ランニング中は、ぼんやりと景色を見ている。


 先日、走っていたら、前方に、むむむ、と思うような謎の動きがあった。


 なんだか、野生生物がとびはねているような、そんな視覚刺激があったのだ。


 なんんだろうと思って脳のフォーカスを絞ったら、どうも、階段を、ぴょんぴょん跳ね上がっているひとがいる。


 しかも、両足をそろえて、ぴょんぴょんぴょんと跳ね上がっている。


 うさぎとびなんてもんじゃない。

 インパラくらいの勢いで跳ね上がっている。


 なんじゃ、あれは、超人か? と思った。


 私の方は淡々とランニングを続けて、その階段のところにいったら、ふつうの階段にくらべて一段の幅が2、3倍はある。


 ははあ、この階段をあのインパラ兄さんは跳ね上がっていったんだなあと思った。


 豪勢な話じゃないか!


 いい動きを見たなあ。


 なんだか、アッテンボロの気持ちになった。


(クオリア日記)