1092回



まことさん



茂木先生

こんにちは。いつも先生のブログを楽しく拝見しています。

23歳の女子大学生です。海外の大学に通っています。来年卒業です。

今までいろんな場所を訪れ、いろんなことに取り組んできました。自分の生まれ育った海でずっと泳いで行く人もいれば、他の海に馴染んでゆく人もいますね。わたしは生まれ育った海に馴染めず、いろんな海を巡ってきました。

いろんな海に飛び込んで、波に揉まれたり、潮に身をまかせてみたりしてきたように思います。ずっと自分の海を探しています。

わたしは最近、今までいた海で溺れかけてしまいました。今はやっと、水面近くに浮上して、息ができるようになりました。そして、これからまた、別の海に行ってみようというところにいます。その海が自分にあった海かどうかはまだわかりません。ただ、今までいた海にいる時間は終わっていくことが分かっているので、新たな海に移ろうという気持ちに突き動かされています。きっと新しい海もきらきらしてるだけではなくて、波が荒れたり、深いところでは思いもかけないような世界が広がっていたりするのだろうと思います。新しく行く海にはどんな潮がながれていて、自分はどこに辿り着くのか、少し不安です。

茂木さんはなにか物事がいっぱいいっぱいになって、溺れるように苦しくなってしまうことはありますか。そんなとき、どうやって再び浮上しますか。そして、馴染みの浅い世界や分野に飛び込むとき、そして飛び込んだ先の自分の行く末がみえず、不安なときどうされていますか。それとも、飛び込む先に陸地がみえないときは、その海に入ることを選ばないのでしょうか?

お返事頂けたら嬉しく思います。

寒い日が続いていますので、お風邪などひかれませんよう、お気をつけてお過ごしください。


ご回答。


素晴らしい文章、表現力ですね!


ここまで、ご自身の内面、経験を洞察して言語化できる方ならば、新しい海に行っても問題はないと思います。


海を泳ぐときに大切なのは、海の様子だけでなく、自分の心、からだの調子と対話を続けることです。


広い海を泳いでいるスイマーは、海のことだけでなく、自分自身のことにも注意を向けているのです。


まことさんに本当の危機が訪れることがあるとすれば、自分の姿が見えなくなるときではないでしょうか。


これからも、自分の息遣い、鼓動に耳を澄ませていてくださいね!

nounandemo
 
脳なんでも相談室へのご相談は、https://lineblog.me/mogikenichiro/archives/1294423.html のコメント欄までお願いします。

よくある相談項目を集めて、回答した本です↓

『すベての悩みは脳がつくり出す』