連続ツイート2394回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。


先日実施した、「大学入試の共通テストに記述式問題を導入すること」に対する意見は、添付の画像のような結果になって、全体の56%が、採点の公平性を懸念して反対、続いて31%が、この方式では学力を養えないから反対という結果になった。あわせて87%が反対している。


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この結果を受けると、もう政府内では実は結論が出ているかもしれないけれども、共通テストの記述式問題は中止する以外の選択肢はないと思う。というのも、「採点の公平性」は、私が今まで観察してきたところによると、日本人がもっとも強く感じる倫理上の「フェアネス」だからである。


理論的な立場からは、「1点刻みのペーパーテスト」で合否を決めることが本当に「フェア」なのかどうかはわからない。識字障害(dyslexia)の方のように、ペーパーテストが苦手で、その分トム・クルーズさんのようなすばらしい才能がある場合もある。しかし、人々の関心は採点の公平性の方に向かう。


私個人の考えでは、「記述式」が実は「記述式」ではないということの方が気になるのだけれども、典型的な日本人の感想としては、そのような探究的視点よりも、そもそもテストの点数が信じられないという方に強い倫理的拒絶感を抱く傾向がある。その点から、今回の「記述式」問題は失格だったのだろう。


ところで、「一点刻み」のスコアを出すこと自体は別に問題はないわけで、アメリカのSATだって「一点刻み」だが、入試判定をそれに依存させないで全体的、総合的にやればいいだけの話である。その意味で、テストの点数自体を段階表示で曖昧にしようとしていた今回の記述式は、そもそも本質を外していた


アンケートの結果にもあるように、「採点の公平性」という典型的な日本人が気にするもっとも重要な点に致命的な欠点がある以上、共通テストの記述式は中止する以外の選択肢はないと思う。一日も早く混乱が終わって、受験生が落ち着いて勉強に取り組めるようになることを願う。


以上、連続ツイート2394回「日本人の大切にする公平性を損なう以上、記述式問題は中止以外の選択肢はない」をテーマに、6つのツイートをお届けしました。