連続ツイート2308回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。


私は、しばしば「長所と欠点が表裏一体になったものが個性である」と言うけれども、脳の回路はまさにそうなのであって、たとえばある能力が少し足りないという場合、脳回路が、その能力に使われない分「開放」されることになる。


ある能力に長けている人は、その分、脳回路をそれに駆使しているわけで、もしその能力のために脳回路を使わなければ、使わない分容量が「開く」わけで、開いた分、他のことに使えるようになるのである。


たとえば、コミュニケーション能力は大切で、さまざまな認知、行動の要素の有機的な結合が必要なわけだけれども、そのコミュケーションが苦手な人は、本来ならばコミュニケーションに使われていたはずの脳回路が開放されて他のことに使えるわけで、実際オタク的能力はそうやって開花することも多い。


能力のバランスがとれていることは望ましいことではあるけれども、時には偏っていることが才能の現れであることもあるわけで、偏っているということは欠落しているものもあるわけで、欠落している分、脳の回路の容量が開放されているのである。


苦手なことがあるということの意味は、脳回路の開放以外にもあって、「望ましい困難」(desirable difficulty)という概念があるように、苦手なこと、困難なあることを乗り越えようとして、その人の独特のアプローチ、方法、「道具」が脳の中で育成されるということがある。


何かが得意な人ならば平気でスルーしてしまうようなステップでも、苦手な人はいちいち立ち止まって苦労しながら先に進まなくてはならない。その過程で、得意な人が思いつかないような発想を持ったり、独自の「道具」を開発したりして、そのことがユニークな個性になることもある。


つまり、脳の良し悪しというのはそう簡単には決められないし、個性は100人いたら100人が正解なのであって、苦手なことがある人は、その分チャンスがある。苦手すぐ近くに得意がある。それを育むのは「空白」であり、「望ましい困難」であるということになる。


以上、連続ツイート2308回「脳の個性は100人いたら100人が正解な理由をかいつまんで言うとこういうことです」をテーマに7つのツイートをお届けしました。

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