第561回。


.ichiron16 さん


人が罵り合う時、それはお互いの意見を尊重していない時だと思います。

今日、妹と弟がテレビをめぐってもめていました。口喧嘩は熱を帯びいつしか、聞くに耐えない罵り合いに発展していきました。結局、僕がある意見を出して一応は収まりました。僕は「先にテレビを譲ってあげた方には次にもめた時に自分の意見を通す権利を一回限りで与えたらどうか」と提案しました。この意見に弟が乗って一応は解決しました。しかし、妹と弟はその後もお互いの容姿や知性を悪く言い合うのです。

僕はどうしてこうなってしまうのか、徹底的に考えました。そして気づきました。弟は妹のそして、妹は弟の意見を軽んじているということに。自分の意見と相手の意見を天秤にかけ自分の意見の方が価値があると決めつけているのです。こうなれば、もちろん相手に我慢を強要するようになります。なぜなら、相手の意見は自分のよりも価値が低いと考えているのですから。

しかし、僕は人と話し合う時はまずお互いの意見を尊重し合う立場に立つべきだと思います。そうすることでお互いが納得する解決案を共に考えていくことができるのだと思います。


茂木さんは人と揉める時はどのような立場や前提に立つのが好ましいと思いますか?


ご回答。


このような時、言葉は、感情によって生成されます。

なにか事実や論理があって、それによって言葉の文字列が生成されるのではなく、最初にある感情があって、それに合った言葉が口をついて出てしまうのです。


ですから、対立しているときには、言葉尻をとらえるのではなく、その根本にある感情を見つめて、向き合い、その感情のケアをすることが大切です。


事実や論理的整合性は、大切でも、感情には勝てないことが多いのです。

nounandemo
 
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