朝、走っていたら、前の方からおじさまが走っていらした。


右手になにか持たれているから、最初はダンベルかなにかをもって鍛えているのかな、と思った。


近づいてきたら、それはペットボトルに入った褐色ののみものだということがわかった。


色からして、麦茶かなにかだと思う。


そんなに暑い日じゃなかったし、そんなに飲むかな、と思ったけれども、おじさまなりの「セオリー」があったのだろう。


たっぷりはいっていたから、まだ走り始めだったのかもしれない。


走りながら、少しずつ減っていくのかな、と思いつつ、ぼくはわっせ、わっせと走っていって公園の水道で水を飲んだ。


水がはじけて、近くの乾いた地面にあったカタバミのあたりに落ちた。


おじさまのペットボトルの液体がまわりまわってカタバミにおすそわけされたような気がした。


(クオリア日記)