り出して夜空を見上げた。「オリオン座や」僕も夜空を見上げた。「もしかしてあの砂時計みたいな形しとるやつ?」「そうそうそれそれ」
 妹はふと家出をした時のことを語った。「家出したとき、わたし流れ星二回も見たんよ」「へえ」僕はシャツのしわを伸ばしながら相槌を打った。「5分に二回も流れ星流れたんよ」そう話す妹は少し誇らしげだった。
 「おれ、自転車でおまえのこと探しに行ったんやぞ。公園とか郵便局とかまで行ったんやけんな」妹は驚いたような声で言った。「え、そうやったん?全然気づかんかったわ。あの時バイクの音とかが怖くてうちのあたりをぐるぐる周ってたんだよね。」そんな話をしつつ星空を眺めつつ僕たちは洗濯物を干し終えた。
 9月のはじめ、妹は学校に行くのが辛そうだった。あの時も寝坊して学校の宿題を終わらせていなくてパニックになっていたのだ。妹が泣き叫んでいると父が起きてきて彼女を怒鳴りつけた。それが、妹が家出したきっかけだった。僕は妹を探しにあちこちを回ったけどなかなか見つからなかった。今こうしてあの時のことを生き生きと話している妹を見て僕はうれしかった。


ご回答。


人生のたいせつなときの、いのちの尊いものがたりを、読ませていただきました。


すぐれた短編小説を読んでいるようでした。


これからも、今ここを大事に。妹さんと仲良く。

nounandemo
 
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