ぼくが通っていた幼稚園は、毎日牛乳代を袋に入れてもっていくのだけれども、普通の牛乳は白い袋に、コーヒー牛乳は赤い袋に入れてもっていった。


 それで、木箱の中に、自分の名前を書いた袋を入れるのだった。

 箱の中をのぞくと、白と赤の袋がならんできれいだった。


 ぼくの母親はなぜか毎日白い袋をもたせて、それでぼくはたまにはコーヒー牛乳を飲みたくてたまらなかった。


 赤の袋を持っていくのがあこがれだったあの頃を思い出す。


(クオリア日記)


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