フジテレビ『バイキング』での出演者の方々の発言が炎上しているという記事があった。


まずは、ピエール瀧さんの薬物使用についての「依存症の正しい報道を求めるネットワーク」の活動についてだけれども、ぼくも、薬物使用は刑罰よりも公衆衛生的なアプローチの方が良いと前から考えている。


出演者の方々は、日本の「世論」に寄り添った発言をされているだけなのだろう。逆に言えば、地上波テレビが、(想像された)日本の「世論」に合わせた媒体ということに依然としてなっているのだろう。


その「世論」自体が、最近では多様化しているし変化しているように思うのだけれども。

このままだと、テレビの方がどこかに漂流していってしまうということにならないだろうか。


次に、出演者の方々が「Dommune」をご存知ないという発言の方だけど、これも、確かに地上波テレビの視聴者の方はDommuneをご存知ないという方が多くて、その中で番組が成立しているということなのかもしれない。


それでも、世の中ずいぶん変わってきているし、お茶の間の噂話、雑談として、「Dommuneというのがあるらしくて、それが電気グルーヴの特集をしたら、ツイッターのトレンドで「日本で1位、世界で4位」になったらしいよ、へえ、そうんなんだ、くらいに話してもよいのではないかと思う。


地上波テレビという「油」と、ネット文化という「酢」は、うまく混ぜた方がおいしいドレッシングができると思うのだけれども。


若者の中には、逆にDommuneの方が大きくて、地上波テレビは小さい、というクラスターもずいぶんあるのだから、そこのお客さんは無視していていい、ということだと、商業メディアとしてどうなのだろう。


(クオリア時評)


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