967回


めいさん


茂木さん、こんにちは
関西在住、50代女性、幼稚園に勤めています。
最近の社会の流れについて気になっています。

働く女性が増え政策もその方向に進んでいます。
自分を含め、仕事ができる選択肢が増えたことはうれしいことです。

しかし、一方で最近不安になることもあります。
幼い時期に一対一の愛された関係がその後の人生の安定感にとって大切であることが、なおざりにされ、日本はどんな心のありようの人を育てようとしているのか不安になります。

家庭の子育て力の継承が社会の根っこを作ってきた面はないのでしょうか。
経済が潤うことや保育料が無料になることは目に見えて分かりやすいですが、目に見えない大切なことが本当は人を育てているのに、それとは、逆の方向に社会全体が進もうとしていて、子どもを育てる機能まで家からどんどん外に出して大丈夫ですか?どんな未来になるのでしょうか?

専業主婦に「働かないと悪いことをしているように感じる」と言わせてしまうのは行き過ぎではないかと思います。

仕事も子育ても頑張っている方には子育て時間を保障した働き方も選べ、とりあえず簡単に認可して子どもを預かる箱を増やして行くだけでなく、ぬくもりのあるところで子どもたちには育ってほしいと願います。

茂木先生のお話は、いつも分かりやすく、元気が出ます。
脳から見て最近の傾向についてどのようにお考えか伺いたいです。
よろしくお願いいたします。


ご回答


めいさんの言われるように、専業主婦の方に「働かないと悪いことをしているように感じる」と言わせてしまうのは、問題ですね。


同様に、専業主夫の方に「働かないと悪いことをしているように感じる」と言わせてしまう社会も問題なのでしょう。


今のところ、専業主夫の方よりも、専業主婦の方の方が多いのでしょうが・・・。


大切なのは、子どもにとっての「安全基地」をつくることで、そのやり方は多様で深いように思います。


また、ざんねんながら、親御さんにもいろいろな方がいらっしゃいます。中には虐待やネグレクトをしてしまう方もいらっしゃる。幼稚園のすばらしいところは、家庭によってどうしてもばらつきが出てしまう安全基地について、それを平準化して、「最低保障」のような基盤をつくるところにもあると思うのです。


とても尊い、すてきなお仕事をされていると思います。


これからも、子どもたちの笑顔を支えてあげてください!

nounandemo
 
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