夏休みだからなのか、いろいろなところで親子連れで移動しているのを見かける。


 先日、新幹線に乗ろうとしていたら、父親が男の子ふたりをつれて改札に走っていた。


 どうやら、発車時刻ぎりぎりだったらしい。


 走りながら、男の子にきっぷをわたして、「はい、こっちこっち、ついてきて!」と言っている。


 男の子のひとりが、なにしろ父親と旅するのがうれしいらしく、「わーい、わーい」と走り回って、改札にも先に走っていってしまって、また父親の方に戻ってきて、とにかくはしゃいでいて、面白かった。


 ぎりぎりでいそがなくてはいけない、という状況はわかっているだろうに、それよりも旅することのよろこびで弾けてしまっている感じが、かわいいなと思った。


(クオリア日記)